渋谷マルイのショーウィンドウ!

 

 

12月の中野サンプラザが終わって、

1月から3月は考える時間にしました。

 

どうすれば武道館を成功させ、且つ、この仕事を続けられるか、

STARMARIEが続けられるか。

 

 

主な答えは、

 

● 目立つ

● 魅力を拡張する

 

目立つ、は、

もっと名前が目につくようにする。

 

アイドルのファンだけではホールは埋まらない。

かと言って、漠然と大海原に出るのもよくない。

 

STARMARIEを好きになってくれそうな人に、どうやって見てもらうか。

ポケモンで例えるなら、STARMARIEの属性(フィールド)で戦えるか否か。

 

魅力を拡張する、は、

パフォーマンス良いよね、とか、

歌詞が面白いよね、とか、なんだかふわっとしたものを、

もっと追求することと、もっと分かりやすく伝えること、映像化、言語化すること。

 

 

2月19日。TOKYO FM HALL。

 

スタッフ、メンバーでアイデアを出し合った時間は、

実に有意義でした。

to doの会議はどうしてもうまくいかない。

ありきで始まることで、発想に制限が生まれるから。

 

 

アイデアがたくさん出た後、一番大事なこと。

それは、プロデューサーの指揮。

 

以前から、重要性を語って来ました。

 

もっと客呼べとか、もっと練習しろとか、偉そうに言うプロデューサー。

 

少しは大事なのかもしれませんが、

お前が一番頑張れ!

 

 

と。自分に言う。

 

アイデア、戦略。人間性、資金力。

 

常に、自分が成長し続けないといけない。

 

 

 

武道館?本当にできるのかな、って思っちゃいけない。

(たまに思っちゃうのよ)

 

絶対できると思うから、できるわけで、

そうやって、成長のチャンスを自分自身で生み出していく。

 

越えていこう。

 

 

 

3月20日。

先日のマルイ屋上ライブは、ある種、これらの集約で、

とても手応えを感じました。

 

 

内容は、もっとやりたいことあるし、悔しい部分もあったけど、

たくさんの人たちが見にきてくれて、嬉しかったです!

 

目立ちました。

 

 

 

2017年、春。

目立つこと。

拡張すること。

 

 

最近もう一つ、自分の中で加えたことがあります。

 

"楽しみだな"って思ってもらえるSTARMARIEでいること。

 

 

 

僕は、プロデューサーだけど、

失敗たくさんするし、調子の良い嘘もついたりする。

自分が嫌いになるときもある。

 

 

でも、いつか、この先、

満点の星空の下とか、

海の上とか、まだ発見されていない惑星とかで、LIVEがしたいな。

 

AD

STARMARIE「ホシノテレカ」解説。

テーマ:

STARMARIE「ホシノテレカ」

 

http://starmarie.com/free/songs#song1_1

 

 

『ステラとスバル 宇宙のラブストーリー』を制作してくれた3人(金田さんニッポンさん小田切さん)の書き下ろし最新作です。

 

 

*ストーリー

 

天国へ電話をかけることができる、

「ホシノテレカ」が存在するという空想世界が舞台。

 

1番では、パパに電話をかける子供。

2番では、恋人に電話をかける男 ?

が、それぞれ主人公。

 

ラストでは、それぞれが未来に向かう様子が描かれる。

 

 

*謎

 

ただし、いずれも一方的で、

電話の話し相手は出てこない。

 

そして、

 

「ホシノテレカを君だけにあげるね」

 

くれるのは、一体誰?

 

 

*物語のキーアイテム「テレカ」

 

「テレフォンカードって知らないの?そうだね 古いね」

 

若い人たちは本当に分からないかもしれませんが、

テレフォンカード使う時って、

ドキドキするシチュエーションが多くなかったですか?

携帯電話はなかったですから、

かかってくるほうも、誰からかかってきたか分からない。

 

声が聞ける。

 

声を聞くとドキドキしませんか?

 

「受話器を持ったら 胸の鼓動が 電波に乗って 空架けていく」

 

そう思うと、テレカって、不思議なアイテム。

ファンタジー要素があるし、

数字が減って行く様は、まるで人の命みたい。

 

 

*テーマは、"日々を無駄にしてはいけない"

 ・・・のは分かっているが、そううまくはいかない。

 

「残高がある およそ 通話できるのはあと1分 後悔しないように」

 

限られた時間の中で、

大切な人に会うこと、話すこと、

後悔しないように。

 

と、いうメッセージが込められていますが、

 

一方で、

「ほんとは毎晩 話がしたいよ でも余計に悲しくなるから」

「あと2時間だけ ぎゅっとしたら もう愛し足りました そんなことあるはずもなくて」

 

結局、ベストを尽くしたとしても、

ずっと満たされることはないんだ、ということ。

 

それが「愛するってなんですか? 傷つくことですか?」にリンクする。

 

 

* じゃあどうやって生きていこう

 

誰だって、毎日後悔する、

ということを受け入れよう。

 

「人はできないのに 時計を いつも戻したがる」

 

だからそれを乗り越えていく。

たまに振り返るのもよし。

例えば怒ったり、例えば感傷に浸ったりも大いに良し。

 

しばらくしたら、電話を切って、

「前を見て前を見て 前を見て進むんだ」

 

3回!

 

自分に言い聞かせるように。

 

進もう。(たまに戻ろう)

 

 

「ホシノテレカは夢だったの?さよなら」

 

 

* 謎

 

最後に、もう一度。

 

いずれも一方的で、

電話の話し相手は出てこない。

 

そして、

 

「ホシノテレカを君だけにあげるね」

 

くれるのは、一体誰?

 

AD

中野サプライズ!

テーマ:

背伸び。

 

自分の"現状"より大きなことにトライすること。

 

 

最高の中野サンプラザ、ありがとうございました!!

 

 

 

今回ほど、ライブのプロデュースで悩んだことはありませんでした。

 

初のホール。

ブシロードさん、MXさんとの座組。

 

マニアックではいけない。

スタマリらしさを捨ててはいけない。

相反する二つのこと。

 

そして、8/21ステラボールで完成した

STARMARIEのSHOWを越えなければいけない。

 

 

でも越えるって何だろう。

考えて、悩んで、その答えが分かったのはつい最近でした。

 

 

それは、フォーカスをメンバーにあてる、ということでした。

今まで、物語のストーリーテラーであったSTARMARIEを、主役に。

 

橘田さんに脇をぐっと固めていただきました。

 

橘田さん素晴らしい方で、

ステージではあのキャラクターですが、

実はものすごくストイック。

台本に関して、ギリギリまで修正を続けました。

結果、すべてはまりました。本当に脱帽。

 

ハイレベルな制作の中で、

悩んでいるうちに不安になったりしたのですが、

当日を経て、感想のTwitterなど拝見すると、

喜んでくださった方がほとんどだったから、

正解だったんだと実感しています。

 

 

終盤で発表したサプライズ。

7/4シングルリリースと、4/30ブシロードライブ横浜アリーナ出演。

 

 

これも、メンバーにフォーカスをあてるための演出でした。

いや、もっと正確に言うと、メンバーの喜ぶ顔が見たかったのです。

 

これこそが、最大に、ファンの皆さんが望んでいること。

 

 

実は、シングルリリースも、

ブシロードライブも、

既定路線なんでしょ?なんて声もあるけれど、

そんなことは、まったくなかったです。

少なくとも、8/21前回のライブではまったくの白紙。

 

5人の実力、魅力、努力が引き寄せた結果でした。

 

 

そこでメンバーに深い感謝と敬意を表して、

1つの魔法をかけることにしました。

 

8年間やってきて、

僕が避けてきた、

いわゆる常套手段である、サプライズ"という魔法。

 

何故避けてきたのかと言うと、

大事なことは、メンバーが理解して、ファンの皆様に伝えることが、

誠意だとずっと思っていたからです。

 

 

いやいや、楽しいね、サプライズ。

中野サプライズ!

またやりたい!!!!!

 

 

 

しかし、次の単独公演は白紙です。

背伸びして、疲れたつま先を少し休めて。

 

今年行なった4回をしっかり分析し、検証し、

最も適切な時期に、適切な会場で行ないます。

 

その1つか2つ先に武道館です。

 

武道館を発表することが目標じゃなく。

武道館をやれる状態にもっていくことが、2017年上半期の目標です。

 

まだまだ宣伝不足。

ホシノテレカを、屋上を、サーカスを、知らない人に届けたい。

でも、届けば必ずいける(武道館に)。

それを確認できた2016年。

 

まずは、4/30横浜アリーナで最高の結果を。

 

 

STARMARIEを応援してくださりありがとうございます。

どうか、これからもよろしくお願いします。

 

AD

STARMARIEとAKB

テーマ:

 

今回のフィリピン遠征のこと、

しっかり書きますね、何かこのことが参考になれば。

 

初めてフィリピンに行ったのは、3年前の9月。

同じく初の海外遠征だったアメリカから帰国後に、オファーをいただきました。

 

 

Starmarieの状態と言えば、

TIFにも呼ばれない、後輩には追い抜かれる。

言わずもがな「AKBは地上」「Starmarieは地下」というのが共通の認識でした。

 

あれから昨日までで7回のフィリピン遠征を行ないました。

 

僕は、Starmarieをあきらめていませんでした。

(と、いうより、今思うとちょっとバカだったのかもしれない。)

AKB、ももクロ、SUPER GiRLSより良いと思ってやっていましたし、売れるぞ、という意識を持っていました。

 

今でこそ、状態が良くなって来て、少しずつ変わってきましたが、

あの頃は、とても説得力はなかったでしょうね。

 

 

2013年9月。

フィリピンという国に驚きました。

僕が子供の頃に学んだ教科書では、

日本=先進国、東南アジア=発展途上国、みたいな意識を持っていました。

 

時代が変わったのか、教育が間違っていたのか。

もうすぐ、日本はフィリピンに人口は抜かれるし、とにかく平均年齢が若い。

このままでは日本がフィリピンに負けるのは目に見えています。

その時、時代遅れな教育を受けてしまった僕たち世代は、

きっと現実から目を反らしてしまうでしょう。

 

7回のフィリピン遠征は、

すべて決して良いホテルには泊まっていません。

(一度くらいは、良いホテルに泊めてあげたいのですが、ごめんね)

 

地域によっては、裸足のストリートチルドレンが物乞いしてきます。

大統領が代わり、治安は圧倒的に良くなったと聞きますが、街の持つ、光と影を肌で感じる。

 

それらを感じながらステージに立つこともまた意味があると思っています。

 

 

 

実は僕とスタッフの鬼塚は実は8回目のフィリピン遠征です。

 

1回多いのは、この街の魅力に興味を持ち、視察だけの渡航を行なったからです。

 

現地のオーガナイザーとイベント会場を訪ねたり、

飛び込みでStarmarieを出演させてくれないか、とか言ってみたりしました。

 

 

その中の1つが、Movie Stars Cafeというお店でした。

「ここのオーナーは日本人だよ」と教えてくれました。

今日は不在だから明日来てね、と言われたから翌日また行きました。

 

 

そこで出会ったのが、hallohallo Incの黒澤さん。

元日本の有名レコードメーカーにいた方だ。

 

誰かの引用より、、

http://beaus.net/blog/2015/12/フィリピン最大の日系企業ハロハロインク/

 

 

とにかく、Starmarieの勇気(フィリピンに来る日本アーティストはほぼ皆無)に感動して下さり、

以降、毎回フィリピンに伺う際はご飯を食べさせてもらったり、

Movie Stars Cafeでワンマンやらせてもらったり、

一度フィリピンのテレビにも出していただいた。

 

後に、MNL48は彼らが仕切ることになる訳だ。

 

やがて、Starmarieは5人になり、STARMARIEヘ。

停滞していたもの

が、加速する。

 

 

2016年。10月。

直近、6回目のフィリピン遠征だったCOSPLAYMANIA。

大盛況の後終了し、黒澤氏にこう言われました。

 

 

「12月に日本フィリピン友好60周年をやるんだけど、AKB呼ぶ予定で、STARMARIE来る?」

 

高谷「え?何日ですか?」

 

「12月4日。3日も関連イベントが入るかも。」

 

高谷「・・・。是非行きたいです!」

 

 

しかし、生誕イベントを組んでいたこともさることながら、中野サンプラザ前の大事な時期。

 

・・・。

フィリピンの国民行事。

AKB48と共演というチャンス。

黒沢さんの厚意。

 

 

日本とフィリピンでは時間の流れが違います。

この規模のイベントを日本で仕掛ける場合は、1年とか、遅くとも半年規模でしょう。

 

2ヶ月を切っている中での打診でした。

そこからポンポン進めば良かったのですが、

さらに1ヶ月以上停滞。

 

日本の外務省、フィリピンの日本大使館、AKSの調整。

これはなかなか大変そうですね(僕は何もしていませんが)。

 

それらの調整が済んだ後に、STARMARIEの調整が始まるわけです。

スケジュールだけキープしながら、その時を待つ。

僕は黒澤さんを信じていましたから、行くつもりでした。

 

内情は、というと、

イベントとしては、AKBを呼べればOK。まぁ当然の考え方です。

 

しかし、ここで、黒澤さん、在フィリピン日本大使館の担当者は、

STARMARIEの活動をちゃんと見ていてくれました。

 

ずっと続けて来た、地に根ざした活動。

 

 

12月4日。

日本-フィリピン友好60周年記念イベント『60 Years of Philippines-Japan Friendship Celebration』

 

きれいなAKBの楽屋。

汚いSTARMARIEの楽屋。

 

こういうのは慣れている。

が、メンバーには申し訳ない限り。。

 

みなさんも、日常ではそういったことを感じるとは思いますが、

STARMARIEはたくさん、本当にたくさんそんな経験をしてきました。

 

誤解しないで欲しい。

決してhallohalloさんが悪い訳ではない。

これがただ、現実なのだ。

今回参加できたことが奇跡なのだ。

 

しかし、大事なことはそれじゃない。ステージ。

 

この日、国歌斉唱の後に、STARMARIEが登場。

 

トラブル発生。

かえでとのんちゃんが出てこない。

 

理由は、スタッフの連携ミスでマイクが渡されていないにも関わらず、MUSIC STARTのキュー(きっかけ)が出まくる。

時間を押したくない、という意識からだろう。

そう、もちろん彼らも悪くない。

こんなこと、海外イベントでは日常茶飯事。

 

機転をきかして、メンバー3名が繋いでくれ、

仕切り直し、全快の7曲パフォーマンス。

 

 

 

 

僕は、海外遠征は記念旅行や、

普段のルーティンになった活動にアクセントを、という発想ではない。

 

確実にファンを掴みたいと思っている。

 

いつか武道館やる時は、

もしフィリピンのVISA制度が撤廃されていれば、

絶対来て欲しい。

 

 

この日は、明るめのセトリを中心に、

かっこいい曲もしっかり披露。

(さすがにサーカスは不謹慎だから外す)

メクルメク勇気はメンバーが振り付けを参加しやすいようにコンパクトに変更。

タガログ、英語を混ぜたMC。

 

 

 

12/4 STARMARIEセットリスト

 

1、姫は乱気流☆御一行様

2、綺麗なレオナの肖像画

MC

3、スペル・オブ・ザ・ブック

4、三ツ星レストラン・ポールからの招待状

5、屋上から見える銀河 君も見た景色

MC

6、メクルメク勇気!

7、名もなき星のマイホーム

 

STARMARIE終了!達成感。

 

続いて、AKB48 チーム8。

もちろんすごく盛り上がっていたしかわいかった。

でも、STARMARIEとはまったく違うものだから、

比較の対象にはならないと思った。

 

なんだ、僕がずっとどこかで意識してたことって、そういうことか。

 

 

その後、予定になかったGreeting(グッズ販売、サイン会、握手会)を開催。

やれて本当に良かった。

 

さらに、飛び入りで追加2曲やらせてもらった。

AKB48はもう退出されたそうだ。

 

 

何より、STARMARIEが7回もフィリピンに行く理由は、

僕たちもファンのみんなに会いたいし、ファンのみんなもSTARMARIEに会いたいと思ってくれているから。

 

 

このたびのフィリピン遠征は、

黒澤さんが、いわゆる、ごり押しをしてくださった。

 

STARMARIEには賞状をあげたいくらいだって、言って、

大使館、AKSさんに言ってくださったそうだ。

 

 

7回の遠征を通して、友達がたくさんできた。

昨日も、初のフィリピンからずっと愛して下さるスタッフたちが仕事関係なしで駆けつけてくれた。

 

 

 

2013年。あの頃。

アイドルブーム到来。

Starmarieは苦しんでいた。

でもあきらめない。勇気を持って前に進んでいく姿勢が、今回のイベントに繋がっていった。

あの時はこんなストーリーはもちろん描いていない。

ただ、がむしゃら。

今回もあとは帰国するのみ、事故もなく済んだ。

海外では、事故がないことが最も"成功"たる要素だったりします。

 

 

やっぱり綺麗なホテルにも泊めてあげたいな。

でも忘れてはいけない。

僕たちは営業しにフィリピンに行っているわけではない。

ファンを作り、仲間を作り、STARMARIEとしても、人間としても成長していくために。

 

 

次は、綺麗な楽屋に案内されることが目標だ。

 

久しぶりにSTARMARIEの歌詞解説です。

 

安心して下さい。

歌詞は好きなように解釈いただきたいので、

例えこれからご覧いただくことと違っていてもOKです!!

 

 

今回は、ストレートに書いたつもりが、

「思ったより難解」という評価をいただいたため、選びました。

 

 

『スペル・オブ・ザ・ブック』です。

 

 

STARMARIEの最新楽曲で、

8/21ステラボールでお披露目(ライブタイトルも同じ)、音源はその少し前に発表。

 

 

今は、各サイトで配信されていて、

最新のアルバムにも収録されています。

 

ギターがうなるような、疾走感あるhanawa作品です。

 

 

 

この楽曲は、遡ること、2016年4月。

 

赤坂BLITZの単独「星祭りの夜」の際に、

ステラボール公演の告知を出すにあたり、

タイトルを決めなければならない、から始まりました。

 

 

思えば、この流れは昨年から始まっており、

『魔力が消える』『幻木町の怪人』『星祭りの夜 君を殺しに行く』

そして『スペル・オブ・ザ・ブック』。

 

いずれも先にタイトルを決めてから、曲を作りました。

なかなか苦しかった!

 

 

 

もちろん、このタイトルですから、

本をテーマにすることは決まっていたのですが。

 

スペル=spell=呪い、という意味があるそうで、

本の呪い、ということで、

 

さぁ、どうやって呪いにしようか、とまずは考えたわけです。

 

 

 

作詞の時間配分はいつも、テーマ(話の核)が出てくるまでが8割。

1割で作詞、1割で修正、です。

 

 

最初アイデアがまとまるまで、すごく時間がかかるわけです。

 

 

 

たくさん考えて、いつかの飛行機の中で書いた歌詞がありましたが、

でも、すぐにボツにしたりしました!

 

 

全部白紙にして、するといろんな人から催促が来るわけです。

ちょうど、ステラボールの準備も始まり、てんやわんやになっていて、

「これはもしや新曲なしでも良いのでは!?」と企んだこともありました。

 

 

逃げ出して、放置して・・・

 

 

 

 

ところで、僕は本を読むのが好きで、

何冊かまとめて買って来て読むのですが、

「あ、どうせ本の歌なら、本と同じような構成にしたら面白いな」と思ったんです。

 

うん、これだ!

 

 

再度作詞に入りました。

 

 

しかし問題が一つ。

 

作詞の構成と本の構成は、根本的に違う。

 

作詞は、1つのテーマに沿って進行し、

例えばサビで同じこと言うなど、よくあることですよね。

 

僕もそれが好きなんですよね。

 

 

だからどうしようかって。

歌詞が難しいと覚えてもらえないんですよね。

 

例えば、

 

『涙のパン工場「コンセル・カマタ」』

『さよならお弁当』

 

この辺りはサビ歌詞が同じだから覚えやすい。

耳に残る。

こっちのほうが基本的に好き。

 

 

『本田教授のダイイングメッセージ』

『帝王の華麗なアリバイ』

『サーカスを殺したのは誰だ』

 

この辺りの曲はまさにそれで、

ストーリー重視のため、歌詞がけっこうバラバラ。

面白いけど、難解にならざるを得ない。

 

 

こういった理由から、

今回の曲も難解に見えたんでしょうかね。

 

 

 

 

 

さて本題の歌詞ですが。

 

 

【あらすじ】は、

主人公の男。

信じていた。というのは、背反で、何かに裏切られたのでしょう。

(後半で答えがあります)

 

自分は不幸だと思い込んだ、いわゆる駄目な性格ですね。

失敗の原因は他にある、と思い込むタイプです。

 

その男が、自分の人生があらかじめ書かれた本を開く、という話です。

 

 

【はじめに】は、客観的な言い回しで、

読者(あなた)に問いかけています。

 

 If 君の手元に その本が届いたとしたら

 開く?見たくない?書き直したい?忘れたい?

 

 

 

【第1章 迷い込んだ 後遺症の街】

 

主人公の男は、いろんなことに傷つきながら生きています。

世の中は汚い。実に汚い。正しいことが間違っていて、間違っていることが正しい。

傷は増え、後遺症が残ります。

知らないほうが良かった。そんな"嘆き"が第1章です。

 

 

【第2章 そこは図書館 呪われし本が眠る】

 

ストーリーは進みます。

このまま不幸な自分はどうなってしまうんだろう。

そんな中、ネットなのか、口コミなのか、"あの本"の存在を知ります。

 

 

【第3章 だけど本を開いてはいけない】

 

また客観的になります。

問いかけます。

この歌で一番言いたいフレーズが出てきます。

 

"過ちも成功もすべてが連鎖していくから"

 

 

【第4章 犯人とは 過去に会っている】

 

唐突ですね。犯人って一体誰でしょう?

(後で答えが出てきます)

 

主人公はとうとう本を開いてしまいます。

 

生い立ちから 昨日の食事 あの日の嘘の意味まで

見事なまでにすべてが記載されていました。

 

忘れていた思い出なんかも書かれていました。

 

一体誰がこんなことを?

 

 

【最終章 母の優しさの正体 つまり 彼女が去った理由(わけ)】

 

ここの解釈が一番難しいかもしれません。

 

 

本を開き、幼少期をもう一度見返します。

 

過去を思い返すたびに、無償の愛の存在に苦悩します。

理解できない自分に気付きます。

 

小さい頃、母がくれた優しさ。

 

思い出すたび、胸が苦しい。

 

 

そう、人生を不幸にした犯人は、自分自身の中にいる。

 

弱さ。甘え。傲慢。

 

自分の人生を狂わせていたのは、それらの自分自身だった。

何か失敗すると必ず誰かのせいにしていた自分自身だった。

 

 

信じていた。

というのは、彼女に裏切られたんですね。

無償の愛を理解できない人の元からは、当然人は去って行く。

それは自然なことでしょう。

 

 

【あとがき】

 

やっとそういったことに気付いた男は、

いよいよ未来のページに進みます。

 

 

やり直そう。

 

 

しかし、未来のページはありませんでした。

 

今日が最後でした。

 

 

人はいつも忘れてはいけない。

 

失敗する時も、成功する時も、自分一人ではないということを。

そして何が起きても、誰も憎まず、そして誰しもに感謝をすることが大事である。

 

 

そうすれば、スペル・オブ・ザ・ブックなど、

出会うこともないでしょう。

 

 

自分の人生があらかじめ書かれた本、って、

実は、ファンタジーでも何でもないんです。

 

 

本を書いているのは、自分自身です。

 

過去は記憶として残っているのは当然だし、

未来は自分の手で加えれば良いだけなんだから。

 

 

さて話を戻すと、男は、他界してしまったのでしょうか。

それとも相変わらず、誰かのせいにして嘆いているのでしょうか。

 

 

解釈、求む!

 

 

 

スペル・オブ・ザ・ブック

作詞:yusuke.t 作曲,編曲:hanawaya(CWF)

 

 

【あらすじ】

 信じていた。

 不幸を背負った男は

 人生があらかじめ書かれた本を開く

 まずは過去のページを客観視で閲覧

 恐る恐るめくる未来のページ

 

【はじめに】

 If 君の手元に その本が届いたとしたら

 開く?見たくない?書き直したい?忘れたい?

 

【第1章 迷い込んだ 後遺症の街】

 裏切られるたび 斜めにみんな憎んだもんさ

 スペル・オブ・ザ・ブック 知るな 真実でも知るな

 未来も過去も 全部ノンフィクションさ

 知らないフリして だから僕らはずっと幸せだった

 

【第2章 そこは図書館 呪われし本が眠る】

 古い廊下抜けて 確かにそれはあった

 カードを作り 魂の品番を記載する

 そして老人が持ってくるまで一服

 

【第3章 だけど本を開いてはいけない】

 なぜか過ちも成功もすべてが連鎖していくから

 

【第4章 犯人とは 過去に会っている】

 生い立ちから 昨日の食事 あの日の嘘の意味まで

 スペル・オブ・ザ・ブック 知るな 真実でも知るな

 あなたと僕は まるでシリーズ物みたいだね

 知らない・・・

 

 知りたい・・・

 

【最終章 母の優しさの正体 つまり 彼女が去った理由(わけ)】

 違和感に気づく この本は 今日の日付で終わってた

 「だから開けちゃ駄目だって言ったのに。聞かない!」

 

【あとがき】

 もしも"未来を知れる"

 すなわちそれは 他界を意味するかもしれない

 スペル・オブ・ザ・ブック 知るな 真実なら知るな

 いつか 電子版が 配布されたとしても

 知らないフリして だから僕らはずっと幸せなんだ