こんにちは!トワノアです。
みなさん、お元気ですか?
9月になって、朝晩はすっかり秋めいてきました。虫の声が心地よい季節ですね♪。
そんな9月最初の土曜日に、大人の社会科見学に行ってきましたよ!
…ということで、ご報告しますね。
行き先は、「石坂産業」という企業。
「古事記のこころ」勉強会でいつもお世話になっている小野先生のご縁で、工場見学をさせていただけることになりました。
石坂産業のWebサイトはこちら↓
皆さんはこちらの企業、ご存知でしたか?
私はこの機会に初めて知ったのですが、いろいろ考えさせられる有意義な工場見学となりました。
石坂産業とは、埼玉県に在する産業廃棄物処理業の企業です。
いわゆる産廃業者というと、世間のイメージはあまり良くないかもしれません。
石坂産業も例外ではなく、埼玉の「産廃銀座」と言われる場所にあり、かつては地域との折り合いも悪く。。
住民運動がおきて「ここから出て行け!」と言われたことも度々あったそうです。
そのような逆境の中、どうやったら地域住民の方々に受け入れてもらえるのか。
どうしたら「地域と共に永続していける企業」になれるのか。
そのために今日まで行ってきた取り組みとその過程のお話を、2代目社長である石坂典子さんがご講話くださいました。
カンブリア宮殿にもご出演されるほど、現在注目のお方。
最近ではなかなかお目にかかれないそうで、貴重な機会をいただき感謝でした。
典子さんは「所沢のジャンヌダルク」とも呼ばれていて、実際、本当にそんな感じでした。
とにかく、カッコいい(笑)。想いも佇まいも、生き方そのものが。
100年続く企業にするためにはどうしたら良いか?
…そのためには、地域に愛される企業とならなければならない。
ではそのためにはどうするのか?
その想い一つで、今日の石坂産業をつくってこられたそう。
”3K”の代表などと言われるこの業界で、「産廃業の社長なんて、女にはつとまらないぞ」
先代の社長や周りからそんな風に言われながらも、これだけの改革をされてこられたのには本当にすごい事だと思います。
そして現在もどんどん会社を成長させている。。
まだまだ埋め立てをする企業も多い中、石坂産業では、減量・再資源化率が95%。
産廃処理を超えて、立派なリサイクル企業です。
ちなみに、工場の中はこんな感じ。
最近では、本業だけでなく地域に根ざした森の保全事業などにも力を入れているそうです。
三富(さんとみ)今昔村
典子さんの言葉で、いちばん心に残ったもの。
『人材教育なくして、企業の存続なし』
『企業は、何のために、誰のために存在するのか。
常にそれを考え、忘れない。』
このふたつです。
企業の社長でなくても、小さな組織でも、個人の生き方でも、とても大切な事だと思う。
すごく、共感しました。
そうそう。
それで、作業着もこだわっていてかっこいい。
カンブリア宮殿を見たときから気になっていて、
すぐにネットで調べました(笑)。
「エシカルファッション」を取り入れているそう。
「エシカル(ethical)」とは、英語で「道徳的な、倫理的な」という意味で、良識にかなって生産・流通されるファッションのことを言います。
ジーンズメーカーの「Lee」とのコラボで、デザインは俳優の伊勢谷友介さんなんだとか。
どおりで(笑)。そりゃあかっこいいワケだ。
私もああいう作業着なら着たいと思いました(笑)
「モノゴトを選択するとき、その背景はどうなっているのか。どういう理念で、どういう場所で、どんな人たちがどんな想いで作ったものなのか。」
想像力を働かせることがとても大切だと。
そんなお話もされていました。
私もとても大切にしている考え方なので、ココにもとても共感しました。
目先のことにとらわれず、30年先のことを考えて行動できるかどうか。
『言うは易し、行うは難し』
だけれど。(苦笑
典子さんから学ばせていただいたこと、私も心に留めるだけでなく、実践していこうと思います。
以上、大人の社会科見学レポートでした〜!