普通の晩ご飯

テーマ:

 かぶと鶏の煮物   このところ夜の外食(ありていに言えば「呑み」)が続いていたので、今日は絶対「おうちご飯!」と気合いを込めて買い出しに行ったら、珍しい野菜とかがいっぱいあって目移りするする。所用があって寄った御徒町にある「吉池」は知る人ぞ知る、食品系の充実した店です。でも、こんなに買っても食べきれないだろう!って泣く泣く我慢しました。

 で、今夜は、かぶと鶏もも肉の煮物と、うどと野せりのサラダなど。「野せり」は、その名の通り、春の七草の「せり」の仲間でしょうが、「野」がつくだけあって、野趣あふれるというか、早く言えばかなりガツンとくる味。参考にしたレシピでは「クレソン」を使うことになってましたが、これなら変わらないでしょ。煮物は普通に出汁で煮ただけ。春のかぶって、火の通りが早いのね~。あっと言う間に煮えちゃって崩れそうです。サラダはじゃこを振りかけて、味付けは醤油とごま油、レモン汁とか適当に。

 こんな真っ当な晩ご飯になったのは、このところ読んでいる料理家・高山なおみさんの本のせい? こっくりとした旨い出汁の煮物と生命力あふれる野菜たちがすご~く恋しくなっちゃったのです。なんだか胃がキリキリしがちな日々に、ホッとできる時間はこうして作らねばね。というわけで、明日からも頑張ろうっと!?

BOOKS
高山なおみ『日々ごはん1~3』アノニマスタジオ

AD

二色の木蓮

テーマ:

白木蓮

 暗闇に光る白いもの…。仕事場の歓送迎会の帰り道、ほろ酔い(ええ、あくまでも「ほろ酔い」ね)加減でパチリとした、自宅近くの公園の白木蓮です。木蓮って本来は「紫色」だそうですね。実は、白が普通とばかり思っていた私は、お仕事外出途中で見かけた紫色の木蓮にいささか驚いたのときれいだなと思ったので、これまたパチリとしておいたのでした。背の高い樹に、おおぶりの花。木蓮が何となく気になる今日この頃。本当は、そろそろ「桜」なのでしょうが…。 

                                                                                      木蓮

AD

美味しいクスクス

テーマ:

クスクス   クスクスに以前から興味があって、でも、自分で料理してもなんだかイマイチ。ピンと来るメニューがなくって、どこかで食事するときに頼んでみては研究中です。中近東系(?)のスパイスを利かせた野菜のトマト煮込みのようなのにグリルしたラムチョップとかを添えたのと一緒に食すのが一番ポピュラーなんですかね。ま、それも美味しくないとは言わないけど…。

 というわけで、行きつけのワインバー@高田馬場のメニューに「ノルウェーサーモンのマリネ クスクス添え」というのがあったので食べてみました。レシピは聞かなかったけど、たぶん水分を含ませて蒸したクスクスをサーモンと同じマリネ液で和えたものではないかと。サラダっぽくてなかなか美味でした。これっていいかもね。

 今回はもう一つ、「野菜のテリーヌ」というのが絶品でした! 野菜がギュッとつまっていて、コンソメをゼラチンで固めたものが間を取り持ってます。春は野菜が美味しいな~。ちょっとした苦みと、何とも言えない甘さのバランスが好き。中に、これはホワイトアスパラか?と思うものがあったのだけど、聞いてみたらグリーンの皮を剥いて入れたのだそうです。残念ながら写真は撮るの忘れちゃったので、また次の機会に。

AD
“エターナル・サンシャイン”を観てきました。いや~、面白かった。失恋した男が特殊な療法で彼女との記憶を消し去ろうとするのだけど、結局消し去ることができず…というお話。ってひと言で言ってしまえばおしまいなんだけど、コトはそう簡単に進まないわけで、実はあんまり期待もせずに行きましたが、見終わったあともう一度最初から見たくなりました。というのも、実際の彼の記憶と、映画で再現される記憶との間に少々ズレがあって、アレッ?と思うところが何カ所かあったりするので、結末を見ると「もう一回!」となるわけです。記憶を消し去る療法を行っている会社や、彼女の周辺などにもいろいろ仕掛けがあって、ストーリー展開もテンポ良く全く飽きさせません。

(以下、ネタバレ注意:観る予定のある方は観てから読んでね)
で、ふと考えたのは「運命」というものについて。この主人公の男性・ジョエルは、結局彼女の記憶を消し去る作業中に、「やっぱり消したくない!」と思って、彼女を連れて自分の記憶の中を逃げ回るのです。でも、ついには消去作業は遂行され、彼の記憶の中から彼女はいなくなる。そして後日、またこの二人は出会ってしまうんですね~。しかも、それは皮肉なシチュエーションをともなって…。これって運命? 1回はお互いにイヤだと思って別れたはずなのに、やはり出会って恋に落ちる。いえいえ、「失敗は繰り返す」なんてことを言いたいんじゃないのよ。もちろん、この映画で言いたいのは「運命は存在する」なんてことではないのは百も承知なんですが。

で、運命の話。末期癌の宣告を受けた自分の体験を元に本を書いた元プロウインドサーファーの飯島夏樹さんという方がいます。惜しくも2月末に亡くなりましたが、彼のドキュメンタリーをテレビで放映していたときに、飯島さん夫妻がしきりに「二人が出会ったのは運命だった」というようなことを言ってたのを思い出したわけです。たぶん「運命」ってあるのでしょう。でも、それはもしかすると、「これが運命だ」と信じる心なのではないかと、ふと思ったんですね。成功した人などもよく言うでしょ? 「そのとき『コレだ』と思った」とかって。成功者と、そうでない者を分けるのは、その「コレだ」という思いの力の強さなのかなって。エターナル・サンシャインの話から横道にそれましたが、最近何となく考えていたことについて。

Viron のパン

テーマ:
パン好きなのです。といっても、ふんわりやわらかというよりは、硬質なドイツパンとか、何もつけなくてもパン自体に何とも言えない旨みのある天然酵母のパンなどが好み。都内でお気に入りの店はいくつかありますが、今日は渋谷にオープンして評判の Viron のパンを初めて買ってみました。フランス直輸入の小麦粉「レトロドール」を使っているのがウリ。写真はドライトマトにローズマリーなどのハーブ類を混ぜ込んだパンと、グリーンオリーブがたっぷりつまったパン。ドライトマトもオリーブも私の好物なので迷わずチョイスしました。

どちらも生地はバゲットと同様と思われます。外側はパリッとして、なかはモチモチ。やはりおいし~! ドライトマトもローズマリーの香りも良く合ってる。ただ、オリーブのパンはちょっと塩辛すぎるかも…。あの、よく瓶詰めとかで売ってるようなグリーンオリーブの塩漬けがこれでもかってぐらいに入ってますから。いや、だから美味しいんですけどね。オリーブ入りのパンとしては、私は PAUL の「フガス・オリーブ」の方が好みかな。こちらはブラックオリーブです。

以前、天然酵母のパン作りを習いに行ったことがあるのですが、天然酵母って、それこそ、いろんなものから作れるんですね。私が習ったのは一番ポピュラーと思われる干しぶどうを使ったもの。そのアレンジで本当のビール(黒)を使ってパン生地を作り、それをピザの台にしたところ、友人たちに好評でした。この生地、オリーブにも合うかも~~? と、ふと思ったので、今度作ってみようっと。といっても、天然酵母のパン作りは、それこそ一日作業になるので、時間のあるときじゃないと無理なんだけどね。

BOOKS
オリーブ関連のおすすめ本をご紹介。
モート・ローゼンブラム『オリーブ讃歌』河出書房新社
プロヴァンスに移住し、オリーブに魅せられたアメリカ人ジャーナリストによるオリーブ紀行。だいぶ前に読んだ本ですが、たかがオリーブ、されどオリーブ。その深い果実の世界に魅了されちゃいました。オリーブオイルって、そもそもオリーブの果汁ですからね! 新鮮な絞りたてのオイルはどんな味がするんだろう???? あ~、オリーブ産地を巡る旅に出たい!

どぜう初体験!

テーマ:
本日は、「池波正太郎の食」探訪の会(別名「密偵の会」。「鬼平犯科帳」からの命名)で、浅草・駒形どぜうへ。実は、わたし、「どじょう」は全くの未体験。食いしん坊ではありますが、ああいうのは、さすがにちょっと抵抗がありまして…。でもね、やっぱ好きかキライかは食べてみなきゃわからない。食べて初めて語ることができるわけですからね。お店の候補はいくつかありましたが、その「風情」から観光の名所ともなっている「駒形どぜう」に決定。雨降りにもかかわらず、外に並ぶ人がいるほどのにぎわいです。さすが有名店だけありますね。1Fは細長い机が何列か並んでいる「座敷」です。雰囲気を楽しむなら1Fでしょうが混んでいたので私たちは地下のテーブル席へ。

もう3月も下旬なのに雨降りで肌寒い今夜は、そんな悪天候がかえって「どぜう鍋」に適した日であったかも。「タラの芽のごま和え」とか、「さらしくじら」などをつまんだ後、いざどぜう鍋へ! いや、ほんと実はおっかなびっくりだったんですよ。黒い細長いニョロッとしたものが直径20㎝ほどの平鍋いっぱいに横たわってるわけですから~。鍋には二種類あって、骨も内臓もそのままの「どぜう鍋」と骨、内臓をとった「どぜうさき鍋」。そのほかに、「柳川」(ごぼうと一緒に卵でとじたもの)などもあります。せっかくですからみんなひとつずつ。鍋のどぜうはあらかじめ煮込んであるので、きざみ葱を鍋からあふれるほど乗せて、それがしんなりしたところに山椒や七味を好みで振るというのが教えられた食べ方です。いざとなったら(って、食べられそうになかったらってことですが)、葱や山椒でごまかせば何とか食べられる? なんて思いつつ、怖々口に運んでみたら、びっくり! 意外にイケますよ。「泥鰌」と書くぐらいだからと想像していたような泥臭さはないし、骨ごと食べればカルシウムの補給にもなりそう。お酒は伏見の升酒などを飲みながら、密偵たちの夜はこうしてゆるりと更けていったのでした。

ワインと人生

テーマ:
映画“サイドウェイ”を見てきました。ストーリーは、来週に結婚式を控えたジャックが、2年前に離婚して傷心がいまだ癒えない親友のマイルスを誘って、表向きはワイナリー巡り、しかしかつての人気タレントでプレイボーイのジャックにとって実は最後の“やりまくり”が目的(?)の旅行に出かける。ジャックは、落ち込んだままでネガティヴ思考のマイルスに、なんとか女性をあてがおうとするのだけど、ワインおたくのマイルスはせっかくのチャンスで延々とワインの蘊蓄を語ってしまう始末。ま、そんなこんなで、でも、結局は魅力的な女性・マヤと知り合い…というありがちなストーリーではありますが、彼女と急接近する場面で、二人の間で交わされる会話が何とも興味深かったのです。

マイルスが好きなワインの葡萄の品種はピノ・ノワール。カベルネソービニヨンと違って、育てるのが何とも難しく、さんざん手をかけて育てても、必ずしも期待通りのワインになってくれるとは限らない。しかし、だからこそ、マイルスはピノの深さに心酔する。一方、マヤは、ワインを飲むとき、その葡萄の育った過程に思いを馳せる。太陽の日差し、雨、葡萄を摘む人の様子…。年月を経たワインであったら、もしかすると、その人はもうこの世にいないかもしれない。ワインは生きているから、日ごとに熟成して複雑になっていく。だから、同じワインでも昨日と今日では味が異なる。ワインにはピークというものがあって、それを境にワインはゆっくりと坂を下り始める…。そんなワインについての会話を交わしながら、二人はそれぞれの心の中で、“人生の熟成”の過程を思っている。マイルスは、自分の人生は、もう下る一方なのかと。でも、マヤは、下り坂には下り坂の良さがあると。

ストーリー展開に目新しいものはないし、ジャックの女たらしぶりには少々腹が立ったり笑えたりもしましたが、このシーンだけでも観た甲斐があったと言えます。ネタバレだけど、この後、二人は結局コトに至らないわけで、それが歯がゆくて、もういい加減にしなさい! マイルス! って感じではあるのですが、ま、しないからこそなおさらか、印象的な場面でありました。はい、もちろん、蛇足ではありますが、帰りに買って帰りましたよ。ピノ・ノワール。さて、お味はいかに?


BOOKS
梅森浩一『人に教えたくない 出世する人の口癖』幻冬舎
 ここで上手なスキルをあなたへという真の意味は、見え見えのテクニックを上司に披露してもらいたいがために、本書をあなたに贈りたいわけではないのです。むしろ、そんなにすばらしいあなたを相手(上司)にキチンと伝えないでおくのは、なんとももったいない! との思いからだと、ここに書き記しておかねばなりません。
 あなたひとりがトクをして、反対に上司がいつも割を食うのでもなく、その逆でもない──お互いがより良い仕事、人間関係を築くための1冊として上梓したものです。


 とかくテクニックだけを羅列しがちのビジネス書。もちろんそれは読者が“即効性”を望んでいるからに他ならないからなんだろうけれど、そういうテクニックをいくら真似したところで、根本的なところが変わらないと、いくらでも同じ間違いを繰り返すことになるのでは? つまり、デキる人になるには、ここで言う「より良い仕事、人間関係を築く」という目標に到達するには自分は今、どう振る舞うべきかと「想像力」を働かせることに尽きるわけで、この本にはその具体的な方法が書かれているのです。それにしても私には、こういう「あとがき」が一番琴線に触れるんですよね~。これこそ、この本が、普通のビジネス書と一線を画す所以かと思うのです。

紅白饅頭、どっちが粒あん?

テーマ:
 喜びの席で引き出物として配られる「紅白饅頭」。紅、白、どっちを食べるかで迷うんです。それは、どちらかというと「粒あん」好きな私は、どっちが粒あんだろうかと考えるから。で、今回は、紅を選んでみたら、ざんね~ん!! こしあんでした。じゃぁ白だったのか、粒あん。って、普通は思うでしょ? またまたざんね~ん!!! この紅白饅頭は、どちらも「こしあん」だったんです~。な~んだ、迷って損したぜ。

 で、つい紅白饅頭の中味についてしばし考えてしまいましたよ。全国の和菓子店的に言って、紅白の中味はどっちが粒あんになる率が高いのか。あるいは、どっちもこしあん、どっちも粒あんというケースもかなり多いのか…。あっ、でも、どっちも粒あんってのは、なんだかなさそうな気もしますね。粒あん苦手な人、けっこういるみたいだし…。う~む、気になる、気になる。こんなのどっかで統計なんて取ってないよね?

春がきた…?

テーマ:
 毎月恒例の作家先生の原稿待ち。なんとなんと今月は会社で二泊もしちゃいました…。はい、今回は目測を誤ったのかも。一泊目は、まるで無駄骨だったな~。って、反省なんかしてる場合じゃない!! うら若くもないけど、女性が会社で二泊なんてあり得ないでしょうよ!!!

 というわけで、無事入稿を終えた今夜は、同僚を半ば強引に拉致してささやかなうちあげ。もう電車のなくなる時間ですから、残念ながら店の選択肢は狭いのです。それでも、「お酒の種類があるところ!」なんて言っちゃう私は、ほぼ徹夜を二日続けた人間とは思えませんね。あ~、「一食入魂」の誓いはどこへ行った~~~~!

 とはいえ、期待せずに入った某チェーン系の居酒屋には、「春」の訪れが…。ちょっと写真が見にくいですが、手前から「タケノコの炙り田楽」、「カツオのなめろう」、「いわしの薫り竜田揚げ」。田楽はほどよい甘さで、上にまぶしたユズ皮がいい香り。竜田揚げは、「花山椒が利いている」との説明に引かれて頼んだもの。は~、今月も終わったね~。春の訪れにカンパ~イ!!って、深夜に気炎を上げているあたしたちっていったい…。

雛祭りだから…。

テーマ:
女の子の節句なんだし…と強引に残業は1ミリもしない宣言(え? どこのどいつが「女の子」かって??? あははは…)。会社を出て、一路南青山へ。今夜は知人おすすめの日本料理「光石」です。246に面したエントランスは、かなりおしゃれっぽくて気になる作りですが、初めてだと、ちょっと気後れして入りにくいかな。とにもかくにも、この店は珍しいお酒があるというのと、ふぐのしゃぶしゃぶを食すのが本日の主な目的。通されたのは奥のテーブルで、横一面のガラス窓(?)の向こうに、ちょっとした中庭風の景色が楽しめるようになってます。

写真は、先付けのあとに出てきたお造り。よく見るとお刺身が雛人形風に盛られてます。人参、大根を拍子切りして、お刺身が巻かれてるわけなんですが、こういう心遣いがうれしいな。シェフはフォーシーズンズホテルで長年和食を担当してきた方のようですが、こんな芸を見せられるとやっぱり和食っていいな~と単純に思ってしまいます。このあと、ふぐのしゃぶしゃぶにいって(一緒に鍋に入れる水菜やねぎの食感がシャキシャキしててとっても美味!)、ま、次は普通はお食事にいきますよね? しかし、この店では、その前に一皿(といっても3品ぐらいの盛り合わせ)酒肴を用意してくれるという、まさに酒飲みの心を熟知したコースでした。

ついついすすめられるままに、ずいぶん飲んじゃいましたが、珍しかったのは「田酒 氷清」というもの。ただの「田酒」なら珍しくもないんですが、この「氷清」は一般では販売されていない「原酒」なんだそうで、なかなか深い味わい。うんまかった~~。