ぬるい...

日本では、冷たい飲み物を頼むと、キンキンに冷えて、が入って出てくることが多いですが、イタリアでは、せいぜい冷蔵庫温度、氷はまずありません。


だいたい、冷たすぎるもの、熱すぎるものを口にするのは体に悪いと思っている人が多いようです。


だから、温度20度くらいのジュースや常温の水が出てきたりしても、イタリア人は気にしません。


私も、イタリアに来た最初は「冷やすともっとおいしいのに。」と思ったことがありましたが、いつも常温の水を飲む習慣に慣れると、キンキンに冷えた飲み物って、暑いときはおいしいですが、冷房の効いた部屋では冷たすぎる、と感じます。


イタリアでまだ慣れないのは、熱いカフェラッテやカプチーノがぬるいとき。
「アツアツにしてください。」と言わないと、たいていのバールではコーヒーに冷たい牛乳を入れてぬるくなったものが出されることが多いのです。


それでも、まだ許せるのですが、このあいだ、許せないことがありました。


ペルージャの地元の人たちでにぎわうバールで
「冷たいカプチーノできますか?じゃあ、お願いします。」と頼んだところ、できたばかりの熱いコーヒーに冷たい牛乳をそそいだだけ、って、熱いカプチーノの場合と同じ!?



温度はさらに生ぬるく、40度くらいでしょうか?ちょっと許せない温度でした。

(日本の喫茶店カフェだったら客は怒るでしょうねえ、と想像してみましたが、日本では、ありえないでしょう。)


そのうえ、隣のオヤジがテーブルにぶつかって、こぼれるわ、気を使って紙を持ってきてくれたのですが、どうせ飲める代物ではなかったので、こぼれてよかったくらいです。


ローマの中心地では、そういう危険も少ないかと思いますが、日本のような「アイスコーヒー」というものは、ない、と言い切ってもよいでしょう。


イタリア人って、毎日何杯もコーヒーを飲む人が多いし、いろいろこだわっているようで、でも温度は気にしないのが不思議です。


関連過去記事

猫舌なイタリア人

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イタリアの地方

ローマから電車で1時間ほど行った街に友人宅を訪ねて行ったときのこと。


田園風景が続き、中にはを飼っているうちが見えたので
「馬がいるね。」と言うと


「そう、このへん、ペットとして馬飼っている人たちがいるから、馬に乗って散歩してたり、バールに馬に乗ってきて、外で馬が待ってたり、犬みたいな感覚だよ。」と。


「かっこいいねー。(どういう世界だ?)」と思ってしまった。



別の話で南イタリア人が


「これ、私の姉の彼氏が、鉄砲で撃って捕まえた野生のイノシシを私のママがサラミソーセージにしたの。おいしいよー!」とローマに手土産に持ってきた。


イタリアって、まだまだこういう世界なんだ......

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Pintoricchio

テーマ:

ペルージャの国立ウンブリア美術館 で催されていた展示会の「ピントリッキオ:Pintoricchio」について話します。

(チケットにPintoricchioと載っていたのですが、ネットで検索したところ、PintoricchioともPinturicchioとも、どちらでも呼ばれているようです。) Wikipedia 参照


pinturicchio2

↑ 自画像


彼はラファエロと同じくペルジーノ(ペルージャの人という意味。ダ・ヴィンチが"ヴィンチ村の人"という意味と同じですね。ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂の側面にもペルジーノの作品があります。)を師としています。


pinturicchio1

ジョルジョ・ヴァザーリ「続・ルネサンス画人伝」(16世紀)によるとこのピントリッキオに対してヴァザーリにしては珍しく、かなりの酷評なのです。

文章が面白いのでコピーします。


非常の才能を身に備えているのでないくせに、運命に助けられる人が数多く世にいる。
そしてちょうどその逆に、才能を身に備えていながら逆運にいじめられて泣く人も数限りなく多い。
それだから運命の女神が寵愛する子供たちというのは、まったく才能の助けなしに、運命の女神にすがるものだということがよくわかる。


自分自身の価値によっては決して世間に知られるはずのなかった人が世に出世するのは、ひとえに運命の女神の贔屓にあずかったからであるが、そのことがよくわかるのがペルージャ出身のピントゥリッキオの場合である。


このピントゥリッキオはなるほど数多くの助手を使い、たくさんの仕事をしたが、それでも彼の作品が実際に値するよりはるかに高い名声を博したのであった。


....ピントゥリッキオは自分の絵画に金を使って浮彫の装飾をした。これは派手で見栄えがいいというので、絵画という芸術に通じていない人々を満足させたが、しかし絵としては野暮で無様な事である。


.....本来は人物が手前で建築物が背後にあるのだが、縮小すべきものが、眼で見ればより大きく見えるはずのものより、前に来てしまっている。これは絵画という芸術におけるはなはだしい異端と言わなければならない。


....彼はイタリア全土にその他に数限りない作品を制作したが、これらは上手だがそう優れた作とはいえない。それだからこれらについては語らぬことにする。


シエナのサン・フランチェスコ寺に「聖母誕生」の絵を描くことになったとき、坊様たちは彼に住むための部屋を与えた。ピントゥリッキオの要求に従ってすっかり空にしたが、移すにはあまりに面倒だった古い櫃(ひつ)を残しておいた。


ところがピントゥリッキオは奇妙で風変わりな男だったから、そのことでしばしば苦情を言って騒いだ。
そこで坊様たちはほとほと困惑して、しまいに移すことにした。ところが大変やっかいで外へ持ち出すとき、その櫃の板が一枚割れてしまった。
ところがその中に正金金貨500ドゥカートが入っていたのである。
その件で、ピントゥリッキオは大変機嫌を損ね、その坊様たちの財産のことをたいそう怨みに思い、それ以外のことは考えることができなくなってしまった。
そしてそのことばかり思って心を労し、ついにそのために死んでしまった。...... (←いくらなんでもそれはないでしょ!?)


.....彼にはいろいろ多くの事があったが、大勢の王侯貴族の気に入られた。それは手早く仕事を仕上げたからである。
ゆっくりと丹念にする仕事よりもそれらは出来ばえは劣っていたであろう。
しかし王侯貴族は仕事が早く出来ることをとかく望むものなのである。


個人的恨みでもあるのか、と思うほどの酷評!
よほど、彼の絵が同じ画家として、許せなかったのでしょう。


ヴァザーリのこの著書については以前も書いたことがありますし、今後も書く機会があると思います。
読むと作品を見るのもより一層楽しくなります。



ルネサンス画人伝


ルネサンス画人伝(続)

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ペルージァ


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ペルージァに行ってきました。


イタリアの小都市によくある町ように町の中心は丘の上にあり、そこからの景色は最高で、美しい街です。


ペルージャに行ったら見るべきものといったら「国立ウンブリア美術館」。


ローマやミラノ、フィレンツェなどの多くの美術館は時代、作家、多岐にわたる作品を保有していることが多いのですが、この美術館はほとんどが15-16世紀のウンブリア地方作家のもの。


ここまで(30部屋以上)同時代、同地方の物が揃うと圧巻です。

絵の中のマリアやキリストのそばに、他の聖人とともに、しばしばサン・フランチェスコが出ているのも何ともこの地方らしいです。


また、ちょうどPintoricchio(これもまたウンブリアの作家)の展覧会も同美術館の中で開催されていて、ますます同色化していました。


普通は美術館内の展覧会って、1-2部屋くらいで20-30作品くらいなものなのですが、ここのは違いました。常設展かと思えるくらい、広いし、多いし.....



この町はルネッサンス時代の画家たちによって栄えるまえから、エルトリア人によって文明が繁栄していたわけで、現在でも、2600年も前の門や井戸(って、コロッセオより古い!)とか残っていたりするのです。

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↑ このエルトリアの井戸とラファエロのフレスコ画が残る Cappella di san Severo (サン・セヴェロ礼拝堂)は場所はちょっと離れていますが同じチケット(2.5ユーロ)になっていて、行く人も少ないらしく、お勧めです。
ガイドブックにも載っていないので、「おお、こんな所にこんな物が!」という感動があります。ただし井戸のほうは閉所恐怖症の人にはお勧めできませんが。



ローマからペルージャまで、電車で2時間半から3時間。バス(ティブルティーナ駅から)も時間的には同じくらいです。


チケットは電車は現在片道10.50ユーロ、バスは16ユーロ(聞いていたより値上がりしていた)なので、電車の方がお得ですが、バスのほうが町の中心近くまで行きます。電車だと、ペルージャに着くまでに乗換する便が多く、着いてからも町の中心まで行くのにバスに乗らなくてはいけないし。
またバスのほうが空いていて、電車のような合い席になることもないので、気楽だとも言えます。


ウンブリア地方は気候もよく、自然も美しく、食べ物や水がおいしいことでも有名です。したがって、平均寿命はイタリア一。


景色を眺めていると、これがペルジーノやラファエロやピントリッキオたちの絵の背景になったのだなあ、と思えてきて、ちょっとタイムスリップした気分にもなります。
今更私が書くまでもないですが、ペルージャ、アッシジ、行ったことがない人は、機会があったら行かれることをお勧めします。
(たまにローマを離れるとイタリアが好きになる....ローマが問題なのか、単に日常から離れるからでしょうか。)

抹茶アイス

テーマ:

毎日暑い日が続き、ほぼ毎日、ジェラートを食べております。
抹茶アイスが食べたくなったのですが、イタリアのジェラートって、抹茶味がない!
なので、作ることにしました。


材料


卵 2個
生クリーム 200g
抹茶粉 大さじ1-2杯程度 (好みで加減) 
砂糖 大さじ2-4杯程度(好みで加減)
牛乳 10-20cc


ミキサーに卵2個を割りいれ、砂糖とともに攪拌します。2-3分。うるさいですが。
お湯(さじ1杯程度)に溶かした抹茶と生クリームを加え、さらに攪拌。1分くらい。
牛乳を加え、ちょっとだけ攪拌。


(本当は、卵も1個ずつとか、卵白だけ先に、とか、生クリームは別に泡立てて、とかしたほうがもっとおいしくなるかと思います。面倒だったら全部一気に一緒に混ぜてもOK.でも、手間をかけるほどおいしくなるんですけどね。)


容器に入れて冷凍庫へ。


2-3時間たって、まだ固まりきれていないうちにかき混ぜる。(空気を入れてふんわりするため。)
できたら、固まらないうちに、2-3度、これをやる。今回は1回しかやらなかったけど。


できあがり。おいしいです。簡単なので、試してみてください。



te verde


時間にはルーズだし、予定を入れてもころころ変わるしすぐ忘れるし、で、日本人から見ると「いいかげん」と思えることが多いイタリア人ですが、パスタを茹でる時間にだけはすごく正確なのです。



ほどよい固さのゆで加減、アルデンテにするために、ちょっと味見して「あと30。」とか、「適当」は許されないようです。

中には時間や約束にもきっちり正確なイタリア人もいれば、ものすごくルーズな人もいる、という個人差はあるのに、パスタを茹でる時間だけはみんな、秒読みに真剣....


その割には、塩の分量は適当で、レストランは別として、友達同士で作ったりすると「塩辛すぎる」こともよくあります。


イタリアで食べるパスタ(お米も)は日本人にとっては「まだ茹で足りないんじゃないの?」と思えるくらいちょっと固め、なことが多いのですが、日本人だけでなく、イタリアだけがこの「固め」で、他のヨーロッパ近国はもっと茹でるようです。


「外国で食べたパスタのまずかったこと....」という話題にイタリア人は事欠きません...(日本人が外国で日本食を食べるのに似ているのでしょう)



また、ローマはミラノやトリノなどの北イタリアに比べてもゆで方が「固い」ようです。

芯が残っていることもありますが、レストランで「もうちょっと茹でたほうが私は好きだけど。」とカメリエレ(給仕)に言うと「君は日本人だからね。」とか言われたこともあるし....

何も初めてイタリアでパスタ食べてるわけじゃないんですけど...(明らかにコクコクするほど固かったのです)


多少はイタリア人の間でも個人差があるようです。日本人のご飯の固さの好みのようなものでしょう。



パスタへの情熱の半分でも仕事に気を入れてくれると、イタリアももう少し、機能するようになるでしょうに。

オリンピック、日本選手の活躍を見ることができなくて、残念ですが、選手の方々には本当に「感動をありがとう」というところではないでしょうか。
ネットのニュースで見るだけでも、感動してしまいます。


イタリアのテレビではオリンピック、朝の時間にちょっと放送していますが、日本のように1日中とか、夜に何度もニュースで、とかいうことはないんです。もともと夜はニュースもあまりないし。


また、朝はイタリア選手の活躍する場面だけ放送しているから、フェンシングとか、カヌーとか、アーチェリーとか、よくわからなくて、あまり見る気もしません。


中国人の小さな子供のときからの体操の英才教育をしている紹介があって、

「これは、やりすぎじゃないか?」

「まだ小さくて、何でもできる可能性があるのに、こんなにプログラムされているなんて。」

とイタリア人に言われていました。



あるクイズ番組で、10人の一般人が出てきて、10個のパネルに彼らの職業を書かれていて、誰がどの職業か当てる、というものがあったのですが、その中に「元オリンピックメダル獲得者」というのがあったのです。


日本だったら、オリンピックでメダルとったら、一躍有名人というところですが、イタリアでは、一般人とテレビに出ても、誰も知らないほど、全然有名ではないようなのです。
(もちろん、中には時々テレビに出てくるような有名人もいますが。)



オリンピックへの過熱ぶり、日本が異常なのか、イタリアが冷めているだけなのか、所詮、イタリア人はワールドカップ以外は重視してないのかも。

ローマの乗換案内

テーマ:

ストリートビューで思い出しました。


日本ではPCで乗換案内が見れるようになってもうだいぶたちますが、イタリアでは最近までありませんでした。

首都ローマでさえ、地下鉄2しかないし(うち1本は未だにエアコンがない!)バスにいたっては、来たり来なかったり、時刻表なんてものもないので、あてにならない、ので、もともと予定を計画的にたてること自体が無理な世界なのですが....


それでも、どこか知らない場所に行く時は、地図でチェックして、どのバスに乗ったらよいか、など地図で調べなければいけなくて、なかなか不便でした。


最近は日本でいう「乗換案内」にあたるATACのページがあります。いつからこういう検索機能がついたか定かではありませんが、ここ1-2年のことだと思います。


ATACローマ

http://www.atac.roma.it/


イタリア語ですが、英語にも変えられます。

最初のda(from)に出発地の住所(通りや広場の名前)、n°(番地)、a(to)に目的地の住所、(番地)を入れ、"Cerca"(検索)をクリックすると、地図とともにどこでどう乗り換えたらよいか、が示されます。


日本の乗換案内の「待ち時間何分」というのは「さすが日本だ」と思うのですが、イタリアの場合、バス何番、に乗り換え(60分に1本の間隔)とか出てくると「さすがイタリア」と苦笑するしかありません。


また、まだ地下鉄A線は夜の10時までしか動いてないので、それ以降はバスを利用するしかないですし、夜のバスは治安が悪いわけではないのですが、外国人労働者や音楽ガンガンに聞いて大声で仲間で騒いでる若者が多かったりして、雰囲気がよろしくないので、あまりお勧めできません。


このATAC乗換案内、時間の指定もできて、夜は昼間と違った運行表示になっています。

なのに、しょっちゅうストライキするくせに、ストライキ情報はありません。前日に確かめてみたくて、みたけど、何も書いてなくて、結局ストライキはありました。(地下鉄やバスがとまるのですよ!)


また、バスは日本のように「次はどこどこです。」なんてアナウンスもなーんにもないので、知らない所に行くときは、運転手や乗客に聞いて、確かめるしかないのです。


地下鉄はアナウンス、あったり、なかったり....

この間、アナウンスが10駅ぐらいずれていて、そのずれたまま、ずーっと終点まで通していました。全く.....

ストリートビュー

テーマ:

もう知っている方も多いと思いますが、Googleマップの新しい機能の「ストリートビュー」。
詳しくはこちら。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0808/05/news079.html


Googleの地図のサイト(こちら )で、場所を入力し、人のマークを地図上でドラッグして、ストリートビューをクリックすると、そこを散歩しているかのように町の景色、通りの様子、店の1件1件まで見ることができます。


試しにやってみて「あー、ここ、本当にどこどこだ。」と見ることができて、感動しました。

でも、まだ日本の何都市かだけで、全国網羅されてはいません。


例えば、知らない土地に行く時、特に旅行でホテルなどを予約するとき、地図だけではわからない、観光地のきれいな写真だけでは伝わらない、近辺の様子なども見ることができて、便利だと思います。


アメリカが世界に先駆けて、始めたようなので、アメリカの都市を入力すると、街をストリートビューで見ることができます。


イタリアはまだですが。このストリートビューでブログも紹介できたら実際の様子も臨場感があるでしょうね。


ローマが登録されるのより日本全国網羅される方が早いかも....


モッツァレッラチーズ+

テーマ:


mozzarella

一時期、イタリアのモッツァレッラチーズが日本で問題になったことがありましたが、イタリアでは、市場から一瞬でも姿を消すことなく、顕在です。


モッツァレッラチーズ、イタリアでは塩(+こしょう)、オリーブオイルをかけて食べるのが普通ですが、冷奴感覚で、お醤油をつけて食べてもおいしいです。


写真はシソの葉も入れてみました。ネギでもバジリコでもいいかと思います。豆腐よりカロリーは高いですけど、オリーブオイルをかけるより低いでしょう。


ワインにもビールにも合うし、夏のおつまみにどうぞ。
何にでも醤油をかけるって、いかにも日本人的ですけど.....