「値切る客」とちょっと共通する話をバールに働く友人から聞いたので、書いておきます。


そのバールは観光地にあって、日本人などの外国人も、地元のイタリア人も利用する有名な所なのだけど、ある日、日本人のツアー客30人くらいをひきつれた添乗員がやってきたのだという。


皆でアイスクリームを注文しようとしているのだけど、添乗員さんが皆の注文をいちいち全部聞いては「チョコとレモン?それは合わないわよ。」とコメントしているので、なかなか注文がまとまらない。


後ろに行列ができてきて、働いているB君は「急いでもらえませんか?」と何度も言ったのだという。

「一人一人、言ってきてください。そのほうが早いし、僕も慣れているから。他の客も待っているし。」とも。


添乗員はイタリア語ができる人だったらしく、B君としては添乗員が「皆の前でかっこいいところをみせよう。」としているように思えたらしく、散々待ったあと「いいかげんにしてくれ、君はもう、外に出てくれ。」と言ったらしい。

するとその添乗員はきれて怒ってきたのだ、という。(まあ、サービスされて当たり前の客の立場ならそうなるのかもしれないけど、イタリアはそうじゃないのです)


また、別の添乗員、「私は添乗員なんで、タダでアイスを食べれるはずなんですが。」と。

確かに、レストランなどでツアー客が食べる場合、添乗員の料金は加算されなかったりすると聞くけど、「アイスくらい、自費で食べてくれ」と思ったらしい。それでも「そうなんですか?じゃあ、作りますけど、他に客がいるんでお待ちください。」と5分ほど待たせることになったのだという。(お金を払ってくれる客が優先だから)

するとその添乗員「時間がない、集合時間が...早く、早く。」と急がせたのだとか。

そういうところで、せっかちでケチな日本人というイメージを持つ人はかなりいるようです。


そういう添乗員は日本人だけなのだとか。

アメリカ人添乗員などは、もちろん自費で自分の分は払い、従業員にもチップをはずむのが普通、なのに。

B君が言うには「チップの問題じゃないんだよ。態度の違い。」日本人は本当にいい人もたくさんいるけど、そういう添乗員がいるのも残念なことに日本人だけなんだよね。と。


添乗員って大変な仕事だと思う。ただでさえ、物事がスムーズにいかないイタリアなどに来て、サービス満点の楽しい旅行を期待しているツアー客の相手に何日も一日中付き合わなければいけないし、責任のある仕事だし、自分のミス以外にも、おこるトラブルで客から文句を言われるだろうし、知力体力いる仕事だし。


でも、でも、「客はわがままで当然」ではないんだという日本以外の国のマナーも知っていてほしいです。ほんの一部の人の行いかもしれませんし、添乗員に限ったことではないのですが、B君の話を聞いて「ほんと日本人として恥ずかしいわ」と思わずにはいられなかったもので。




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A氏の噂

噂話なので、どこまで真実かはわかりませんが。


A氏は豪邸(と呼ばれる大きな家)に広い庭と大きなプール付きの家に住んでいる。

でも、泳げない。プールの隅っこを歩くだけ。


馬がほしくなって、馬を買ったらしい。

でも、乗馬はできない。(使用人が世話をしているらしい)


ピアノがほしくなって、グランドピアノを買ったらしい。

でも、家族の誰もピアノは弾けない。


クルージングに憧れて、船を買ったらしい。

でも、船舶の免許も持っていないし、運転できる人がいない。


はー、馬鹿なお金持ちがいるもんだ、と思って笑うのはいいけど、誰も乗ってくれない馬や、誰も弾いてくれないピアノって、可哀相だな、とも思ってしまう。



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ペット問題2

相当暑くなってきました。日中は35度前後、日差しも強く、真夏!到来...

で、バカンスシーズン。以前は8月中心のイタリア人のバカンスも今は旅費の比較的安い6月7月にとる人が増えてきて、分散化しているようです。年によって違うけど、私の印象ではイタリアは8月より6月の方が暑いし。


この季節になると、必ずといっていいほど話題になってくるのがペット問題。

バカンスにいくため、ペットを捨てる人が多いんだとか。


過去関連記事 ペット問題1


今はテレビのCMでまで「ペットを捨てないようにしましょう」って。

その決まり文句が「ペットを捨てるのは流行ではありません。」だって。

捨てるのも間違っているけど、流行だなんて思って捨てている人なんて、いないでしょうに。


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値切る客

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ちょっとびっくりな日本人客に会ったので、愚痴らしてもらいます。


だいたい、イタリアのお店って「まけて」と値切るのって、お店によってはありなんだけど、しないのが当たり前の店だって多いのだから日本人店員だからって「まけて」と言うのはどうか、といつも思っているのですが。


それでも「いっぱい買ったからまけてもらえますか?」とか「現金で払うからまけてもらえますか?」というのは金額によっては一応言ってみる価値はあると思うので、高級な店だろうが、庶民的な店だろうが、相手がなに人だろうが、聞いてみるのはいいのです。でもしつこいのは困る。


もちろん日本人以外でも「ディスカウントなる?」と聞いてくる外国人客もいる。(特に中国人。半額以下の値段を言ってくる.ここは中国ではないのだけど)「もっと、もっと」としつこいのは本当に日本人だけなんです。特に関西の人。


私「全部で300ユーロになります。」

客「250にして。しなさいよ。」

私「なりません。お客さん、関西ですか?」

客「そうよ。だから250。いいでしょ?」

私「なりません。本当に関西の人って、値切るんですよね。」

客「だって、値切るのが当たり前だもの。」

私「イタリアは違うんです。」

客「あら、添乗員さんが、イタリアの店も値切るもんだって言っていたよ。」

私「物によっては割引できるのもあるから、試しに聞いてみるのはいいですけど、あんまりしつこいと嫌われますよ。」

客「だから、250。OKね。」

と250ユーロ払って、商品をもぎとって行った。

私「ちょっと待ってください。よくありません。250じゃ、この商品の分を払ってないことになります。」

客「だから250にしときなさい、ね。」と商品持って店から出て行きそうになった。


きっと女で日本人の店員だから、馬鹿にしているのだろう。金額足りないまま、商品をもって行こうとするなんて。イタリア人が相手だと、そんなことはしないだろうし、日本のお店でも相手によってはそんなことをしたりしなかったりしているのだろう、と思うとすごく頭に来たのです。


結局、店の責任者に言って「じゃあ、間をとって」と、少し折れた形になって、払ってくれたのだけど....


「やっぱりしつこく言ってみるもんだ。安くなるんだ。」

なんて思わないでください。


値切る客も好きではありませんが、しつこい客はもっと嫌です。(責任者がいなかったら、お金返して、商品を戻していたかもしれない。そんな客に売りたくないから)


こんな客(お客様は神様でわがままで当然と思っている)が同じ日本人かと思うと、ほんと、恥ずかしいです。


かなり過去の関連記事 非常識な客





椅子の修復3

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椅子の修復続きです。


修復前の状態。

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欠けている部分↓

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前回の椅子 と対になる、椅子で、似たような修復だったのですが、違っていた所といえば、絵の部分です。

絵の中の顔の部分が盛り上がって立体的になってるのが、欠けているのがおわかりでしょうか?(右人物の右側と、左人物の髪の束)

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ジェソで補填するとき、そこにもジェソを入れ、紙やすりで擦るときにオリジナルを傷めないように、保護して...というのが、一番気を使ったところです。


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欠けていた部分はジェソの前にオガクズを混ぜた物で補強しています。

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仕上がりはこんなふうにできました。


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やれやれ...。



夜のバスのスリ

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ローマの2本しかない地下鉄のうち主線のA線夜9時までで終電になって久しいのだけど、その変わりにバスが走っている。これが地下鉄より倍時間かかる。


昨日、それに乗っていたら、妙な感触が...と思ったら、バッグに手をかけられていた。

ジッパーは開かれてないし、慌ててバッグを下に持ち直したら、隣にいたスリ男はあきらめたらしく、移動していった。


その後、席が空いて座ったら、若い女性が近づいてきて

「あなた、バッグの中、チェックしたほうがいいわよ。さっき、男が手をかけていたから。」

と、親切にも忠告してくれたので、一応チェックしてみて

「大丈夫、ありがとう。」と。


普通、スリのいる電車はバスって、満員のことが多いのだけど、夜のバスはそうでなくてもいるようです。皆、疲れているからでしょうか。


以前、ローマの地図なんか持って、観光客のふりをした外国人(東欧人)スリにも、遭遇しましたから。(そのときもセーフでした)

イタリア人は露出の多い服が多い、と以前も書いたけれど。本当、道を歩いていて、服でイタリア人か外国人か区別つくぐらい。


でも、イタリア人男性はこの暑い夏(既に30度くらいあり、真夏の暑さです)でも、町中ではジーンズやスーツ、休日に出かけるときも海ででもない限り、ひざを出したズボンなどははかない。

町中でもひざを出して、サンダルをはいているのは、たいていアメリカ人...


女性でもパジャマのようなラフな格好をした人って、たいていアメリカ人。

イタリア人はこんな格好で外は歩かないなあ、と。

イタリア人に限らず、人が着ている服とかアクセサリーとか、会ったときに「それ、素敵だね」と言い合うのは、挨拶のような感じがある。男でも女でも。(本当にいいと思ってるかどうかは別として。)


私の感覚では日本は親しい友人間の間では言い合ったりするけど、本当にコメントしたいときに言うような気がする。


それで、よく「それ、どこで買ったの?幾らだったの?」と聞かれることがある。

それはイタリア人じゃなくて、「移民」と言われる国の人々。特に中東やアフリカの人々。

「なんで?自分でも買いたいの?誰かにプレゼントしたいの?」

と、いつも思う。

聞いてもいないのに、自分の物を「これ、幾らだったんだ。」と言われることもあるし。

彼らにとって、自国では大金だと思えたお金が、今は自分も稼げるようになって、欧米人と同じように物を買えるようになって、それがどんなに満足を与えているかと思うと、私の「興味本位で値段を聞かれるのは気に入らない。」というのは些細なことにも思える。どうでもよいことかもしれない。


イタリア人が未だに古い重くてモノクロの携帯電話を使っている人がまだまだいるのに対して、彼らは最新型の携帯に次々と買っている人が多いように思う。(実際、いろんな機能を使いこなしていないみたいだけど)


「日本人は日本でたくさん給料をもらえるのに、どうしてイタリアのこんな少ない給料の国で働くの?」とよく聞かれる。私だけではなく、日本人はよく聞かれるらしい。それも友達でもなんでもない、店の人とか.....

「イタリアの美術が好きで」と言っても、ローマの美術館ひとつ行ったことない人に分かってもらうのは不可能なことなのだろう。

働きに来て、稼ぐために来ているのだから、しょうがないのかもしれないけど、「いくら?」と言われるたびに「またか」と思ってしまうのです。


修復代

テーマ:

修復中の椅子を見た、修復学校時代の友人が「いくらでやってるの?」というので

「○○ユーロ」というと

「そんな安くで?狂ってるよ。だめだよー。」と言われてしまった。

「まあね。材料費もかかるし、時間もかかるし、ほとんどタダみたいなもんだよね。でも、経験だし、儲けるためにやってるんじゃないから。」と言うと

「それにしても安すぎる、その5-10倍くらいもらっていいはずだよ。それに、安くすると甘くみられて、軽く見られるよ。専門家だというためにも、それなりの金額をもらわないと。」

「だって、もう幾らって、言ってあるし。」と言うと

「それでもね、"やってみると、コストもかかったし、手間暇もかかって、最初に言った値段では仕上げられません、幾らになりますが。"と交渉するのよ。」と言うので

あー、なんてイタリア的なんだ、と思ってしまった。


最初に幾らと言っておきながら、途中で「やはり、できない」と言って値段をつり上げる.....そして、払わないと、作業途中で止めてしまうのだ。


それなりの金額をもらうべきだ、というのも一理あると思う。一度、安い値段で引き受けると、その次のもつり上げるわけにはいかず、ずっと安いままで引き受けざるを得なくなっている。それでも、喜んでもらって信頼して次を預けてくれているので、私的には、満足してはいるのだけど。(まだまだあるのよ、うちに来てちょうだい、と言われている。本当、アンティーク家具がいっぱいの家なのです。)