東京国際芸術協会主催の新人演奏会に行きました。
本当に久々のブログ更新です。最近、もっぱらTwitterとFacebookなムトウです。
さて、先日3日(日曜日)ですが、東京の杉並公会堂にて、東京国際芸術協会主催の新人演奏会に行きました。
きっかけは、この演奏会でアメブロ仲間のゆっきーさんが札幌より上京して演奏するから。ご本人よりお誘いを頂きました。
今回の演奏会ではピアノを中心に、弦楽3重奏、フルートの3重奏、そしてピアノソロの演奏会で、それぞれ趣のある演奏会で、とても聴き応えがありました。
タイトルでは「新人」と謳っていますが、演奏家の皆さん、本当に卓越した技能と個性とこだわりを持った演奏で、本当に上手いです。
特にピアノソロの演奏会は三者三様で、同じ楽器で演奏しているとは思えないほど、作曲家と演奏家により、ピアノの音色が大きく異なっていて、私自身、新たな発見でした。
正確なリズムでオーソドックスなハイドン。情愛のこもったロマンチックなショパン。そして、エネルギッシュで複雑な音色のヴィラ・ロボス。
ゆっきーさんはヴィラ・ロボスの「野生の詩」を弾きました。
感想は、一言。「アフリカの大地」を満喫しました。
ゆっきーさんのピアノを弾きながら、南アフリカのクルーガー・ナショナルパークやシュシュルエの野生保護区など、サファリが自分の眼前に描かれていました。
演奏中に、ムトウの中で登場してきた動物は、ご覧のとおりです。
彷徨う野犬が草食獣の群れを探して襲う。
インパラやシマウマが逃げ惑うが、肉食獣の餌食となる。
そして、巨体を揺らす象が悠然と大地を歩き、
百獣の王ライオンが夕方や明け方に遠吠えをして辺りを威嚇する。
弱肉強食の厳しく過酷な現実と、そんな世界の中でも芸術的に美しい光景をヴィラ・ロボスは見事に楽譜に起こし、ゆっきーさんの魂のこもった演奏で、ひとときの間、アフリカの大地にいた気分になりました。
演奏会の休憩中にゆっきーさんと再会でき、談笑もできました。また機会がありましたら、ぜひ誘って下さい。
この週末は、とても良い週末を過ごしました。