謎の電話代

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日本のNTT社にあたるイタリアの電話会社はテレコムという。

日本はたいてい電話代は口座引き落としにしていると思うけど、イタリアは請求書から来てから郵便局に支払いに行って、毎回1時間とか待たされても、引き落としにしない人がほとんど。というのは、電話、電気など、請求されるものに異議があることがあるから、そのまま信用できないらしいのだ。


ちょっと前の話だけど、テレビでこのテレコム社に抗議に押しかける人々たちの映像があった。

かけていない電話代が請求された」という人々。

日本のダイヤルなんとかというのにあたる、アダルト系の番号とか、「レストランやお店、いろんな情報がほしいときはこの番号に」というテレビでもコマーシャルしている有料インフォメーションサービスの番号があって、1分いくらというばか高い電話代が請求されるしくみらしい。


抗議に来た人々は電話の通話明細を示し「こんな番号かけていない」「こんな金額をテレコムは搾取している」と。


実際、誰かがトリックで他人の番号を使ってかけていたとしても、本人が「かけていない」という証明はできるのだろうか。テレコムが「あー、そうですか。かけてないなら差し引きましょう」と引いてくれるとも思えない。


男女3人で共同生活をしている友人宅にこの有料サービスつきの請求書が来た。

3人とも「私じゃない」と言い、ついに誰も電話代を払わないので、電話を切られたという。一度切られると、支払いしても1週間くらいしないと復旧しないイタリア。いつになったら払うのか、かけた本人もこうなったら意地になって払わないのか、本当は誰もかけていないのか、謎のまま、不便な日々が続いているらしい。

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日本はカラオケが浸透しているからか、皆、歌うのはそれなりに歌えるし、時々、素人なのに玄人並みに歌がうまい人も多いと思う。皆様も周りに必ず何人かいるでしょう?

それほどでなくても、オンチというほど音程がめちゃくちゃなオンチって、これもまたいないと思う。


でも、イタリアにはいるんです。それもたくさん。

これほどオペラの国で音楽の勉強に留学している日本人外国人も多い音楽の国でありながら。

アマデウスの映画でもわかるように、モーツァルト以前は音楽といえばイタリア、という時代だったというのに。

音楽用語は今でもイタリア語が世界共通になっているというのに。


イタリアもプロの人はオペラからポップ歌手にいたるまで、歌唱力が追求され、本当にうまいのだけど、一般の人って、簡単な童謡みたいな歌も、オンチで音階が全然狂っている人って、けっこう多いように思います。ボー読み状態の人にも会いました。


彼らは「音程をあわせることができないの。」と言います。音符を読めないだけでなく、聞いても、一緒に歌っても、合わせられないのだと。


イタリアの音楽教育に問題があるのか、もともとなのか、他の国では?どうなんでしょう。

日本はカラオケで底上げ国民全体が歌唱力レベルアップしたのか、でも、カラオケしない人もいるのを考えると、もともとオンチの国でないから、カラオケが生まれ、発達したのかも、とも思うところです。

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幸福のちから

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La ricerca della felicità (日本語では幸福のちから というタイトルでした)見てきました。


いい映画で、つーっと涙するシーンもあったのだけど、実はもっと大泣きするか、と期待していたので、そのわりにはという、感想です。


ウィル・スミスはこういう演技をしてもいい味だすんだなあ、と思ったけど、「子役の子が、もっと演技派だったらもっと泣けたかもしれないね」と一緒に見に行った仲間で話しました。あとで、子役が実の息子だったと知って、なるほどー、だから演技が控えめな気がしたのか、と思ったほどで。


また、こういうサクセスストーリーは、とても的で、イタリアでは有り得ない、しかもそこまでやる気と根性のあるイタリア人はいないだろうし、イタリアの社会が「結果を出すこと」に評価をおいていないとも思いました。「気が利くこと」は日本でも重視されるだろうけど、イタリアでは仕事においては単に利用されてつけこまれるだけだし、それに加えて「気が利いたことを言うユーモアの才能」なんて、あーなんて、アメリカだ、と。


でも、「幸福」は「金持ち」になることなんでしょうか。

そりゃ、ホームレスの最低の生活をしていて「幸福」と感じろ、というのは現代の(特にアメリカ)社会では不可能かもしれないけど、でも、でも、仕事に成功して金持ちになってハッピーエンド、それが「幸福さがし(イタリア語訳)」「幸福のちから」なんでしょうか。

生活の道がなくて母親が子どもを引き取って別れたいと言い出したときに、「子どもは自分と残る」と言い張って、結局ホームレスにまでなって、あの時点では母親に子どもを預けたほうが賢明なのでは、とも思ったし、自分のもとにおいて置きたいのは、父親のエゴなのでは、とも。


お金だけが幸福ではないように、一緒にいるだけが、愛情ではないのに......。実際、いい父親なんですけど。


タイトルが「成金成功への道」としておけば、親子の愛情が逆に印象的でよかったかも、と思います。




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割り込み

イタリア人は列に並ぼうとせず、割り込みが得意だ。パン屋や肉屋でも、最近は整理券のあるところもあるけど、たいていは「次の人は?」と言われてから注文するので、後に来た人に先を越されずに注文するのは慣れるまで大変だった。


私は車の運転をしないので今まで気づかなかったのだけど、イタリアでは車の割り込みも多いらしい。

でもイタリア人は自分もやるからか、割り込んでくる車にも寛容で、けっこう入れてくれたりするという。

日本はそういうのはマナーに反しているからか、なかなか入れてくれないのか。


オランダに行ってきた在伊日本人友人の話。

「パン屋で買おうとしていたら、自分の後ろに人が並んできた。見ると一人の女性が目の前をうろうろとして、割り込んで私の先にやりたそうなのに気がついたのだけど、自分の後にも人が待っているから「どうぞ」というわけにもいかないし、いれてやらなかったの。そしたら、その人「ケ、パッレー!」って言ってあきらめて行ったわ。

イタリア人だったの。ここはイタリアではないの、ざまーみろって感じだった。」という。


ケ、パッレーって、イタリア語では「面倒だな」とか「あー、やだやだ」みたいな感覚で日常的に使われるけど、語源は男性の体の一部を意味する罵り言葉なので、「面倒だな」というような可愛いもんじゃない。

そうやって、世界の常識をイタリア人にも学んでほしいものです。


薬局で

前回のマグロの話 と似ているのだけど。


薬局で塗り薬を買ったら、50g入りだった。

ちょっとした処置なのに、50g入りって、こんなにあったら大家族で使っても、どれだけ使えることか、と思えるほど。何年も使えるに違いない。

箱を開けて、中を読んでみると、25g入りが存在していた。最初から、小さい方もあるって知っていれば、そちらを買っただろう。店の人はわざと言わなかったに違いない。


イタリアの薬局は日本のドラッグストアのように自由に買いたいものを選んでレジで支払うのではなく、お店の人に「あれください、これください。こういう症状なのですけど、いい薬があったらください。」と相談しなくてはならない。知らないと薦められるままに買うことになる。

成分は同じで料金は全然違う薬もあるらしいし、薬局でも交渉が必要なイタリアなのだった。


マグロを買う

市場に大きなマグロが売っていたのを見つけた日本人友人の誘いで、何人かで買うことになった。

1キロ40ユーロ。高いです。でも、ここのは生で食べてもおいしい、ローマ中のどこの日本食レストランよりおいしい、と評判のお魚なのです。


「1キロください。」と言うと

「このくらいで1キロくらいになるだろう。」と言って、市場のおじさんは大きなのこぎりでマグロをざっくり切ってくれた。

秤にのせて計ってみると1.5キロ!60ユーロ!約1万円ではないか!いくら何人かで分けるにしても、私たちの懐には痛い。


「1キロって言ったじゃない。」

「でも、このくらいでいいと言っただろう?」

「切っちゃったから、もうNoとは言えないよね。ずるいよ。わざと大きく切ったでしょう。」と言いつつ支払うことになったのだけど、「してやられた。」という感じだった。


味わって食べます。

椅子の修復結果1

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椅子の修復の続きです。これが、修復前。各角に欠けている個所がありました。
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ここに、ジェソを充填します。


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乾いたら、ヤスリで磨いて、水彩絵の具で色をつけ(後の修復でオリジナルだけ残して取ってしまえるように)、剥げた金の部分も補色して、ぴかぴか過ぎる部分はオリジナルに合わせてちょっと汚した色にして、最後に透明ニスを塗ります。


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isu2

かなり、時間もかかって、体力的にも楽ではなかったのですが、私なりには満足した仕上がりとなりました。

頼まれた顧客に「色だけぬったんじゃないわよね?」と言われて「違います。」と途中経過の写真を見せたのだけど、「このジェソを入れるのが、どんなに面倒だったか、仕上げだけ見るとわからないもんなのだろうな。」と思って。

ジェソの個所を凹凸なくつるつるに磨いたので、ただ色だけ塗ったと思われたのか....



次の椅子をあずかりました。気が遠くなりそうな作業を想像して、でも、すごくうれしいです。

高い書類

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昨日テレビを見ていたら、また信じられないことを言っていた。


外国人がイタリアに長期滞在するとき、入国して8日以内に滞在許可証を申請しないといけない。

今までは警察に言って手続きだったのが、(それも早朝から並んだり、人数制限があったり、大変なのだ)最近(12月くらいだったか)から、郵便局で必要書類キットをもらって、書き込んで、郵送するというしくみに法が変更した。


この書類キット、更新するときも必要なので、外国人が郵便局に殺到したらしく、今はもうどの郵便局にも置いてないという


テレビでは「8日以内に手続きしなければいけないのに、ないって、どうしたらいいのですか?」と聞いても

ないものはないんだから、しょうがないよ。」とどこの郵便局でも断られ、ある人物から

500ユーロで手に入る」だと。(もともとタダなものなのに、500ユーロって、8万円ですよ、今のレートで!)


手に入るという噂の広場には怪しげな人物が....

「ここで、キットが手に入るって聞いたんだけど。」

「手に入るよ。本当は500ユーロなんだけど、300ユーロにしとくよ。」

だって。


今、入国して手続きしなければならない人は大変だと思う。

「だって、郵便局になかったんだもの。」と見つかったら、開き直るしかないんじゃないでしょうか。


早く、改善され、スムーズに手続きができるようになることを祈るしかない。

バーゲンセール

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さて、今週末からバーゲンセールが始まる。

イタリアは都市ごとにローマは何日から、ミラノは何日から、と決まっていて、だいたい冬のは新年が明けて2-3日すると一斉にテレビなどメディアでも「どこどこは何日から」と発表となる。


日本はきっと今ごろは物が店頭に並んでいて、物はもう割引になっているだろうな。


都市によってセールの始まる日が違うというのは、なぜかは分からないけど、なぜ日が決められるのか、というのは、勝手に先にセールを初めて、他店を出しぬいて儲けるのを抑えるためだと思われる。

もしやってしまうと罰金らしい。


それでもセールの始まる数日前からはお店で

「どうせ明日明後日から安くなるんじゃない、割引してよ。」と言うと、割引してくれたりもする。ブランドの店でもそうらしい。でも、あくまでも「内密に」であって「公に」ではないのだ。どこもやっている、誰もが知っていることであっても。


お店もウィンドーに「Saldiセール)」と張り紙をしたりするのはいくらかお金を支払わねばならないらしく(誰にかは不明。通りの商店街長に?)そういう規制は一応守っているのが、イタリア人なのに、と意外に思うことです。


spazzatura


ナポリのごみが問題になっている。

清掃車が取りにこなくて、道はこんな状態らしい。

げーーー、きたなーーーい!でしょう?


もう、何ヶ月も前から、新聞に出ていたりしていたのだけど、最近ナポリ人女性と話をする機会があった。

もう、すごいの、足の踏み場もないくらいな所もあって。夏はくさいし、風が吹くともう大変」だとか。想像しただけで気持ち悪い。

だいたい、ナポリの人間って働かないのよ。働いても働くなくても同じ給料もらえるのならって、さぼってばかり。

子どもの学校の水道もドアもいろんな所が壊れたところはずーっと壊れたまんま。

(ローマもそんなことはあるが、ナポリに比べるとまだましであろう。ごみも清掃車がまめに来るし。)

私たち家族は、ナポリにはこれ以上住めないと思えてきて、他の都市に行こうと本気で考えているのだけど、ローマは嫌いだし、母親が、わたしを置いてナポリから出て行くのかって、不満言うし....」と。


小学生の子ども2人のいる両親が、「ここは嫌だ」「じゃあ、他のところに行こう」って、それでいいのかな?と思ってしまった。

他のところで、何か仕事なりやるべきことを見つけていくのならともかく....


でも、そういう簡単に(と見える)人生を決めてしまうところが、ナポリ人なのかもしれない。