2008-10-09 09:50:04

続投か?交代か?混沌としてきた三井物産社長人事

テーマ:商社

 三井物産(槍田松瑩社長)は10月から古川壽正専務を副社長へ、飯島彰己常務を専務へ、田中誠一常務を専務へ、飯尾紀直常務を同じく専務へとそれぞれ昇格させた。これによって物産は七副社長、三専務体制となったが、このことがさまざまな憶測を呼んでいる。


 物産は伝統的に、最高意思決定機関を会長、社長、副社長、専務で構成する経営会議としているがこれによって“正常”に戻ったことになる。


 ちなみに年齢の違いだけで、副社長と専務は権限的には同格。この9月までは一昨年執行役員になったばかりで、今年の4月常務へ昇格した飯島、田中、飯尾各常務が同会議メンバーとなっていたものだ。


 注目されるのはこれによって



“ポスト・槍田”の候補者が一挙に広がり、ますます混沌としてきたことだ。「なぜこの時期に三常務を専務に格上げしたのか微妙……」(幹部社員)との声もある。


 ポスト・槍田については9月までは副島利宏、吉田元一、井澤幸の三副社長が優位に立ち、中でも経営企画部などコーポレートスタッフ部門を担当している吉田副社長が半歩リードしていると見られてきた。


 ところが今回の人事で資源・エネルギー部門を担当している飯島、人事総務部門などを担当している田中両専務も有資格者として“参戦”する形となった。


 だが、メーカーと違って、特に三井物産の場合、これまで意表をつく人事は、“無名”の清水愼次郎・前社長の場合を除いては極めて少ないのも事実。


 このため田中、飯島両専務の成長を待つ形で槍田社長の退任はもう一年延ばし、2010年春に持ち越すという見方も社内には出てきた。結局、槍田社長の胸三寸にあるということになるが、後継社長人事が波乱含みになってきた三井物産である。

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