研究という世界に身を置いているっていうことは、ただ好き勝手に研究だけしていればいいってもんじゃなくて、その成果を世の中に発表していかなくてはいけない。

 

 

その主なものは学会発表とか論文発表とかだろう。

 

 

学会発表はそういう成果を人前で話すので、なんとなく華やかな感じがして、さもすごいことのような気がするが、実際はその発表の場にいる人にしかその内容は伝わることはなく、成果発表としのランクとしては低く考えられている。

 

 

その点論文発表は、その成果を基本誰でも好きな時に閲覧することができ、しかも後世にその内容を伝えることができる。なので、研究者たるもの研究成果を論文として発表していかなくてはならない。

 

 

一般の企業に例えるなら「論文」とか「学会発表」というものがその会社の「売り物」であって、「研究費」が「収入」ってところかな?

 

 

その売り物(研究成果)がなければ、収入(研究費)が見込めることはほぼないので、研究費の申請ばっかりしていても論文が発表されていかなければ、ラボの経営は成り立たっていかない。

 

 

研究費が沢山あるような大きなラボでは収入が安定しているので、少しぐらい論文発表のペースが遅くてもそんなに問題はないが、僕のラボのように弱小であるとそうも言ってられない。

 

 

研究費を取るために論文を書く、論文を書くためには研究費が必要。まさに「卵が先か鶏が先か」みたいな状況である。

 

 

まぁそんな事情があるので、今必死になって一本の論文をまとめる作業をしている。

 

 

今現在は、必要最低限のデータは揃い文章もほぼ出来上がったので、共著者にその草稿を送り色々とコメントをもらっている段階。

 

 

もうすでに数名からはコメントが返ってきていて、そのほとんどは文章の構成などに関するもので、簡単に直すことができるようなものなのだが、一人なかなか厳しいコメントを返してきて、これから数ヶ月かかるような実験を2−3個やったほうがいいと提案してきた。

 

 

確かにそれらの提案はとても理にかなっていて、それができれば論文の質はかなり上がるとは思うが、我々の今の状況ではさらにそこまでお金も時間もかけて論文の質を上げていくのはちょっと厳しい。このままでは「売り物」ができるのにかなりの時間がかかってしまう。

 

 

ということで、それらの提案は一応考慮に入れて、論文を投稿した後に(投稿してから採択されるまでこれまた時間がかかる)簡単にできそうなものをこなしていくということで、時間がかかる実験はせず早い段階で論文を投稿するという判断を下した。

 

 

後数名からの返事を待って、簡単に直せるコメントを直して、今週末にはこの論文投稿できるかな?

 

 

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