ナスは漬けてよし、煮てよし、焼いてよし、炒めてよしと四拍子そろった貴重な野菜です。

中国ではナスには熱を冷ます、血液の滞りをなくす、痛みを止める、腫れを治すなどの作用があるとされるので、腹痛、下痢、口内炎、痔、皮膚の潰瘍などに民間で利用されてきました。

日本の民間療法でも同じような使い方をしており、食べ物としてだけでなく、病気やケガを治す目的でも愛用されてきたのがわかります。

注意点としては、「気味」が「甘・涼」で体を冷やす作用があるので、冷え性の人は生で多食をしないようにしましょう。またナスはアクが強いので、声帯を荒らし、声を悪くする作用があります。咳の出やすい人は気をつけましょう。

似たり焼いたりして食す以外の利用法で、民間療法的なものをいくつか紹介します。
①ナスの黒焼き → ナスをアルミ箔に包んで黒くなるまで蒸し焼きにする。それを歯磨き粉として使用すると歯が丈夫になる。また、それをハチミツと練って口に含んでいると、口内炎が治る。
②ナスの乾燥 → 乾燥させたものを粉末にし、それを内痔核に塗ると良い。
③ナスのへた → へたの切り口で、毎日イボをこすると数週間でとれる。

口内炎はときどき出来るので、まだやったことがないのでちょっとやってみようかなと。でもお歯黒状態になりそう?(笑)
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加味平胃散は、普段胃腸は悪くない方で、「食べ過ぎ・飲みすぎ」による消化不良や、胃腸炎を起こした場合によく使用される漢方の消化薬です。

胃の中に過剰な食べ物と水分が停滞しているのを平らかにする、という「平胃散」が基になっています。そこに、デンプンなどの炭水化物の消化を助ける神麹(シンギク)と麦芽、肉などのタンパク質や脂質の消化を助けるとされる山査子(サンザシ)が配合されています。
食物の停滞を除くチカラ、胃腸をスッキリさせる働きが強化された、スーパーな消化薬と言えるでしょう得意げ

食べ過ぎ、飲みすぎによる食欲不振、胃もたれ、腹部膨満感や腹痛、胃痛、慢性胃炎、下痢などに使用されます。また食べ過ぎた後にゴロゴロとお腹が鳴り、下痢をするとスッキリするようなタイプの方にも適しています。宴会や食べ歩きのお供にオススメですネニコニコ
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山査子(サンザシ)は中国原産、バラ科の落葉の低木で高さ1~2m、白い花をつけます。分枝が非常に多く、細かいトゲもあります。


中国では棒状に形成したドライフルーツで食すのが一般的で、甘酸っぱい味が羊羹やジュースなどに用いられています。日本には江戸時代の享保年間(改革で有名ですね!)に中国から「薬」用として移入され、庭木、盆栽などに植栽されています。

西洋山査子はヨーロッパから北アフリカに分布し、5月に白い花を咲かすので「May bush」とか「Mayflower」(有名な「メイフラワー号」ってここからか?)とも呼ばれ、強心薬として使用します。

漢方生薬としての山査子は、秋に完熟前の果実を天日で乾燥させたもので、健胃、消化、整腸薬として消化不良、食欲不振、下痢などに用います。配合された漢方処方には、加味平胃散や啓脾湯などがあります。

(写真はウィキペディアからです。実物を見たことがないので何とも言えませんが、赤い実は南天の実のイメージですね。でもそういえば、こんな感じのオレンジ色も実が小学校の近くの道端になってた気がする!仲間かな?)
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