◆将棋 報知新聞社主催ユニバーサル杯第36期女流名人位戦5番勝負第3局(10日、東京将棋会館) 女流棋界に17歳のニューヒロインが誕生した。女流名人位戦5番勝負第3局が10日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われた。挑戦者の里見香奈倉敷藤花が、清水市代女流名人(女流王位、女流王将、41)を131手で撃破。3連勝で女流名人位を獲得し、17歳11か月で新女流名人になった。10代での女流名人位初獲得は、87年度の清水以来、22年ぶり。

 勝利した里見は、ほおを赤く染めて笑顔を見せた。「女流名人はプロになってからの目標だったし、あこがれの清水さんから結果を出せたので、とてもうれしいです」。131手の熱戦。先手で得意の中飛車から展開していくものの、ベテラン清水を前に、指し手が難しい展開に。121手目▲6三竜~3五角で、自玉に詰みがないことでようやく勝利を確信した。

 17歳の女子高生女流名人の誕生をとらえようと、集まった報道陣は約80人、テレビカメラ8台。熱気むんむん、異例の雰囲気での対局だった。日本将棋連盟の米長邦雄会長は「女流棋士界の石川遼が、生まれましたね」とニューヒロインの誕生に期待。森鶏二9段は「不利になってもこたえてなく、ところどころで勝負手を出すところが強み。もっともっと強くなってほしい」と話した。

 第1局は持ち時間を47分残して快勝。後手番の2局目も中盤でリードし、そのまま冷静に勝ちきった。この日もプレッシャーを感じさせない指し回しで清水を振り切り、倉敷藤花と2冠を達成。10代での2冠は、1983年2月に女流名人位を獲得した林葉直子女流王将以来、27年ぶり2人目の快挙だ。

 「棋力向上と立ち居振る舞いが女流名人にふさわしくなるように、努力していきたい」と早くも若きリーダーとしての役割を口にした。それでも、当面は「ちょっと友達と遊びたい」と女子高生らしい本音もちらり。高校卒業後は、地元の島根・出雲市に残ってプロ棋士として精進していく予定だが、学園生活は残り1か月足らず。目標だったタイトルを獲得して、友達と残りわずかな高校生活を満喫する心づもりでいる。



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