アメリカではIT産業で金持ちになった若い創業者、マイクロソフト、イーベイ、グーグル。。。の創業者であるが、社会起業家を熱心に支援したために社会起業が成長した。


日本ではこれがなく社会起業が広がらない一因である。5月7日付けフォーブス誌が日本の長者ランク40を発表したがそれを見て一層それを感じた。


このランクは4月25日の株価と為替レートで計算しているが、円高のために前年の40人合計899億ドルから107億ドルも増えている。


トップは任天堂の山之内さんで78億ドル、40人の平均年令は66才、不動産、サラ金、パチンコで財を成した引退した創業者や子供に相続された財産である。額もアメリカの10分の一以下と寂しい大きさである。


IT産業を探すとソフトバンクの孫さん51億ドル、楽天の三木谷さん38億ドル、光通信とコールセンターの重田さん12億ドル、松井証券の松井さん7,8億ドル、ミクシーの熊谷さん7,4億ドルというぐあいで、ITが予想外に少ない。


これでは社会起業家を支援する金持ち不足である。経済と社会の停滞、起業家精神が眠っていた20年を反映している。


次の10年に期待。