医療事務ゆーた

お医者さん・看護師さんなどのブログはあっても、「医療事務」のブログってあまりないのでは・・・?ということで、病院のよくわからないところ、日々の苦労などを気がむいたら書いて、みなさんの「病院ってわかりにくい!」を解決するのに少しでもお役に立てたら・・・


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さて、随分と長いこと本題を放置しておりましたので、今回はしっかりと本題に触れてみたいと思います。

前回予告の通り、今回は「初診と再診」について触れたいと思います。まず、初診料(保険点数270点)を算定できる条件を簡単に触れます。

※初診料算定の原則(診療点数早見表P33,P34・医学通信社より)
(1)特に初診料が算定できない旨の規定がある場合を除き、患者の傷病について医学的に初診といわれる診療行為があった場合に、初診料を算定する。(以下省略)
(2)患者が異和を訴え診療を求めた場合において、診断の結果、疾病と認むべき兆候のない場合にあっても初診料を算定できる。
(6)現に診療継続中の患者につき、新たに発生した他の傷病で初診を行った場合には、当該新たに発生した傷病について初診料は算定できない。
(7)患者が任意に診療を中止し、1月以上経過した後、再び同一の保険医療機関において診療を受ける場合には、その診療が同一病名又は同一症状によるものであっても、その際の診療は、初診として取り扱う。なお、この場合において、1月の期間の計算は、暦月によるものであり、例えば、2月10日~3月9日、9月15日~10月14日等と計算する。
(8)(7)にかかわらず、慢性疾患等明らかに同一の疾病又は負傷であると推定される場合の診療は、初診として取り扱わない。

ずらずらっと書きましたが、本当難しい言葉で書いてありますよね~(汗)これ、国がわざと一般の人にはわからないように作ってるんじゃないかと思うくらいプンプンDASH!

では、簡単に説明するとどういうことかというと・・・

①健康な状態からいきなり不調になったら
②先月水虫で診てもらったけど、一度よくなったからしばらくいかなかった。でも、2月後にまた再発しょぼんしたから診てもらった


上記のような時は全て初診または初診扱いです。①は想像できると思いますが、②は理解し難いんじゃないかと思います。抜粋の(6)や(8)に書いてあるニュアンスの法を強く汲んでしまうと、「いや、一旦良くなったけど、また悪くなったからきたんだし、同じ病気で同じ病院に来んだから再診だろうよ!?むかっ」って、感じると思います。実際、前回触れた選定療養費のトラブル時にこういう主張をする方が結構多いです。あとは・・・抜粋(2)みたいに、異常なかったのに金取るのかよ!?って場合も、もちろん初診、っていうか初診・再診に関わらず診てもらったんだから金はかかります!!「先生とお話する=診療である(例えそれが電話であったとしても)!!と理解しておいてください。

話が逸れましたが、じゃあ何が問題なのかというと、「一度良くなったから来るのをやめた」っていう、「患者側で治療の有無を判断した」ことが問題なんです。

例えば、薬を一ヵ月分もらったけれども(内服・・・飲み薬、外用・・・軟膏とかね。に限らず)、調子の良い時は使わずにちょこちょこつかって3ヶ月持たせました!!薬なくなったけど、同じ症状だから薬頂戴ラブラブ!もちろん再診でよろしくグッド!ニコニコ

なんてのは、再診には当然できないのです。こういう人かなりいるんですあせる薬に頼らなかったよ!偉い?偉い?みたいな。このケースは、「医師の指示を守って薬を使用していない」ので、「患者側で治療の有無を判断した」ことになるわけですね。本っっっっっ当にこういう人多いです゚(゚´Д`゚)゚この機会に学習してくださいビックリマークとっても仕事がしやすくなります。働いている側の目線で申し訳ないんですが。この説明以外に仕事中は他に時間をかけたいことはいっぱいあるんです。

では、再診ってなんぞや?っと聞かれたら、「ここまで説明した条件に当てはまらないのが再診です。」っていうのが一番簡単です。例えば、予約制で外来診療を行なってる医療機関の予約患者さんは、もれなく再診です。それは、「診療継続中」だから。癌患者さんの術前と術後の経過を追って診療している場合なんては、わかりやすいですかね?抜粋(8)のニュアンスはこれで説明できたかと。医師が治ったからもう来なくていいよ音譜」「悪くなったらまた来てねパー(医療用語でこれを「終診」(前者)「経過観察」(後者)という)と言わない限りは、再診と受け取ってもらって構わないと思います。抜粋(6)のニュアンスというのは、足の骨折で通ってる最中に腰やっちゃいました先生ガーンって感じですかね?医学的には初診と考えられる新しい傷病(腰)が発生したけれども、現在診療継続中の傷病(足)で通っているため、初診にしたら患者さんの経済的負担になるから一緒に診ちゃいなさいビックリマークってことです(これを「診療継続中の初診」という)。

どうでしょう?だいたい大まかには理解していただけたでしょうか?同じ病院にかかっていようが、同じ症状でかかっていようが、一度かかったことがあろうがなかろうが、「初診」になるケースは当たり前のように存在します。なぜなら、それを縛っているのは病院でも患者でもなく「法律」だからです。

そして、前回の選定療養費の算定条件と、初診、再診の定義は一緒に説明しないと理解が難しのです(´;ω;`)これらに加えて、病院の規模と救急システムを理解すると、賢い病院の受診方法が見えてくると思っているので、次回は「病院の規模と救急システム」について書きたいと思います。今後もコメントへの返事とか、補足説明してって方がいたらできるだけメッセージやらなんやらでフォローしていきたいと思いますので、当ブログにお立ち寄りの際には一言(°∀°)b

あぁ、今日はこれから夜勤だ・・・

医療事務ゆーた

白ぼんねっと
医療機関の診療・請求の指針となる保険診療点数をネットで見ることができます。(ただ平成20年度版でちょっと古いけど・・・)ちょっと読んでも全く理解できないと思いますので、興味のある方はどうぞ(・ω・)/

月間チャージャー 「おまいら、医者の言うことは聞いておけ!」by Dr.ホッピー
この先生のブログはかなりタメになるはずですビックリマーク勝手ながら載せてしまいましたあせる僕も毎月欠かさず読んでおります。Dr.ホッピー頑張れ!!

わかるおとなの医療事務用語辞典
お世話様です。


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