現在、世界のブログ人口は72,000,000人だという。そのうちの37%は日本語で、第一位、英語は36%、中国語が8%だそうです。
日本のブログ人口がいかに多いか、ということですね。
イタリア人からすれば「日本はコンピュータ、テクノロジー、ハイテクの国だからね。」という程度の印象なのかもしれないけど、37%というのには、びっくりしました。

アメブロのメンバーも私も、その一人なのだけど。
私なりの推測だけど、なぜ、そこまで日本で流行っているか?というと...(イタリアと比較してみましたけど、日本以外の国では大なり小なりそうなのではないか、と思います)


1.もともと日本人は読むという行為が好きで、読書好きな国民で、また書くという行為も好きなのだと思う。イタリア人はあまり読書はしない人が多いけど、携帯電話ではよくしゃべる、マナーモードなんて言葉も存在しないから、メッセージはするけど、日本人ほど始終打っているわけではない。文章を書く、なんて面倒くさい、という人が多いのではないかな。


2.PCもインターネットもイタリアに普及してきたけど、仕事以外でPCに何時間も向かっているという行為はイタリアでは「マニアックなこと」と見られている傾向があると思う。

3.日本人は情報を手にするのが大好きだと思う。それは生活に必要な情報だったり、「へえ、そんな人もいるんだ、面白い」という程度の興味好奇心の情報だったり、自分の興味のある分野(例えば映画とか、料理とか)に関する情報だったり、他人のちょっとした日常に共感したり、新発見をしたり...とか。「そんなの、日本人に限ったことじゃないんじゃないか?」
でも、日本の流行の移り変わりがものすごくすばやいこと(流行歌などを始め)、ニュースの時間も多いし長いし、ほとんどの国民が新聞を日曜も含め毎日購読している、週刊誌の種類もすごく多い、など、情報を手にするのが好きというか、習慣になっているように感じます。


4.イタリア人は携帯でもしゃべるけど、普通に身近な人、家族や友人とよくしゃべる。「今日、こんなことがあって」「明日は何をしなければならない」「聞いて、私の上司ったらこんなにひどいの。」とまあ、よくしゃべる。バールでコーヒーを飲みながら、バスを待ちながら他人同士でもサッカーの話やイタリアの現在と将来について嘆いたりする。友人の家で「もうそろそろ帰らなくちゃ」と腰を上げてからも、おしゃべりが止まらず、30分、1時間....
わざわざ、ブログを作って他人に聞いてもらうことなしに、毎日散々、しゃべっているからストレス発散しているのかもしれない。私が「まったくもう、イタリア人って」とブログに書いてストレス発散しているのに対して。言いたいことがあるのに言えないというイタリア人がいたら、余程日本人的なのかもしれません。


ざっとこんなところです。イタリア語のブログもちょっとだけ読んだことあるけど、すごく主張的なものだったり、超くだらない日記だったり、で、つまらなかったので、中には面白いブログもたくさんあるのでしょうけど、書きたい人が勝手に書いているだけなのかも、という印象です。主張的なブログに共感する人は別として。

日本のブログって面白いと思います。