アイスランドの火山噴火に伴う欧州便混乱の影響が、新潟県内でも広がっている。

 頭を抱えるのが、欧州への春のコイ輸出最盛期を迎えながら出荷できずにいる養鯉業者。輸出直前はフンによる輸送中の水質悪化を避けるため、5日から1週間程度はエサを与えないが、現状ではエサを与えるか否かの判断ができず、このままだとコイがやせて商品価値が下がる恐れがある。

 小千谷市の養鯉業者「丸与養鯉園」では、毎年欧州方面にニシキゴイを出荷しており、今年も15日に独フランクフルトに向けて2000匹ほどを輸出する予定だった。経営する伊佐和彦さん(48)は、「米同時多発テロの際も出荷が出来ず、秋口の出荷と重なって苦労した。今回も長引けばコイに影響が出るかもしれず、心配」と話す。

 長岡市不動沢の「ニイガタニシキゴイブリーダーズ」でもフランクフルトと英ロンドン向けのコイ300匹が出荷直前の状態で取り置きとなり、その後に出荷する1万匹以上のコイも池で飼育されたまま。

 社長の福島勝己さん(63)は、「毎日航空会社と連絡を取り合い、メールで海外の取引先に状況を報告している。天災なので仕方ない」とあきらめ顔だ。 

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