BSフジ

テーマ:

今日、BSフジ、プライムニュース(夜7~9時)で社会起業家を取り上げてました。副題が新・資本主義、日本経済の再生で、社会起業と資本主義の相関関係が論じられるのだろうと思ってみました。


出席者は米倉一橋大学教授・イノベーション研究センター長、フローレンスの駒崎さん、ACEの岩附さん(岩附さんはよく知りませんが幼児労働問題をやっているNPOです)。


フローレンス、ACEの事業を説明し、社会起業家としてグラミン銀行のユヌス、アショカのドレイトン、ルーム・トゥ・リードのジョン・ウッドの解説をしてました。入門編の内容でした。


このブログで書いているようなビルゲイツの創造的資本主義論のような話はなく、期待外れでしたが、一方、2時間も社会起業家がテーマになるなんてこのコンセプトが広がってきた証拠だと思ったのです。


いいトレンドですね。

AD

市議会議員大学院生

テーマ:

Asahi.com が市議会議員・区議会議員が大学院へ通っていることを記事にしてましたが、こんな記事です。


・動機は、政策立案の力をつけたい
・色々な立場の人と交流したい
・大学は、立教大大学院21世紀社会デザイン研究科、明治大大学院ガバナンス研究科、同志社大大学院総合政策科学研究科、大阪市立大大学院創造都市研究科、早稲田大大学院公共経営研究科など
・授業時間は、平日の夜と土曜日なので議員活動に支障ない
・授業に出てくる他地域のケーススタディが役立つ、視野が広がる
・支援者から「地域で顔を見なくなった」、区議の中には「生意気だ」という人もいる


私もこうした議員に何人も会ったことがあります。会う前は、公費をもらってるんだから、学ぶ時間があるなら働けと批判的にみてましたが、会ってみると印象は変り、若手の市民派の議員で、やる気があり、脳が活発な人で、こうした人が増えれば地方政治が変ることを直感しました。社会起業家精神のある地方政治家です。


それで、ソーシャル・イノベーションを実現するには、こうした若手の議員が増えて、公民起業家(起業家精神のある役人、これは潜在的にずいぶんいます)、社会起業家の三者がパートナーになることの大切さに気づきました。この中で一番足りないのが議員なので、活発な若い人に会うと、君、議員になったらどうか、年収は1500万~2000万円と高く、同期の数倍ですよとすすめたのです。


正論的に言えば、生活の現場に下りて問題を摘出し、即座に政策にせよですが、まだ知識が不足してたり、考える力が十分でない、そこでトレーニングしようでしょうで、動機はまともです。


小泉さん、安部さんで、中央の政治はずいぶん変りましたが、まだ地方がだめで、相変わらず税金への依存体質のままです。そこで大学院生議員に期待したいのです。遠回りにみえますが、地方政治を変えるには早道ではないかと思う。地方議会が、改革派の手に握られたときが、日本がほんとに変り始めたときだと思いますが、5年ぐらいででそんなときになるといいなと思ってます。

AD

神戸市会議員・井坂信彦

テーマ:

昨日の6日(日)午後、「あなたのまちは何色ですか」という地方政治を考えるイベントがあった。
明治大学大学院公共政策学科有志が主催し、場所は、御茶ノ水の明治大学アカデミーコモン2F、「市民・自治体・議会を串刺しにして市民型にする会」で、北川前三重県知事のマニフェスト講演や改革派の市議会議員がパネリストに参加するというので聞きにいった。


大学院の学生が、こんな実学を自主的にやるのは、すばらいいことだ。主催者の一人は、若い区会議員で大学院生でもある。へぇ、斬新ですね、と驚いたのである。

井坂信彦さんは、そこに登場した神戸市会議員で、「こんな人が市会議員になる時代なのか」とこれにも驚いた。


年は31才、東京生まれで、戸山高校を出て京都大学総合人間学部卒、新神戸のベンチャー企業「魔法株式会社」(ゲームソフトメーカー)に入社した。神戸にあこがれていたらしい。
神戸空港建設の賛否を問う住民投票条例が議会で否決されたのをみて、とっさに議員になることを思いつき、99年、25才で神戸市議会議員4位当選(4900票)、2003年はトップで再選(8700票)。無党派議員5人で会派をつくり幹事長をやっている。
井坂さんのブログ はここ。


シンポジュームで、「市民と行政、議会との協働事業は」と問われ、「神戸に汚染で有名な川があったが、市民が浄化活動をはじめ、今ではアユがすめるぐらいのきれいな川になった。そこで、市は川岸を整備して風景を整えた。市民が先にやり、それに沿って市が登場するパートナーシップがよい」、共同事業における世代交流はと聞かれて、「若い人は、私みたいに議員になることです」と答えた。答えは鋭く、的を射ていた。頭のよい人で、政治家はこれでなくては。


市民社会になると議会も市民議会に変わる。北欧では、既に市民議会になっており、兼業議員が多いので、議会は夜間に行われる。議会の立法機能も強いらしい。アメリカの地方議会は、今、この北欧型を学んでいるとブログに出ていた。


日本でも地方議会が、既得権議会から市民型に変わるのは間違いないトレンドである。しかし、変わる順序は、市民 → 自治体 → 地方議会だと考えており、それは5年以上も先のことだろうと思っていた。
それなのに、こんな人が議員になっているなんて ! もう、日本もそんな時代になってるんですね。


神戸市議会議員は、月給88万円、年収1056万円、この他月38万円、年間456万円の調査研究費が出るが、これは領収書がいらず、なんに使ってもよく、合計1500万円の年収である。これが大都市になると、2000万円近くになる。


シンポジュームで出た意見は、議会は、首長に同意するだけで、立法機能が弱いが、スタッフが議会事務局だけなので人員が足りず立法を提案できない、そこを改善しなくては。。。と、袋小路に入りこんだものばかり。専門能力のあるスタッフが足りないなら、ボランティアでやればいいんです。北欧がそうで、これ、社会起業文化である。


大学院で公共政策学を学んでいる20才代の若い人は、議員を目指したらよい。1500万円の年収ですよ、企業に入ったのにくらべ3倍、実力のあるボランティアを結成して、条例をつくったらいいのです。

AD

マンモス市議会のリストラ

テーマ:

徳島県吉野川市(人口5万人弱)議会は、定数22人なのに昨年10月に3町1村が合併したので、在任特例(旧議員は合併後2年間は議員でいられる制度)で旧町村議60人のマンモス議会となっていた。それはおかしいと市民団体が立ちあがり、署名運動により市議会の解散請求を問う住民投票 が4月24日行われ、賛成93%でリコールが成立し、議会は即日解散、22人を選ぶ選挙が行われる。


市民グループ「市議会解散を求める会」のメンバー(会長は元高校教諭の松本卓可男さん)は「民意を無視しつづけた市議会を、住民の力で解散させることができた」と喜んだ。平成の大合併により在任特例を適用した議会で、リコールが成立したのは全国で5例目。


さて、この出来事の論点1は、在任特例のマンモス地方議会の例はたくさんあり、そこで同様なことがこれから起こるかどうか。数百の対象で5例だと臨界点を越えたとはいえないが、トレンドは起こりそうで、市民のパワーが爆発する。


論点2は、市民活動の実力、なかでも老人パワーの革新力のすごさである。徳島新聞の記事では、この市民団体の会長も事務局長も60才代の老人で、老人パワーが牽引した市民活動だった。老人は、元気で革新的な存在であることを示した。


論点3、これが大切なことであるが、新しく選任される議員で、「市民議会」ができるかどうか。60人をリコールしたのは破壊であるが、今度は創造がいる。22人が市民行政に対応した市民議会の要員になりうる人材なら創造が始まるが、そこはどうか。60人が22人に相似型に縮小したままでは変化は起こらない。

スェーデンでは、市民行政に対応した市民議会もできており、その点ではずっと先に行っており、アメリカの地方議会はこれを学ぼうとしている。若者や女性も議員になり、いろんな職種から参加している。仕事を持っている議員のために、議会は夜開かれるようなこともある。こんな議会がつくれるとよい。


利権議会の建設会社役員、○○団体幹部、農家。。。から、会社のマネジャー、非営利法人の経営者、IT起業家、社会起業家、銀行の行員、教師、テレビ局と広告会社のクリエーター、医師、、レストランのオーナー、介護師、主婦。。。こんな多様な人材が議員になると地域は変わる。市民社会、市民行政とくると、次ぎは市民議会なので、このさい一挙にそれをつくって欲しいと思う。


この出来事は、地元新聞にもあまり出ていない小さな出来事だが、「市民議会」については、日本でまだ議論がないので、この話題を取り上げたしだい。地方分権、自立的な地域の発展が合言葉であるが、企業、市民と行政だけではできませんよ、議会の役割が大きいのです。