裕木歯科クリニック 歯のブログ

お口の健康や歯に関するトピックスを書いていきます。よろしくお願いいたします。


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こんにちはカナヘイハート
今日も前回の続きで顎関節症についてです✏



顎関節の構造



下顎の関節部分下顎頭の形は先の丸い円柱のような形、それを受ける側頭骨のほうは、それがすっぽり入り込むようなくぼみになっています。




口を開けるとき:下顎頭のほうが、関節かから飛び出し前方へ動きます。






口を閉めるとき:またくぼみの中に戻ってくるように動きます。








この動きの間、関節円板は、下顎頭に同調して動くのですが、関節円板が、下顎頭に対して前後や内外側にずれてしまうことがあります。(ほとんどの場合は前方ですが、後方にずれる場合もあります。)











なぜ関節円板がずれてしまう
物理的に過度の力が顎関節にかかるためです
さらにその原因はたくさんあげられます。生活習慣やストレス、精神疾患なども大いに関係しているといわれています。
そして、開口困難が起こるような別の病気が原因で起こることもありますので、単純な顎関節症かそうでないかを見分ける必要があります。












関節円板がずれてしまっても、関節の動きによって正常な位置に戻ってくることが多いのですが、
逸脱するとき、または戻るときにかっくん、とかガクッ、カクッというような音が鳴ることが一般的です。このとき痛みを感じる人もいます。
関節円板が戻ってこない場合、次第に関節周辺に痛みが生じたり、円板が邪魔して口が開かなくなってしまうことがあります。




顎関節症の3つの特長

①顎の関節部分に音がなる
②音とともに痛みを感じる
③ひどくなると口が開かない

音がある方のうちの約2割程度の方に痛みが出て、その内の更に2割程度の方が開口困難(口が普通に開かない)を起こすといわれています。







大切なことは生活習慣の見直しです。





顎が痛いときに気を付けること

噛みしめる癖

一番よくないのは噛み締める癖がある場合です。常に噛み締める癖があると、関節に大きな負担がかかります。

通常、力を抜いて口を閉じた状態では上の歯と下の歯は接触せず、1~2㎜程度の空隙があります。ですから、食事なども含めて歯と歯が接触するのは通常、24時間のうち20分程度です。

日中、上下の歯がずっと接触していることがないか?
噛み締める癖がある、とわかるだけでも、症状が改善されることがあります。
気がついたときは、顎の力をふっと抜いてあげましょう。

また、日中の食いしばりによる顎関節症の症状は夕方になるにつれてひどくなることが多いのですが、夜寝ている間に食いしばる癖がある場合は、朝が一番ひどくなります。夜間の食いしばりは、ほとんどの場合、意識するわけにいきませんので自力で治すことが難しくなってきます。この場合、後に出てくる、スプリント療法がとても効果があることが多いです。




頬杖をつく癖・硬い食べ物・片側だけ噛むのはやめましょう

・頬杖をつくことで、体重が顎の関節にかかってしまいます。負担を与えてしまいます。

・硬い食べ物は顎の発達にいいとされていますが、既に顎関節症がある場合には、逆効果となってしまいます。

片側だけを使って噛むことが多いのも負担が大きくなりますので注意が必要です。同じような理由でバイオリンの演奏や肩に受話器を挟んでの長電話なども痛みの原因になることがあります。




姿勢やストレスなどにも注意しましょう

姿勢が悪いこともよくありません。そしてストレスも大きく関わってきます。
例えば、人生の変わり目、就職、入学、結婚、出産など、嬉しい反面、過度のストレスがかかりやすいときに、痛みが出てしまう方も多くいらっしゃいます。

また、音が出るからとついつい音を鳴らしてしまう場合も要注意です。常に負担を与えることで、痛みがなくてもそれにより痛みを生じるようになることがあります。











顎関節症の治療法


①運動療法

「運動療法」とは、患者さん自身で運動をしてもらい、症状を和らげたり、解消したりする方法です。



代表的な2つの方法⬇

1、口を開ける練習

筋肉がこわばって固まり、開口障害となってしまっているような顎関節症、または関節円板がずれたことにより、開口障害となっている場合に有効な運動です。
(開口障害とは開口時に指三本が縦に入らない状態です)。

自分で手の力を使って顎を痛いところまで伸ばします。
炎症があるときには適応になりませんので、自分で判断しての運動はやめましょう




2、関節円板を動かす方法
円板整位運動療法》

間接円盤がずれたり戻ったりを繰り返している場合に運動をして、引っかからない場所まで動かしてしまう方法です。この方法は、開口時に音が鳴る場所、つまり、関節が円板に乗った場所で、口を閉めるように動かします。




②薬物療法

一般的な薬剤は鎮痛消炎剤です。いわゆる痛み止めですが、痛み止めには炎症を抑える作用もありますので、一過性の炎症による痛みには効果があります。


筋弛緩剤を投与
筋肉のこわばりがひどい場合には、筋弛緩剤を投与することもあります。急性の筋肉や、筋肉を包む筋膜の痛みに効果があるとされていますが、副作用もありますので慎重な投与が必要になります



精神安定剤

症状によっては効果があるのが実は精神安定剤です。顎関節症はストレスと大変関連が深く、どうしようもない痛みが出たり開口障害が出てしまうことがあります。
その場合、顎だけでなく、肩や首の痛み、頭痛がひどくなることがあります。
どこの科へ行っても問題がないといわれた、とおっしゃる方が多いのが特徴的です。

副作用もありますので、こちらも慎重な投与が必要となります。







③スプリント療法





スプリント療法とは、歯の型をとり、個人個人にあったマウスピースを作る方法です。マウスピースには硬いものとやわらかいものがあります。


硬いマウスピースの特徴

硬いマウスピースは噛みあわせを調整するもので、関節円板の位置が元に戻るような噛みあわせを調整したり、筋肉の緊張を和らげたり、関節の負担を減らしたりすることに使われます。


やわらかいマウスピースの特徴

やわらかいマウスピースは、主に夜中の歯軋りや食いしばりに用いられます。夜に食いしばる場合には、自分で調整が出来ませんので、マウスピースで顎の関節を保護してあげる。朝の症状が一番酷い場合には、このスプリントが効果的です。





④マニピュレーション法=歯科医師による運動療法

マニピュレーション法とは、これまで書いた方法を行っても改善してこない場合に行う方法です。

前述の運動療法とは異なり、マニピュレーション法は、歯科医が顎を動かして関節を動かすようにする運動療法です。
痛みを伴うことがあったり、関節を動きやすくするため、場合によっては、関節の部分(耳の前のあたり)に麻酔液や生理食塩水などを注射して行います。





⑤外科的手術

これまでの方法でどうしても改善が見られない場合、外科的手術を行うこともあります。

手術で関節がくっついているのを剥がす

関節鏡視下手術とは、内視鏡を使って行う手術です。
関節に癒着、(炎症などのためにくっついてしまって動かない場合)などに行われます。
癒着を剥離する手術は、効果的だといわれています。

関節腔解放手術というのは、皮膚にメスを入れて円板を取り除いたり、顎の骨を調整したりする、最後の手段ですがほとんど行われていません。








生活習慣の改善はご自分で出来ますし、大変効果的ですので、実践してみたほうがいいでしょう。それ以外の方法は、かえって傷めてしまう場合もありますので、お勧めできませんので、ご自身で判断はせず一度歯科医院へご相談下さい。







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