踏み絵
施術を始めたころの人の前に
「ギックリ腰なんですけど・・・」
と苦渋の表情を浮かべた方が現われたとしましょう。
おそらくだいたいの人がたじろいでしまうと思います
実際私もそうでした
「ギックリ腰の対応がきっちりできるかどうか?」
これは手技療法家にとって大きな踏み絵だと思っています。
なぜギックリ腰が難しいか?
それは患者さんが寝転ぶのもつらいからです。
基本的に手技療法は寝て行うことが多いです。
ところがまず患者さんがこの体勢になれなかったりします。
そうすると普段やっていることができないので「どうしよう・・・」となっちゃうわけです。
次に普通に筋肉をマッサージすると、劇的に悪くなるからです。
とにかくわからないからとりあえず筋肉をほぐしてやわらかくしたら何とかなるだろうと一生懸命マッサージします。
ところがギックリ腰は炎症を起こしているので、この部分をマッサージすると熱を高め、さらに炎症が広がります。
すなわち痛みも揉めば揉むほどひどくなるわけです。
で、一生懸命ほぐすということはベッドに横たわっている時間が長いということ。
同じ体勢が続けば続くほど、次の動きをする際にかかる負担は大きくなります。
で、ギックリ腰に関してはさらに悪化させるという経験をすると・・・
インパクトが強烈なので、記憶にトラウマとして残ります。
結果ギックリ腰が苦手になる、そういう患者さんが来ると腰が引けるということになります
えらそうなことをぬかしてますが、私もそうでした。
何回か悪化させるという経験を以前して、それからギックリ腰は苦手でした。
正直安静にして冷却していれば、ギックリ腰は時間がたてば痛みは和らぎはします。
それでもせっかく電話してもらった患者さんに何もできないでは・・・
そしてそれは整体師として失格のような気がして。
で、それからたくさんの同業の先生に聞いて回っていろいろ資料を取り寄せてセミナーを受けたりなどして。
偶発的に改善するのではなく、確信を持って改善できるように。
やっとギックリ腰に対して手を広げて「いらっしゃいませ」と言えるようになりました。
※もちろん10割ではないですが
来月で開業8年目、業界歴10年となります。
ふと振り返ると自分なりに成長してるのかなと誰も言ってくれないので(笑)ほめてやろうと思います。
もちろんまだまだ100点満点にはほど遠いので、こうやって日々成長を続けていって、最終的にはー
患者さん 「先生腰が痛くて立てません。何とかしてください!」
仙人みたいな先生 「あいわかった。すぐに治してしんぜよう。ムン!どうじゃ?」
患者さん 「あ!?ああッ!?痛くない!先生ありがとうございます!」
仙人みたいな先生「うむ。気をつけて帰るのじゃぞ(この間10秒)」
・・・ってな仙人みたいなゴッドジジイになれたらなと思います
まだまだまーだまだ、ですけどね
いつもありがとうございます!
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