まずは自己紹介から | 元・また食べたい京都ラーメン

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予告です。

管理人が糖尿病を患って、糖質制限食を食べているためラーメンサイトとして維持してゆくのが困難になりました。

近いうちにオリーブオイルについてのサイトに模様替えします。過去ログはそのまま残しておきます。

私は京都市内でタクシーを運転する40代半ばの男性です。乗務する日には良くラーメンを食べることから少しばかりその評価をしてみようかと思い立ちました。

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: 2005年4月28日、タクシーを降りました。現在運転手ではありません。
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京都はラーメン王国と言われます。どのくらいラーメン王国かを他の大都市と比較してみましょう。

人口が百万人を超える街は、東京23区を入れて現在13市あります。それぞれの街の名前に「ラーメン」というキーワードを加えてGoogleで検索するわけです。

例えば、"京都 ラーメン"と言った具合ですね。その検索結果の件数を人口で割った数字を"RKI"(Rahmen Kingdom Index:ラーメン王国係数)(笑)と呼ぶことにします。

京都市   147万人 347000件 0.236RKI
福岡市   137万人 282000件 0.205RKI
広島市   113万人 207000件 0.183RKI
大阪市   262万人 430000件 0.164RKI
仙台市   102万人 154000件 0.151RKI
札幌市   185万人 269000件 0.145RKI
川崎市   129万人 188000件 0.145RKI
神戸市   151万人 213000件 0.141RKI
名古屋市  219万人 284000件 0.130RKI
東京都   833万人 979000件 0.118RKI
横浜市   352万人 365000件 0.104RKI
北九州市  100万人  89300件 0.089RKI
さいたま市 105万人  93200件 0.088RKI
               2005年1月10日調査

県名と都市名が異なるか一緒かで多少の振れは出るかも知れません。例えばさいたま市などは埼玉で検索すれば216000件ヒットしますが、埼玉県の人口は703万人ですからRKIは0.03に下がってしまいます。

神戸を兵庫で、横浜を神奈川で検索するとかえってヒット数が下がるという・・・(笑)

平均0.146RKIに対して京都市の0.236RKIが突出しているのがお判り頂けるかと思います。豚骨ラーメンの本場福岡、尾道ラーメンの他地元マニアの多い広島、食い倒れの大阪などが高い数値をマークしています。

このように、京都はラーメン王国と呼ばれるに恥じない実態が存在します。なぜ京都はラーメン王国なのか、それは学生の街であったと言うことも大きな要因でしょう。

そしてもうひとつ、例えば福岡=豚骨、札幌=塩バターや味噌などのように固定された様式を持たないからなのです。

昭和50年代、京都ラーメンの代表格のように言われた天下一品と第一旭を比べてみてもその実態はよく判ります。ピザトーストとクリームパンをして「どちらもパンである」と言っているくらい異なるものでした。

京都にはさまざまな味のラーメンが存在します。そしてネット上にも京都のラーメンを専門に扱うサイトがたくさん存在しています。

しかしながらラーメンという物は嗜好品としての要素が強いものなので、人によってかなり評価が変わるのは当然でしょう。

ですから私も私の感じた味を述べてみます。ちょっと辛口の評価になることが多いかとは思いますが、決してお店を誹謗したりするつもりはありません。

決して誹謗中傷をするつもりがないことの証左として、あらかじめここに宣言しておきます。

40代も半ばになると、若いときに比べて味覚も繊細になり、油と塩、味の素の味がすればOKと言うわけには行かなくなります。サービスについても口うるさいジジイ傾向が自分の中に生まれてきているのを感じざるを得ないのです。

どこかのお店の友達であったり、どこかの店の宣伝を買って出たりしているわけではない、ごく普通にいるタクシーの運転手が感じた京都ラーメンの味を、ゆっくりのんびりご紹介して行くことにしましょう。

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: 2005年4月28日、タクシーを降りました。現在運転手ではありません。
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せいぜい週に1回、ヘタをすると月に一回のアップになるかもしれませんが、のんびりとおつき合い下さい。

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著者: 京都新聞出版センター
タイトル: 京都ラーメン物語