難民が戦後最多の6530万人

 

国連難民高等弁務官事務所は、紛争や迫害で居住地を離れた世界の難民・国内避難民が、2015年に6530万人なったと発表しました。

 

シリア内戦や中東・アフリカでの過激派組織の台頭で前年から580万人増え、第2次大戦後の最多を更新しました。

 

国を逃れた難民の出身地はシリアが最多で、アフガニスタンとソマリアが続きます。

 

一方、6530万のうち6割強は国を出られず国内での避難を余儀なくされている人たちで、4080万人にのぼります。

 

大勢の難民が押し寄せる欧州では、ハンガリーが国境を封鎖するなど混乱が広がり、テロリストが紛れているとの不安も加わって、難民の受け入れに反発する右翼政党が各国の選挙で躍進しています。

 

日本は、資金援助での貢献が大きいものの、受け入れ制度が厳しすぎると指摘されています。

 

難民が滞在する国は、トルコ・パキスタン・レバノン・イラン・エチオピアなど途上国が多く、先進国にたどり着くのはごく一部です。

 

難民が避難先で生活に困窮する事例も後を絶たず、国連機関などによる支援も慢性的に不足しています。