高速道路新料金の見直しについて、国会審議中、いや法案成立後と、情報がさらに二転三転して混乱している。鳩山首相は「心配はいらない」と楽観視しているが、影響を受けるドライバーや業者からは心配の声が上がっている。

 小沢一郎幹事長の横やりで、鳩山由紀夫首相が高速新料金の見直しを言ったら、前原誠司国交相の怒りを買って振り出しに。ところが、また党内からの突き上げで、首相は国会審議の中で見直しを検討すると明かした。

■「ブレでなく、新しい政治」?

 まさに迷走に次ぐ迷走だが、鳩山首相は2010年4月22日夜、記者団の質問にこう答えた。

  「ブレているとかいう話ではなく、新しい政治を作り上げていこうというメッセージだ」

さらに、23日になると、法案成立後に料金引き下げの方針だと一部で報じられた。ここに至っても、鳩山首相は、議論の中で結論が出るとして「心配はいらない」と記者団に述べたというのだ。

 確かに、迷走が続くには、政調会などで根回ししていた自民党と違い、官僚と結びついた族議員を排除する「政治主導」を模索している結果だとの見方はある。

 しかし、一方で、政府で決めた案が党にもみくちゃにされた自民党時代と何も変わらないじゃないか、とも指摘されている。小沢幹事長の横やりは、その最たるものだというわけだ。

 国交省や高速道路会社では、6月に実施される新料金について、手直しの内容によるものの、間に合わせるように努力しなければならない、とはしている。しかし、ドライバーや業者にとっては、料金制度や実施時期などがどうなるのか懸念が強いようだ。

■フェリー業者悲鳴「料金設定できない」

 東日本高速道路の広報室によると、顧客対応窓口でドライバーからよく聞かれるのが、新料金が本当に6月に始まるのか、割引の詳細がどうなるのか分からない、といった声だという。

 トラック業界も、不安顔だ。

 全日本トラック協会の広報部長は、「トラックは、中・近距離の利用が多いので、当初案だと8、9割の業者が実質値上げになります。再検討するというのは、どっちなんですか。ニュースを追い切れませんね」と言う。値上げするなら、6月実施から遅れた方がいいと複雑な思いも明かした。

 また、料金引き下げの動きに、フェリー業者も困惑しているようだ。

 関西地区のあるフェリー会社の担当者は、「この1年で車の台数が半分に減った。料金設定ができないので、早く当初案で決めてほしい」と漏らした。当初案では、本州四国連絡道路は、フェリーに配慮して普通車の上限料金が3000円と高く設定されている。とはいえ、「それでも、今よりましといった程度ですよ」と、引き下げの動きが信じられない様子だった。


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