【カブール=新居益】アフガニスタン国内で行方不明になったフリージャーナリスト、常岡浩介さん(40)について、アフガン北部クンドゥズ州在住の旧支配勢力タリバン関係者は4日、読売新聞の電話取材に対し、クンドゥズ州に隣接するバグラン州の地元のタリバンが、常岡さんをバグラン州内で数日前に拘束したと証言した。

 この関係者によると、常岡さんは現在、バグラン州かクンドゥズ州のどちらかで監禁されているとみられる。

 常岡さんを拘束したタリバンは、拘束の事実をタリバン指導部に報告していないといい、金銭などを目当てに、指導部の指示を受けずに独断で犯行に及んだ可能性がある。

 アフガン国内では、外国人記者や民間活動団体(NGO)職員らがタリバンに拉致される事件が頻発しているが、タリバンの地域指導者が独自の判断で行うケースも多いとみられている。地域指導者は中央の指導部から、十分な資金や装備などを提供されておらず、もともと独立性が高い。

 タリバンのザビウラ・ムジャヘ報道官は4日、本紙に「過去数日間、各地の部隊に日本人を拘束していないか照会しているが、情報は上がってきていない」と述べた。

 日本大使館関係者は4日、本紙に「コメントすることはない」と話した。

 バグラン州は、北部ではタリバンの活動が活発な地域の一つ。

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