Forbes誌 が、The World's Most Powerful WomenーThese 100 women are running corporations, nonprofits and whole governmentsーを特集してます。企業、非営利法人、政府のトップに立った100人の女性ですが、企業と政府とならび、非営利法人が並んでるのに興味を持ち、どんな人がランキングされてるのか調べてみました。


選考基準は、大きな組織、国家、大企業、非営利法人を経営してるパワフルな女性トップのことで、それを変えている革新的な女性です。


第一位は、ドイツの Angela Merkel首相で、そこにはこんなことがかかれてました。

年初の支持率80%が56%まで落ちピンチのうえ、医療制度改革、付加価値税の引き上げと先に難関が待っているが、微かな望みがあり、それは5年の不況が終わり、今年は2%の成長が見込めることです。


そこで、まず経済再生計画に取り組み、実現のためにアメリカ経済との関係を強める作戦です。その内容は
・バイエルン州の研究開発とハイテク技術をシリコンバレーのようにする
・過剰投資だった不動産市場を再生(アメリカのファンドの投資、日本でやったのと同じ)
・ドイツとアメリカの貿易は、年1000億ドルをこえ、アメリカはドイツの2番目の貿易相手国、ドイツはアメリカの5番目の貿易相手国、ドイツのアメリカへの投資は2000億ドル、アメリカのドイツ投資は1000億ドル、2002年にドイツの3400社の投資はアメリカで80万人の仕事をつくり、アメリカ企業1400社のドイツ投資は48万人の仕事をつくった、こうした関係を一層進める
・メリけル首相は今年の5月、6月に訪米し、ひそかにコカコーラ、GE、ゴールドマンサックスのトップと会談、産業界へアプローチ
・イラン核開発問題ではアメリカと同盟


前任のシュレーダー首相が反アメリカ政策をとりぎくしゃくしましたが、東ドイツ育ちのメリケル首相が、アメリカよりに180度方針を変えたのが面白い点です。アメリカをパートナーとして経済や社会の構造改革を進めるのは小泉首相と同じです。


メリケル首相は、利権や既得権が大嫌いで、しかもアメリカ型市場経済を導入して遅れていた構造改革を進めるのは、まるで5年おくれの小泉さんです。


こんなパワーが評価されて1位になりました。小泉さんがアメリカに好かれたように、メリケル首相も好かれ、期待されてるんでしょう。


アメリカの企業は、この10年間日本で稼ぎましたが、次はドイツなんです。


100人の内訳は、三分の二ぐらいがビジネス部門の女性で大企業のトップ経営者です。メディア、新聞・雑誌、金融、小売などのサービス業が多く、製造業では食品などの消費財企業です。こうしたところが女性トップ向きなんだと納得しました。10年前に、女性にはガラスの天井がありトップにはなれないといわれてましたが、女性でもトップになれる時代になったんだと強い印象を受けました。


次に多いのが政治家、大統領(フィリピン、チリー、フィンランド、アイルランド、ラトビア、リベリア)や首相(韓国、ニュージーランド、バングラデュシュ、ジャマイカ、モザンビーク)、大臣(フランスー通商相、国防相、イスラエルー外務相、ギリシャー外務相、ナイジェリアー外務相)で、ここも様変わりです。


非営利法人では、ゲイツ財団のメリンダさん、フォード財団、アフガン独立人権連盟など、まだ数は多くいませんが、これから女性がトップに立つ成長部門でしょう。


フォーブスの特集には、100人の顔が順番に出てくるページがあります。順番に見てゆくと、30年間闘った影が見られるもの、女優じゃないのと思えるほどの天から二物を与えられたもの、じみ派などいろいろですが、どれにもどこか味があり、おばさんですが美しく見えました。


日本でも10年後にこんな観察ができるようになるんでしょう。

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ビジネスウィーク8月7日号 は、恒例の6回目のブランド価値額ランキングtop100を発表しました。トップ10は下記。
1 Coca-Cola
2 Microsoft
3 IBM
4 GE
5 Intel
6 Nokia
7 Toyota
8 Disney
9 McDonalds
10 Mercedes-Benz


トップ5は常連で、コカコーラが670億ドルで8兆円、マイクロソフトが570億ドルで6,8兆円、IBMが560億ドルで6,7兆円です。


一年で最もブランド価値が増えたのが24位になったグーグルで、120億ドル、1,4兆円で、46%もブランド価値が増しました。2位がスターバックスの20%増、3位がeBayの18%増、反対に減った1位がGapの29%減、2位がフォードの16%減、3位がコダックの12%減。


この評価額は、ブランド価値の評価では定評のあるインターブランド社の手法で行われており、「現在の売上高のうち、ブランド力でどのくらい獲得したか」(同業比較でブランドの稼ぎを計算)「将来の収益見込額を現在価値に換算」(ブランド力というよりも、会社の成長力評価です)などして計算してるらしい。


ブランド価値は、無形資産の「のれん」のことですが、「将来のキャッシュフロー創出能力」のことで、計算法については定番はありません。日経が計算した日本企業の額を較べると、B.Wの方が、約半分で、トヨタ6,9兆円→3,4兆円、任天堂1,9兆円→8000億円という具合で、厳密な計算になってるんでしょう。


ブランドと聞くと、グッチ、シャネル、ルイビトン、プラダ、ブルガリ、ティファニーなどを想定しますが、これもベスト100社に入ってますが、産業で最も多いのが自動車の12社で、意外です。


さらにコンピュータやネット産業で、ハード、ソフト、サービスをピックアップすると、下記のように22社になり、トップ10に入ってるマイクロソフト、IBM、インテル、ノキアの4社を入れると26社にもなり、四分の一は、情報産業です。
13 Hewlett-Packard
18 Cisco
20 Samsung
24 Google
25 Dell
26 Sony
29 Oracle
34 SAP
35 Canon
39 Apple
44 Siemens
47 eBay
48 Philips
49 Accenture
50 MTV
51 Nintendo
55 Yahoo!
56 Xerox
65 Amazon.com
69 Motorola
70 Kodak
77 Panasonic


シティ、JPモルガン、ゴールドマンサックス、メリルリンチ、アメックスなどの金融も、ブランド価値の高い産業ですが、なんといってもブランド価値が大きいのが、情報産業になってしましました。将来のキャッシュフローを稼ぐんですから、当たり前のことなんですが。


実は、情報産業は、社会貢献や社会起業に熱心な産業です。成長力がある、収益がよく余力があるからですが、社会を変える心が同じだからでもあるでしょう。ネットワークを形成する点も似てます。紙の表・裏の関係にあるんです。

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SPA編集部からメールがきて、慈善事業を記事にするのでインタビューしたいというので、都心に出たついでに浜松町の編集部を訪れ、1時間半ぐらい話してきた。


とても広いテーマなので、ビルゲイツが財団経営に専心する話、ウォーレン・バフェットが、ゲイツ財団へ300億ドルを寄付する話、ebayの創業者ジェフ・スコールが、社会起業家を支援し、ハリウッド映画をつくって社会を変える事業を始めた話など、このブログに書いてあるようなことを話した。


この雑誌、20~30才代の男性が読む雑誌で、グラビアアイドルの写真をすぐに連想するが、最近では、社会性の強い話題も記事にしてるらしい。


今度の企画は、ビジネス欄で社会セクターの事業が成長してきたことを記事にするのが狙いなので、ビルゲイツの生き方の変化について話題を絞り、若い人の刺激になるように話したのだが、そのまま記事になっている。近日中に発刊。


こうした記事を読み、なるほど、そんな変化がアメリカに起こってるのかと知り、若い人が、ライフスタイルを変えることに挑戦して欲しいと願ってる。

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Innovation Champions

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ビジネスウィーク、6月19日号 に「Innovation ChampionsーMeet 25 innovators building cultures of creativity that are driving change in the corporate world 」が特集されている。


これが大変面白い記事で、
・アメリカの大企業では、CEOのもとに「創造企業文化」をつくる特別チームがで

 き始めてる
・チームリーダーは、女性が多い
・こうして、企業内での創造活動を、稀なことでなく、日常的なことにする


これをやって成功した25人(ビジネスウィーク誌編集部が探してきた人)にインタビューし、記事にしてる。創造の概念が、常識より広く、女性が主導してる話が面白かった。


アメリカでは、大企業の中に「創造企業文化建設」チームをつくるのが流行である。「シックスシグマ」(品質管理技術)は、中国やインドへのアウトソーシングで、もう競争力を保証せず、イノベーションこそが、競争力をつくりだす通貨になるからだ。


チームの仕事は
「イノベーションを、稀なことでなくルーティンワークとし、辺境で起こることでなく、

 中央で起こることにし」
「臆病を払い、社内をエクサイティングにし、教育し、(人材を)雇い、鼓舞し、お

 だてて、(アイデャイアを)採用し、ワイロで買収し(成果報酬を与え)、罰を与え

 て、創造文化を浸透させる」
「オープンソースなアイディアマシン」
「グローバルなエンジニアとトレンドスポッターのネットワークをマネジする」
「消費者ニーズに出会うようにする」


チームは、革新を作り出すコミュニティだが、博識の集団で、一人一人に多彩な才能があるうえ、右脳と左脳の両極を使って考え、電子工学の教育を受け、さらにMBAでもある。


このチームのトップは、C-suite" manager(スイートルームで陣取るクリエイティブチームのマネジャーぐらいの意味だろう)と呼ばれ、呼称は
・chief marketing officer
・chief innovation officer
・director, design and brand experience
・forward-thinking leader
・top Champions of Innovation


奇想天外な肩書きであるが、三つの特色があり、
1、デザインとユーザーフレンドリーの言語を話す
2、CEOからの強打と委託を、創造性企業文化開発のドライバーにする
3、7割、25人のうち17人は女性


創造性開発のマネジャーが女性向きとは目から鱗であるが、そうなる理由は、私見ではこうだ。
1、創造力を、デザインやマーケティングで発揮するので、女性でも勝負できる。

 創造開発を、男性社会の技術や研究開発だけで狭く考えるのでなく、もっと広

 い分野をも対象としてるから、こうしたことが起こる。
2、男がつくった製造業で形成された古い秩序を混乱させ、破壊して創りなおす

 のが仕事なので、これも女性向き。
3、古い企業を子供にたとえると、なだめすかし、怒ったり、おだてたり、激励した

 りするのは、まるで母親の仕事で、こうした点でも女性の仕事。
4、自ら画期的な商品を開発するだけでなく、そうしたことが起こる環境を企業内

 につくるのも仕事なので、きめ細かい目線の女性には、得意なことだ。


17人の女性の写真が出ているが、それから見ると、どこにでもいそうな顔で、普通の感じの人である。彼女たちが使った具体的なツールキットは、25人の成功物語に出てくるが、5人だけ例示するとこうである。画期的な技術開発による創造ではなく、ありふれたことを、遅れた硬い企業文化の中で、非常識にも実行したことから生まれてくる創造性で、女性ならではのことである。日本でもできそうなことなので、タイムラッグをともなって、起こるだろう。


・Kellogg の、Senior vice-president, global supply chain、Donna Banksは、ケロッ

 グでの創造開発の先駆者。ローカロリーフードのへの消費者の関心をつかま

 え、低カロリースナックを開発し、ネットセールスの割合を、5年で倍増。


・ユニリーバのInnovation champion、Sarah Lloyd Jones は、ピラミット型のティ

 ーバックを開発して25%以上のシェアを獲得、ユニリーバの凡庸な創造性をク

 リエイティブなものに変える開拓者になったが、パーソナルなライフスタイルでも

 革新的で、週5日のうち、4日を圧縮して働き、残る1日は、心理カンウセラーと

 して非営利事業で働いてる。


・Procter & Gamble のClaudia Kotchka は、太陽の光が好きで、サンカラーの服

 を着ているほどである。冬には、シンシナティ(本社)の吹きさらしが嫌いで、フ

 ロリダから通勤してる。彼女のサンカラーが、デザインに革新を起こし、企業文

 化を暗から明に変えた。


・Coca-Cola のExecutive vice-president, marketing, strategy & innovation、

 Mary Minnick は、コカコーラは創造性ではペプシに劣っていたが、日本法人を

 率いていたとき、飲み物の風味を健康志向で美容向きにかえることを素早くつ

 かんだが、現在、それを世界中でやっている。(健康で美容によい商品開発の

 日本市場のすごさを物語る話)


・Citibank のChief innovation officer、Amy Radin は、主催してる創造チームの

 なかで、灰色で単調なウォール街の文化を、シリコンバレー風なカラフルで可

 動家具つきで、ホワイトボードもあるものに変えることを議論している。彼女が

 いるオフィスは、シリコンバレー風だが、これが、ウォール街文化を崩壊させる

 ために最初にやったことの一つだった。


女性は、妥協や調整が嫌いで、新しい文化を持ち込んで混乱させても気にしない。伝統的なやり方では非常識だが、平気である。こうして女性が、創造文化の発火点になっている。


ビジネス・ウィークのこの特集は、それ自身で面白いが、ブログに書いたのは、社会起業家の話しと大変似ていると思ったからである。旧弊を破壊し、新しいものを創造するのは、どこでも同じことで、アメリカの大企業では、いよいよクリエイティブな企業文化の創造を開始し、一方、公共サービスの分野でも、社会起業家が、新建設を始めてるのだ。

タイム:世界の100人

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毎年恒例のタイム誌「TIME 100: The People Who Shape Our World」が、発表されました。ウェブサイトはここ 。アメリカ人は、今、こんな人に注目してる。


日本からは小泉首相が入ってるが、日本からはこれだけ。ドイツの Angela Merkel(女性首相)も入ってます。小さな政府に遅れたドイツを一挙に改革すると期待されてるんでしょう。


アメリカでは、ブッシュ親子、クリントン夫妻、マケイン上院議員、ライス国務長官、このあたりは予想内ですが、ゴアも入ってます。まだ、相変わらずの人気なんです。


映画俳優では、George Clooney、Hollywood's Man of Mystery、人気俳優の枠にとらわれない活動が、ハリウッドで「クールだ」と尊敬されてる。女優では、Meryl Streep、You Should Hear Her Sing ですって。


変わったところでは、Kerry Emanuel、The Man Who Saw Katrina Coming 、M ITの空電研究者で、カトリーナ襲来を予想しましたが、気象学者でないのが面白いところで、こんな人、いたんですね。


産業界からは Anne Mulcahy、53才、2001年にゼロックスのCEOになりましたが、、HPのカーリー・フィオリーナーが消えたあと、今度は彼女だ。美人。(女性の写真、フィオリーナーにそっくりなのが面白い)


U2の Bono もいますが納得、ドイツのベッケンバウアーもいますが、今年、ワールドカップの年ですから。イスラム原理主義者も何人か入ってるのは、時代でしょう。


アジアからは、Jigme Singye Wangchuk、ブータン国王、これは意外です。Pervez Musharraf、パキスタン首相と、Wen Jiabao、中国首相は、選ばれたのがわかります。


社会起業家も入っており、こういうのをみると、このコンセプト、アメリカでも確固たる地位を獲得しました。
★Vikram Akula
インドのベンチャーキャピタリスト、1日2ドル以下で生活してる8億人の貧困層を自立させるために、マイクロファイナンで事業を起こす活動をやってます。よく知りませんでしたが、アメリカで、今注目の人らしい。


★Bill & Melinda Gates、Giving Money and Hope to the World
ウィンドウズで選ばれたのでなく、世界の疫病と貧困を撲滅する財団活動で選ばれた。


★Jeff Skoll、The Maker of Take-Action Movies
このブログでも何度か書いたebayの創業者で、スコール財団による社会起業家支援事業をやってますが、映画制作でも、クルーニー映画のプロデューサーとなり、シリアナなど社会派映画を製作。


起業家→社会起業家に転じた二大巨人は、ゲーツとスコールで、こうした点の先人です。


ITとネットビジネスで登場するのは、Web 2.0 companies(ウェブサイトに人々を引き付けるソフトウェアを開発した会社)で、スカイプ、フリッカー、ウィキペディア、グーグルを創造した人たちです。

★The Skype Guys、Telephone Revolutionaries
Founders of Skype Niklas Zennstrom, Janus Friis、前者が39才、後者が29才、昨年、eBayへ26億ドルで売却して長者になった。


★The creators of the website Flickr、写真ブログサイト
Caterina Fake、37才のアーチスト・プロデューサーと、その夫の Stewart Butterfield 、33才の夫婦がつくったサイト。

Flickr は、2004年に誕生、300万人が投稿し1億3000万枚の写真が登録されている。

創業から16ヵ月後、Yahooが、3000万ドルで買収。ウェブ2.0カンパニーは、創業にカネがかからず(頭脳がつくり、流通には、ただみたいなインターネットが使えるから)、友人やベンチャーキャピタルから小額を集めて始めたが、それがこんな高額で売れたのが話題になった。

ただ、写真を保存しておくだけのサイトでなく、写真を介在したSNS、いろんな仕掛けがあり、そこが競争力になってます。

アーチスト・プロデューサーにとっては、本業の延長の仕事ですが、現在、写真や画像の検索エンジンをつくる競争が行われており、こうしたトレンドに乗ったのが幸運だったのです。


★Jimmy Wales、online encyclopedia
The (Proud) Amateur Who Created Wikipedia(男性の写真、オラクルの創業者エリソンに似てる))

Wales, 39才、元オプション・トレーダー。1999年に創業、wiki は、ハワイ語でquick。ブリタニカの10倍の情報量になっており、情報は増殖中。

インターネットだからできる平等主義のチャンピオンと言われ、自分自身のことを、「反エリート主義者」でなく、「反資格主義者」だと面白いことを言っている。権威主義に反旗を翻してる姿は、さわやかです。

こういうのをつくるのは、背景に強烈な信念や思想があるからできることで、アマチュアでもプロフェッショナルと同様に貢献でき、インターネットだと、どこからともなく才能が出現することを証明した才人、21世紀の最もパワフルな産業モデルを示したと評価されてます。


★Omid Kordestani
グーグルの 国際部門と開発部門担当の senior vice president、42才。
グーグルの創業者は、Sergey Brin と Larry Page 、CEO はEric Schmidt、しかし、選ばれたのは彼、98年の創業1年後に入り、検索エンジンを事業にして、グーグルブランドをつくった、the main brains behind Google's innovative。へぇ~、やっぱり影の実力者がいたんだ。


マイクロソフトとアップル、ネットスケープ、リナックス、アマゾン、eBayの次ぎがこれで、次の次に、何が出てくるんでしょうか。


以上で、20数人、半分以上は、知らない人でした。アーチスト、作家、思索家、ミュージシャン、プロスポーツ選手、ジャーナリスト、判事、金融人、事業家。。。世界をつくる100人には、時代を反映した人々が、次々に登場してくるので、追っかけるだけで大変です。


これを見て、日本は、この波動から取り残されてる感じが強くしました。寂しいことです。世界第二位の経済大国だというのに、世界を変えるという大望が足りないんだ。

フォーブス誌恒例のランク が、3月9日に発表された。2006年ランクに入ったのは793人で、3年前の476人に比べ大幅増、世界のどこでも株式市場が好調だったので増えた。

793人のうち、アメリカが371人で第1位、2位がドイツの55人、以下、ロシア33人、日本27人、英国24人と続く。アジアからは、インドが23人、中国が8人というぐあいである。


アメリカのビリオネアー371人の大方は、父祖、父の代に、重化学工業やサービス業で財をなし、妻、子供、孫に相続したものである。

その中で、ソフトビジネスと金融(投資ファンドの運営者が多い)、不動産、娯楽ぐらいが、初代の起業家が、自ら創造した富である。


下記のランクは、私の興味から、500位の範囲内でピックアップしたアメリカのソフトビジネスのビリオネアーである。
これをつくったのは、こうした人が、社会起業家を支援しているからで、社会起業家支援者のランクでもある。こうした個人の金持ちの支援があるから、社会起業家の事業は隆々と進む。


今年から、日本でも株式相場は活況をていし、ソフトビジネスで、長者が増えるが、こうした人が、数年後には社会起業家を支援してくれるのではないかと思う。


ソフトビジネスのビリオネア:順位は、フォーブスの順位
1 William Gates(50才) 500億ドル
 このほか、290億ドルは、既にBill & Melinda Gates Foundationへ寄付されて

 いる。

6 Paul Allen (53才)220億ドル
 Microsoft cofounder、病気のために、1983 辞任、Paul G. Allen Family

 Foundation は、教育、アート、サイエンスに寄付。

12 Michael Dell(41才)171億ドル、デルコンピューター

15 Lawrence Ellison(61才)160億ドル、オラクルの創業者

24 Steven Ballmer(50才)136億ドル
 ビルゲーツのハーバード大学時代のクラスメート、マイクロソフトを創業

26 Sergey Brin(32才)129億ドル
 グーグルの創業者、ロシア移民、10億ドル以上の株式を売却済み

27 Larry Page(33才)128億ドル
 グーグルの創業者、10億ドル以上の株式を売却済み

43 Pierre Omidyar(38才)101億ドル
 ebayの創業者、フランス移民、Meg Whitman に経営を任せ、ベンチャーキャ

 ピタルに専念、Omidyar Network は、無数の非営利、営利ビジネスへ寄付をし

 ている

114 Jeffrey Skoll(41才)50億ドル
 ebayの初代社長、現在第2位の大株主、カナダ人、現在は経営から離れ、映

 画に関心を持ち、エグゼクティブ・プロデューサーとなって、George Clooney

 films(シリアナなど)を制作

147 Jeffrey Bezos(42才)43億ドル、アマゾンの創業者

140 David Geffen(63才)44億ドル 、ドリームワークスの創業者

140 Steven Jobs(51才)44億ドル、アップルの創業者

194 George Lucas(61才)35億ドル、映画制作

(221 Masayoshi Son 31億ドル )
(224 Hiroshi Mikitani 30億ドル)

240 David Filo(39才)29億ドル、ヤフー創業

245 Steven Spielberg (59才) 28億ドル 映画制作

317 Jerry Yang(37才)24億ドル、ヤフー創業、台湾移民

前回の「社会責任企業ランク」で、社会責任行動は、「社会のムードでやるようなことでない」と書いたところ、えりこさんから、ムードでも企業はやるようになるとコメントをいただきました。


確かに、こういうことは起こりますので、社会のトレンドが変わることは大切です。企業が、ムードに触発されて新しいことをやるのは歓迎です。


しかし、その先が問題です。企業の道楽になって、入り口にとどまってしまうのか、深くずっと奥まで行けるのかが問題です。聡明なCEOなら、独特の企業理念に取り入れ、ずっと先まで行ってしまうでしょう。あるいは、その企業固有の事情があれば、どんどん進化して行きます。


フォーチュン・ランクに登場した企業は、社会責任行動を企業固有の事情と融合させて、社会責任行動をどんどん進化させて行ったところだろうと思ったのです。


さて、フォーチュン・ランクの最後で、品質に関するランクです。これ、アメリカならではのランキングで、このランクをつくった経営の専門家の好みは、こんなところにあるのかと凝視してしまいました。


日本では、登場するだろうハードウェアが絶無なのが面白い。品質といっても、サービスのそれのことなのです。こういうのを見ると、アメリカ経済は、ソフト産業主力に経済になってしまってることを実感します。


Quality of products/services :
1 Nordstrom
2 United Parcel Service
3 Walt Disney
4 FedEx
5 Procter & Gamble
6 New York Times
7 UnitedHealth Group
8 Polo Ralph Lauren
9 Herman Miller オフィス家具
10 Anheuser-Busch

社会責任企業ベスト10

テーマ:

フォーチュンランクで、社会責任をはたしているベスト10がこれ(下記)。

社会から最も尊敬されている企業と聞くと、このランクを思い出すが、ランクを見ると、業種にかたよりがある。


特色は、環境汚染の業種(製紙、石油精製、タバコ)、環境コンシャスな消費者を顧客にした小売業、地域会社(電力とガス)である。どれも、社会責任を果たす動機が明確で、やることがはっきりしている業種である。


フォーチュン以外の同様なランクでも、同じような傾向が見られる。こうしたことから、企業の社会責任行動は、企業論理のなかで、動機に必然性がないと、進まないことを思わせてくれる。社会のムードでやるようなことではないのだ。


Social Responsibility :
1 United Parcel Service
2 International Paper 製紙
3 Exelon 地域電力・ガス
4 Chevron 石油
5 Publix Super Markets 食品・ドラックストア
6 Weyerhaeuser 製紙
7 Starbucks
8 Walt Disney
9 Herman Miller オフィス家具
10 Altria Group 食品のクラフトとタバコのフィリップスモリス、ステークホルダー

           に丁寧な説明をしているのが評価されている

才能をうまく使う企業

テーマ:

フォーチュンリストで、社員の才能をうまく使ってるベスト10がこれ(下記)。

典型的な大企業でランクにのっているのは、GEとP&Gぐらいで、あとは新しい企業が多く、また、サービス業が多いのが特色である。


このランクを見て、私は、なるほどそうなのかと納得したが、単純で明確な経営方針、独特な企業文化の存在、現場主義、社会を創る意気込み。。。などを思った。


カネが、才能を発揮させるのでなく、企業文化が、才能を発揮させるのだが、グーグルのホームページに「グーグル文化」があり、カフェ ”チャールズ・プレイス”で、自由に座って雑談しアイディアを交換したり、ハイアラキーの文化でなかったり、サーチエンジンを現地化するために100カ国以上に進出し、ローカルスタッフをかかえてるので、多国籍、多言語の国境のない文化だと、自慢げに書いてある。


こうしたグーグル・カルチャーが、才能を発揮させている。


独特な企業文化 → 社員のやる気を起こさせる → 社員の脳を活発に働かせる → 創造力にあふれた商品やサービスが開発されるという流れは、最新のアメリカの経営学の先端にある考え方である。クリエイティブ産業が、主力の経済になるとこうなる。


企業文化が、モチベーションを高めて才能を発揮させる点は、社会起業に似ている。


Employee talent :
1 General Electric
1 Procter & Gamble GEと同順位
3 Google
4 UnitedHealth Group
5 United Parcel Service
6 Exelon
7 Starbucks
8 FedEx
9 Anheuser-Busch ビールのBudweiser
10 Nordstrom

* Exelon
シカゴの電力とガス会社、イリノイとペンシルバニアの520万人に供給、地域社会を反映した企業文化がある


先週末、恒例となっているフォーチュンの尊敬される企業ランク2006年版 が発表された。(ベスト20のランクは末尾)


日本の新聞にはトヨタがベスト10に入った(ハイブリッドカーが評価された)と話題にしてるが、フォーチュンのウェブサイトに速報が出ているので、感想を何回かに分けて書いてみる。


まず、「尊敬される」ということは何なのか、そんな定性的なことをどうやって数量化したのかである。

フォーチュンは、Hay Group(日本では人事コンサルタントで有名) と提携し、ヘイが数量化の作業をやったが、ヘイは、2001年からこれをやっている。


売上高で1000社をピックアップ、さらに60以上の産業毎に10社をリストアップ、8項目でスコアリングをやって、ベスト20をつくり、303社の点数をつけた。


それはヘイのコンサルタントが、1万人の経営者、ディレクター、セキュリティー・アナリストにたずねてつくっている。このランクは、アメリカの1万人の経営の専門家のアンケート調査なのだ。


8項目は、Innovation 、People management( Employee talent)、Use of corporate assets 、Social responsibility 、Quality of management 、Financial soundness 、Long-term investment 、Quality of products/services 。


これ、優良企業の評価項目とほぼ同じで、尊敬とはベストのことである。


★the 20 most admired companies
1 General Electric
2 FedEx
3 Southwest Airlines
4 Procter & Gamble
5 Starbucks
6 Johnson & Johnson
7 Berkshire Hathaway 損害保険
8 Dell
9 Toyota Motor
10 Microsoft

11 Apple Computer
12 Wal-Mart Stores
13 United Parcel Service
13 Home Depot
15 PepsiCo
15 Costco Wholesale カリフォルニアで生まれたディスカウンター
17 American Express
18 Goldman Sachs Group
19 Intl. Business Machines
20 3M