I love shopping / Sophie Kinsella

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「面白いよ。」と友人の勧めで読み始めて、通勤の電車の中でちびちび読んでいたのですが、後半は止まらなくなって一晩で一気に読み終えました。タイトルは英語、原作も英語ですが(オリジナル英語では「Secret dreamworld of a shopaholic」というんですね)。読んだのはイタリア語です。(イタリア語版のタイトルが"I love shopping"まさにぴったり。イタリア語では表現できません。)


本屋の目立つところでよく見かけるのでベストセラーになってるようです。


お買いもの大好き、カード破産寸前のレベッカ、見栄っ張りで嘘つきだし、買い物にも恋愛観にも全然共感はできないし、お友達としてもつきあいたくないタイプの女の子なのですが、なぜか、憎めない、後半は応援して読んでいました。


ストーリーはありがちな話というか多少、少女漫画的ですが、レベッカの妄想が並大抵ではなくて、映画かTVドラマになったら会話だけじゃなく、レベッカの思っていること想像していることををナレーションしたらきっとコミカルな笑えるドラマになると思います。



ブリジット・ジョーンズのように天真爛漫でもない、SEX&THE CITYの女性たちのように自立して立派な仕事と高い収入を得ているわけでもないし男や恋愛を探しているわけでもない。


出世していく友人、自分が集中してやってもできないことをテレビ見ながらいともたやすくやってのける別の友人、自分に気があると思っていた男たちのガールフレンド...そして自分には借金の催促....どうして、私だけ?と悩みショッピングでうさをはらし。


それでも正義感が強くて、嘘はついても、自分の心には正直で(だから買い物もやめられないし、人を傷つけたりもするし)友人の事に心から憤慨したり、譲れないものは譲れない、損しても恥かいても譲れない、そういうレベッカに共感する女性が多いのか、単にショッピングでストレス発散するのに共感する女性が多いのか、ベストセラーなのもうなずけます。


もっと面白いという続編もあるようなので、楽しみです。


原作も面白いと思いますが、イタリア語訳、すごくよかったです。タイミングというか、行間で笑える感じなので、電車の中でも何度か吹き出しそうになりました。売れているのはレベッカに共感する女性が多いからじゃなく、文章が笑えるから、というのが本当の理由でしょう。


探してみたら日本語版もありました。きっと面白いと思います。


邦題では「レベッカのお買いもの日記」。続編も出ています。


レベッカのお買いもの日記 1 (1)
(ヴィレッジブックス S キ 1-1)/ソフィー・キンセラ
¥798
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石畳の道

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strada

ローマの道路は石畳が多い。特に中心地。(古いから)


バスに乗っているとガダガダに揺れるから本なんて読んでいられない所もあるし。


穴にヒールが入ってしまうからか、ハイヒールを履く女性も少ない。

夜に車でお出かけの人はいいけど、昼間は歩きやすい靴を履く人が多いと思う。(イタリア人は服も靴もバッグも昼用と夜用は違うのですね)


イタリアの靴が良いといわれるのは、歩くのに適した底のしっかりした靴、というのが基本にあるのかもしれない。もちろん適していない見かけのすばらしく美しいピンヒールの靴もあって、よく靴屋の左右に別れておいてあるので対照的です。


といっても、女性の靴はだいたい、夏はサンダル、急に寒くなって、もう9月はブーツ。4月頃までブーツ。そして多いのがスニーカー。学生のほとんどはジーンズにスニーカーだし、学生といってもイタリアの学生は30歳前後までだし、学生じゃなくても、通勤にでも、そんなに若くなくても、スニーカーは多いです。


そのわりには外反母趾の人は多いらしいです。きっとちょっと昔までは、スニーカーや歩きやすい靴というのが主流じゃなかったのでしょう。



石畳の道、外観上はいいと言いたいところですが、たばこの吸い殻がたまったりしているので、外観上もいいとは言い難く、歩くにもつまずきやすいし、隙間がなくなるように工事されるといいのですが.....



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クレーム

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某ブランド店で働く日本人から聞いた話。


接客したわけでもない日本人客が日本に帰ってからの「日本での価格のほうが安かった。 」というクレームがあったのだとか。電話なのかFaxなのかEメールなのか、詳しくは知らないけど。

なにも「日本より安いです。」と言って押し売りされたわけでもないでしょうに。


このところユーロ相場の変動も激しく、170円から一気に150円になったりしたから、例えイタリアブランドでも日本のほうが安いということもありうるでしょう。


また日本では売れ筋の目玉商品は儲けなしに安い値段をつけることもありうるでしょうし。(イタリアではバーゲンでもない限りまずそういうことはしないです。価格競争というものがないようなので。)


それにしても商品に欠陥があったわけでもないのに(例えあったとしても通信販売じゃなくてその場で納得して買っているのだから)「日本のほうが安かった」という理由でクレームしてくるとは、とても日本人だと思ってしまった。イタリア人は買ったあとに「他のに交換」に来ることはよくあるけど.......(プレゼントにもらったものを気に入らないから他のに交換とか、よくある話。それもどうだか、と思うのだけど。)


何かとクレームをつけたい、かといって、どうなるわけでもないとわかっていても、文句を言いたい

接客もしていない日本人の店員に「申し訳ございませんでした。」と言ってほしかったのか?


相手がイタリア人なら、そういうクレームをわざわざ日本からしてくるだろうか?


そんなにほしいものを少しでも安く買いたかったのだったら、イタリアに来る前に値段を調べておくべきでしょう、と思うのですが。


同じ国内でも(どこの国でも)同じ物が値段が場所によって違ったり、というのはある話だし、その金額に納得して買っているのだから(ぼったくりされて文句言えずに仕方なく払った場合は別として)、あとからクレームしてくるって.......どうだか、と。

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肉まん

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行きつけの中華食材店で「NIKUMAN? 」という声がしたので、振り向いたら、イタリア人女性が肉まんを探していた様子で、レジの女性が「Nikumanはここよ。」と教えてあげたら、発泡スチロールの箱の中に肉まんがありました。


レジの中国人女性は私に

「聞いた?日本語の"肉まん"で、呼ばれているのよ。」と言い、イタリア人女性に

「肉まんって日本語なの。彼女は日本人。」と私を紹介するので、お互いにっこりしあってしまった。


そのうち「肉まん」も「寿司」や「芸者」のように世界共通の言葉になったりして。


みそ、しょうゆ、だしつゆ、ごま油、インスタントラーメン、最近はそばや「こくまろカレー」など日本食材も手に入るので、中華食材店はよく利用するのだけど、肉まんはまだ買ったことがない。ちょっと怖くて。


中国製食品が世界的に問題になってることもあり、できるだけ控えたほうがいいのか、選ぶのを間違え

なければ安心なのでしょうか。


それは日本においてでも、中国製だけでなく、イタリア産食品でも、同じことなんですが。


.......横浜の中華街の肉まんが食べたくなってきました。(コンビニのでもいいけど。)

美女2人

イタリアの人気番組で"Striscia la notizia" というのがあって、バラエティになるんでしょうけど、ニュースや政治、行政の批判などもやっているのですが、政治家が会議中に居眠りしているところとか、ズサンな体制や怪しい病院、裁判所などの組織の証拠収録やその追跡とか.....深刻にではなく、「これでいいのか?」という感じで笑いで終わることが多い、軽い痛快番組なのですが、その中で毎回2人の美女(Velina)がポルノまがいに踊り狂います。それが司会者のテーブルの上なのもちょっと違和感があります。


Veline1
Veline2
Veline3

(↑まるでアダルトサイト?と勘違いされかねないので、仕事中の人は気を付けてください。イタリアではゴールデンタイムの政治の話題も含む普通の番組なんですけど......)



その美女たちは2年ごと?に変わるらしく、今回新しい二人組決定に、何週間も何か月も番組は「美女予選コンテスト」を繰り返していました。
「今日はどこどこからの予選中継です。」という具合に。


ほとんど見てはいないのですが、たまに見ると、一応「ダンス」で競い合っているようなのに、私の素人目にもはっきりわかるくらいダンスも全くの素人、と思われる人たちがたくさん出ていました。


日本だったら、芸能人のバックダンサーの人たちだって、さすがプロで、キレのある踊りをするじゃないですか。それがなくて、高校生が音楽に合わせて友達と踊っている、という感じ....または、ストリップショーのようなセクシーダンス。出場者は普通の学生や勤め人.....


で、数人ずつの予選で選ばれるのは、その中でもダンスのうまい人、というわけでもなく...結局、顔?セクシーさ?

何か月にも及んだ予選のはて、最終戦が9月18日にあり、これがそのとき選ばれた二人 。2人とも18歳ですって。翌日は新聞各紙に載っていました。ミスイタリアより有名かも。


velinaで検索したら、たくさん出てきたのですが、優勝者のうちの一人のショーの様子。


Costanza


4組8人が残った最終回だけ見たのだけど、この2人が優勝するとは思わなかったなあ。これも裏があるのかもしれません。


Velinaに選ばれると、毎週テレビに出て、イタリア中に有名になるから、その後の芸能活動の道も開ける、らしいから。



余談ですが、イタリア語で「踊り子、ダンサー」のことを「Ballerina(女性)Ballerino(男性)」というのですが、求人広告などで「Ballerina募集」などと書いてあったら、ストリップショーのようなダンスのことを指すことが多いし、要するに踊るってこと自体、そういうこと(上記動画のような)なのでしょうか.....

客観視

友人宅で夜にしゃべっていたときのこと。


「この間もここ(キッチン)で友達としゃべってたら、隣のうちから静かにしてくれって、苦情がきたんだよね。」と言う。
「それも女4人でそんなに大声でもなかったし、音楽でうるさくしてたわけでもないし、夜もまだ10時だったのに。」


別に寝室に面しているわけでもなく、お互い窓を開けているから窓越しに声が聞こえるから、という。


「そのくせ、彼らの夫婦喧嘩は何て言ってるかわかるくらい大声で怒鳴り合うから全部聞こえるからね。それもしょっちゅう。どういう神経なんだか。」


きっと、自分のことしか見えていないから、客観的に見えていないのでしょう。


そういえば、元福田首相の言葉が話題になったとか、ブームになったとか。商品化までされたようで、とても日本的だと思えるのですが、イタリア人はそもそも「主観」で動いていて、自分を「客観的」に見る、ということができない人、そういう発想さえない人が、かなり多いのではないかと思えます。


客観的に見て、恥ずかしいから、自分の感情をコントロールして抑える、怒鳴りたい、叫びたいのを抑える、ということがないから、怒鳴りたいだけ怒鳴る、叫ぶ。


抑圧から逃れられずにいつか爆発して他人を巻き込む犯罪にまで発展する日本人の感情を思うと、怒鳴りたいときに他人の目も客観的も何もなく怒鳴っているイタリア人の方が健康的なのかな、とも思うのですが......

でも怒鳴ったところで落ち着くわけではなく、ますます興奮するだけでしょうし、隣近所にまで聞こえるほど怒鳴り合っているのは見苦しいものがありますので、やはり「客観的目」というのは必要なんじゃないかと思います。


多分、日本人は誰でも多少なりと持っていると思うので、イタリア人にもう少し持ってほしいものです.....

泣き落とし

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日本人(仮にNさん)から聞いた話。


学生旅行で女の子たちがローマに来て、数人でお店に入ったのだけど、一人だけ元気がない。
さっき両替したレシートを手に持っていて、納得がいかなかった様子。


1ユーロ、162.?円レートで、5万円を両替して、249ユーロしか戻ってこなかったのだとか。
コミッション(手数料)に20%近くとられている。5万円のうち約1万円


だいたい「手数料なし」と書いてある両替店はレートが高かったり、レートを低く提示してある店は手数料を取られたりするので、両替するまえに、

コミッションはとりますか?1万円がいくらになりますか?」と聞いてから両替するといいのですが、日本人は何も言わずにお金を出して、出てきたユーロの少なさにびっくり、ということが多々あることでしょう。


それにしても、20%とは、相手が日本人だからいいカモにされたのかもしれない。


「どこの店?、じゃあ、わたしが一緒について行ってあげる。」とNさんはちょうど昼休みどきだったので、女の子と両替店に文句を言いに行ったそうだ。

別の同僚が「泣きまねするといいわよ。」というので
「私が文句言うから、あなたは泣きまねしてね。」ということになり、両替店に

「さっきこの子が両替したっていうんだけど、これはひどいんじゃないの!」と言うと、店の男は最初は強気で開き直って「手数料4.5-19.5%ってそこに書いてあるだろ。」と言ったらしい。
確かに、店のどこかに小さく書いてあったそうだ。


そこで、女の子が髪の毛を前におろして、手を目に持ってきて泣きまねを始めたのだとか。
Nさんは「大丈夫。なんとかなるから。もうちょっと泣いてるふりして。」といって、店の男に
「ほら。見て。かわいそうに。こんなにがっかりして。私、この近くで働いてるんだけど、今度から日
本人が来たら、両替するならこの店はやめろって言うから。」とかなんとか、言い出して、オロオロしだした男は
「わかった。わかった。そんなに泣くんじゃないよ。お金は返すから。この金額でいいかい?せっかく
ローマに来たんだから、元気をだして、楽しまないと。」と女の子を励まし、結局305-6ユーロになって、差額56-7ユーロ戻ってきたのだとか。(手数料約1万円がなかったことに!)



この泣き落としができるのは相手が男性で(きついイタリア女には通じないでしょう)、やるほうも女性しかできませんが、若い日本人の女の子なら、確率高いと思います。タクシーでもレストランでも、ぼったくりされたら嘘泣きしましょう。


Nさん、「男はやっぱり女の涙には弱いのよ。」と言うので

「うーん、泣き落としできるのは赤の他人だけじゃない?」というと

「それもそうだね。本当に泣いても、"また泣くか?"って言われるだけだからね。」という結論になりました。


「あの女の子、この思い出は一生忘れません、って言ってたわ。」


ローマ人の歌

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Giuseppe Povia のヒット曲 "Il bambini fanno ooh"というのがあって、2年ほどまえに流行ったのですが

子ども(赤ちゃん)がオーッと言う。ねずみがいるよ。(←普通いないでしょ?と言いたくなるけど、ここはイタリア。)子ども(赤ちゃん)がオーッと言う。子犬がいるよ。」という可愛い歌なのですが、YouTubeの貼り付けができなかったので、ここで聞いてください。


Il bambini fanno ooh

同じ歌ですが、ここも可愛いです。↓

Quando i bambini fanno ooh


それをもじって、最近、出てきたというのが "Quando I Romani Fanno Aoh" (ローマ人がアオ!というとき)。


いやー、題名聞いただけで笑っちゃいました。(既に笑った人もいるでしょ?)


ローマ弁は単語をつなげて省略しちゃうことがあって、印象的にはかなり粗野な言葉で、コテコテのローマ弁で話されると、ローマ在でもときどきわからないことがあります。

ローマ以外でイタリア語を習得した人にとっては、ますますわかりづらいでしょう。


普通のイタリア語では電話にでるとき「もしもし?」にあたるのが「Pronto?」というのですが、ローマ弁では「Aoh!アオ!」と言います。「チャオ」みたいなものです。


日本語で男性が言う「オゥ」というところでしょうか。女性は普通使わないと思うのですが、使う人もいるかもしれない。真似するのはやめたほうがいいでしょう。
「オメエ、テメエ」で話しているようなものですから。


この"Quando I Romani Fanno Aoh"のYouTubeもありました。
言っている内容は脈絡がないし、かなり乱暴で「けしからん」内容なのですが、笑えます。あまりにもローマ的でローマ人のローマ言葉で。


「ぶんなぐりに行こう。」とか「殴って殴って」とか「ローマ人は怖いものがない。」とか「くそったれが」とか....


日本語には、せいぜい"馬鹿"とか、"くそ"とか、あまり汚い言葉がないので訳せないのですが、まあ、そんな下品な俗語の羅列です。


イタリア語がわからなくても、上記の"bambini"のほうとは「同じイタリア語?」と思えるほど違うので、興味のあるかたは聞き比べてみてください。


Quando i romani fanno Aoh

台風レポート、してみたい? ブログネタ:台風レポート、してみたい? 参加中


日本は「台風レポート」なるものがあってそれ以前に「お天気お姉さん」というレポーター(アナウンサー)がいて、屋外中継を朝、生放送でやったりするけど、イタリアは、ありません。

アナウンサーが芸能人みたいになることもないし、ニュースそのものが、新聞を読んでるようなあっさりしたものです。
事件について突っ込んだ内容の説明、解説、などもなく、読んでおしまい。
現場の様子やインタビューなども時にはあったりはしますが、短いし、同じ場面が何度も繰り返されたり、とか。(日本人のジャーナリズムから見ると手抜き?と思えるような)

あっさりしている分、日本のニュースのような視聴者の感情に訴えるようなことは少ない気がします。
でもその分「大変なことが起こっている」という印象が薄いのも事実です。

制作側が訴えかけてくれないから、見ているほうが自分で解釈しなければいけない、という感じ。
そしてニュースのほとんどは暗いニュースや元気をなくすような内容なものばかり。

お天気レポート生中継、ほのぼのニュース、桜の開花、など、日本のニュースは視聴者をなごませる要素を意図して取り入れているのだと思います。
朝から気分が落ち込んだりしないように。

台風レポートをしてみたいとは思いませんが、見ている人に「すごいなあ」と思わせる立派な仕事だと思います。

ローマはここ1カ月以上も雨が降らず、9月になっても真夏並みの暑さ(35℃くらい)の日が続いていたのですが、先ほどからが鳴り出し、雨が降り始めました。
明日から急に涼しくなりそうです。


関連過去記事   大体の天気予報

迷子のアメリカ人

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イタリアを訪れる観光客は世界各国からいて、中には日本も中国も区別のつかない人たちもいれば、日本に行ったことあるという外国人はたいてい口を揃えて「日本はいい」と言うのです。


「君、日本人なの?よくイタリアで住んでいられるね。日本とは大違いでしょう。」とも言われるし。


たぶん、日本人から見た「日本とイタリアの差」よりも自国(例えばアメリカ人)から見た「日本」での驚き(例えば交通網などがきちんと組織化されていて....)と「イタリア」での驚き(何もかもがいいかげんで)のが大きく見えるのかもしれない。



最近聞いた外国人客(アメリカ人中年夫婦)の話で.....


「日本に着いて、ホテルに行くはずの電車を間違えたか乗り過ごしたかしてしまって、間違えた所で降りてしまってね。
夜も遅くて、道に迷って途方に暮れていたら、若い男の子が歩いてきたので道を聞いたんだけど、彼は英語ができなかったんだ。
でも、ホテルの名前の入ったカードを見せると、そのホテルは知っているらしい。しかも遠いみたい。もう終電も終わってるし、タクシーもつかまらない。
彼は「知ってるから、行きましょう。」と歩いて案内してくれたんだけど、そこから2時間ばかりもかかって、着いたときには夜中の1時半だったか2時だったか。
お礼をしたいから、と言っても、彼は「No,No」と言って、何も受け取ろうとせず、もと来た道を戻っていったんだよ。


日本人ってなんていい人なんだ、親切なんだ、って、その後も言い合ってね。」という話を聞いた。



困っている人を助けた若い日本人は親切だったと思う。お人よしだとも思う。(私だったら携帯を貸すなりして、ホテルに電話してもらって、タクシーを送ってもらうだろう。)


でも、彼は相手がアメリカ人じゃなくても、日本人でも中国人でもイラン人でもアフリカ人でも、同じことをしたかどうか?とも思えるのだ。


相手がアメリカ人で「英語」であることに、相手の言うことはちょっとはわかるけど、でも話せないことに、そういう引け目からの親切だったかもしれないと。
イタリア人の英語力もできる人はかなりできるけど、片言か、全くできない、という人も多い。それでも観光客が多いから英語で話しかけられる、ということには日本人より慣れているだろうと思う。
英語ができなくても知ってる単語を言って対応したり、堂々とイタリア語で答えている。(単語、単語、でゆっくり話しているだけなんだけど、本人は英語?のつもり)


日本は「外国人のお客様」はより親切に丁重に、扱われるのかもしれないけど、イタリアで一番(大切に扱われる)のは基本的に「イタリア人」なので、イタリア語を話さない外国人はときとしていいようにあしらわれる、と感じることがあります。
いや、イタリア語を話してでも、そうなのですから。外国人に対して偏見のある人たちもいるし、日本人にもあるでしょう。
そういう偏見や条件(なに人だから、とか)や壁や境界がなくなって、誰に対しても同じようにありたいものです。