三菱商事・小林新体制を支える 管理部門人事が固まる
テーマ:商社二〇一〇年六月二十四日に正式に社長に就任する三菱商事の小林健氏(現常務執行役員)を支える体制が決まった。同氏は四月に副社長に昇格し、本格的に〝帝王学〟を修めることになるが、特に担当経験のないコーポレート部門の体制づくりが注目されていた。
まず四月一日付けで上田良一、矢野雅英、鍋島英幸各常務が副社長執行役員へ昇格する。中でも目を引くのは機械グループCo─CEOの鍋島氏の担当分野で、新しくビジネスサポート部門CEO、広報担当役員、チーフ・コンプライアンス・オフィサー、環境・CSR担当となることだ。
三月まで社内を引き締める同業務を担当してきた取締役副社長執行役員の上野征夫氏(六月に常任監査役就任予定)の仕事を総務、法務、人事各部を担当する取締役常務の伊与部恒雄氏と共に引き継ぐことになる。
鍋島氏は自動車関係のビジネス経験が長いが、社長室会事務局や経営企画部長のキャリアもあり、小林体制を支えるキーマンの一人として今後重きをなすことになりそうだ。
また、取締役常務執行役員の上田良一氏は、副社長へ昇格後も引き続いてCFOであり、連結経営基盤整備担当として一段と財務力強化に努めることになる。矢野氏は副社長へ昇格後も、生活産業グループCEOとして消費市場へのアプローチなどを強めることになるが、新しく国内統括としての担当が加わる。
このように小林新社長を支える骨格が固まりつつあり、中堅社員の執行役員起用と相俟って小林体制下の三菱商事は若返りが進み、環境、新エネルギー、ITサービスなどの事業分野に一段と力が入りそうだ。






