遊窓夢 ~脱力散文のアユミ~

散歩するように、ぽけっと空を見上げながら、日々のガス抜きアウトプット自由律むくむく散々文。


テーマ:
起きてはコップ一杯の 昨夜煮出した麦茶を飲み

じゃあじゃあと飛沫を散らし 虫歯を隠蔽しながら歯を磨き

あとは水道の排水溝に全てを任せ 家を出る


沿岸部ではないのに津波警報で自らを煽り

後は黙々むしゃくしゃと 昼の軌道に任せてコーヒー飲むは、

煙草のニチャつきを数杯のおひやで鎮火させては

目指すのはハーブディー屋

いがいがに効くお茶を探しているんですが…?
「人体の90%は水でできていますから、ハーブティーだったら
沢山摂取できて、デドックス効果も…」とのアドバイスにもすっとぼけ
 

だっくり帰路をたどり

温浴効果があるのかどうかも不明瞭な いつもおんなじ気休め青緑

束の間の虚脱浴槽に信じ浸る。



己を呑み込む水を忘れ

めまぐるしく水に接す水男


水のなせる そいつが歩いている足跡のない軌跡



腐らせたとき泣きを見るだろ
AD
いいね!した人  |  コメント(0)

テーマ:

気づけば あくせくと
いろんなデパートのエスカレーターをはしご

ふともたれかけた ベルトの浅いグレーは

くたびれた気分にしっくりと寄り添って
ゆったりと 僕を
本屋のすそ野におろしてくれた


すすけたエンジ色のベルトは
少し険しかった

深く真面目な紺のベルトは
なんだかきゅうくつだった


動いている階段の上を さらに歩く人は
本当にそんな急ぐ用事があるのかな?


エレベーターは嫌だ いきなりすぎて息苦しい


いつもすっと乗れるエスカレーターは 

めまぐるしい物質主義を斜でみながら

のうのうと午後を運ぶ
AD
いいね!した人  |  コメント(0)

テーマ:
一人コーヒーショップ


いつ頃から 珈琲に期待せず

壁掛けの絵にも問いかけず

額のガラスの遠くから
そっと映りこんで照らすランプの明るさを確かめ
安堵する


トイレの鏡に息を潜めるランプの灯りが

知らぬ間にできた 首もとの溝を静かに照らす


 丸く 円く ややくっきりと
空間の喧噪を離れて 想いを訪ねる

 幼い頃に見た 祖母の夏家に佇む
朧げな行灯の明るさがここにある



おばあちゃんにしか作れなかった

あのオムレツが光り出した
AD
いいね!した人  |  コメント(0)

テーマ:
月曜がやってきて

昼のおべんとの梅干を食べた時

ほっぺたの後ろ辺りに
 「キュワーン!」 

梅干交響曲のシンバルが鳴り響いた


先週の土曜に 温泉の健康測定器で判明した
弱酸性の聴衆は 急に全身をそばだてて

酸っぱいけど この展開は
酸イ短調なのか アルカリト長調なのか 分からぬまま

口の中に広がる 第二楽章パイプオルガンの
荘厳な響きに 身を任せ ご飯をかきこむ


夜の流しにコロッと落ちた
演奏後のかけら

口の中で転がりまくった
梅干交響楽団は弦がしわくちゃ



ああ 見ていたら
第三楽章が 始まりそう…

いいね!した人  |  コメント(0)

テーマ:
そろそろ雑誌も読み終えたことだし、台所に立とう。


軽快でするすると流れるアルトサックスを聴きながらすれば、
洗い物がもう一つのライブになる。


皿シンバルは、濁りと透明の間を行き来する水しぶきをうならせ、

菜箸スティックが、つんのめり気味なバックビートでたらいの淵にブツカリナガラ、

ジャリじゃらと水切りに次々と飛び込むのが爽快だ。


ぐいぐいぶんとテンポを上げるベースにつられて、

コップの飲み口をギュルっと回すスポンジも加速。

フライパンや鍋は、全体のやや後半にさしかかったあたりに、

一気にジョバっと洗えば、真夜中のシズル感を高揚してくれる。


最後にタッパーから流れ落ちる滝からは、観客が拍手をしながら、

コピャパチャコツコツ1人、2人と客席をシタタリ落ち、

夜の小アドリブに濡れたスーツを乾かしながら、家路に向かう。

ステンレスのホールをギュルっと磨けば、そろそろ閉店。




テーブルを振り返ると、コーヒーの飲みかけがまだあった…

気乗りのしない追加の洗い物は、音楽にならない。


演るけど。
いいね!した人  |  コメント(0)

[PR]気になるキーワード