他人の空似

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ときどきコピーをするときお世話になる電話センターのシニョーラ(50代くらい)、なんとなく知人のMさんに似ている、と気がついた。イタリア人にもいろんな顔の人がいるけど、顔のつくりが似ている人というのはいるものだから。でも、全然、雰囲気が違うのだ。


Mさんは、いつも笑顔で、目がきらきらして、明るくて楽しくて、いつも周りの人に元気や励ましや温かさを与えてくれる、「こういう女性になりたいな」と思わせる人の1人なのだけど、電話センターのシニョーラはぶっきらぼうで、文句を言ったりとか、仕事の手際も悪く....客が込んでるときに行くと、最悪なのだ。


この違いは何なのだろう、どうして似ていると思ったのだろう、と考えた。

きっと、二人とも、昔は似たような顔だったのかもしれない。それがどう生きてきたかによって、外見も自身から出る雰囲気、印象、顔までも変えてしまったのだろう、と。


そういう見本というものを感じてしまった。こういうことはどこにでもあるのだろうけど、日本にいたら自分に似た人にも会うのかもしれない。

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Broken Flowers

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ジム・ジャームッシュ監督の"Broken Flowers"を見にいった。

女歴は多くてもずっと独身でいた男ドンにある日、匿名バラ色の手紙が来る。

「あなたと別れて20年になるけど、実は、別れたとき、お腹の中にあなたの子どもがいて、今はその子も19歳。彼は今、父親に会いたがっている。」というもの。

匿名だし「誰だろう?」と気になり、心当たりのある女のリストを作って、彼女らを訪ねる旅に出る、というロードムービー。

カンヌでグランプリをとったというのだけど、映画としては、ぱっとしなくて、最後まで「?」が残って、「結局、何?」と言いたくなるのだけど、色んな場面にシニカルな笑いがあったり、登場人物の1人1人や彼らの生き方、物腰、妙なこだわりからくる誤解...といったものをひとつひとつ客観的に見ると、どれも滑稽に思えてきて、「でも実際、いるな、こういう人たち」と思うと、そういう現実世界を笑いとばしているのかな、と思えたのが私の個人的な感想。

あまり話題にもなってないせいか、映画館もぱらぱら人がいるくらいで、時々、皆、笑っていたりもしたのだけど、映画が終わると「つまんなかったねー。わけわかんない」と口々に言いながら出て行っていた。どう考えてもイタリア人向きの映画じゃない、と思う。

過去の恋人を探す、という意味では古い映画「舞踏会の手帖」を思い出させるし、「彼女は誰だ?」という過去の女を探す意味では「ベートーヴェン 不滅の恋」の映画を思い出すのだけど、映画としては、この過去の2作の方が、引き込まれる、という点で「面白い」と言える。

でも、この「Bloken Flowers」も家で見るのには悪くないと、思う。音楽もよかったし。

イタリア人にはお薦めできないけど、(つまんなかったと言われる可能性大なので)日本人には「家で、あーでもない、とおしゃべりしながら見ると、面白いかも」とちょっとお薦めです。(つまり映画館で見るタイプの映画じゃないってこと)

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そそっかしい性格

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パスポート等、 私の勘違いで、見つかったのよ、とお騒がせしたクロアチア人のKちゃん にも報告すると

「わかるわ。私も、よくやるのよ。この間も、クリスマスにプレゼントされたネックレスが見当たらなくて、家中探して、クロアチアの実家にも電話して「そっちにあると思うからよーく探して」と探してもらって、それでも出てこなくてあきらめていたら、先週、毎日使っているバッグの中から出てきたの。あんなに探したのに。自分が信じられなかった。」というので笑ってしまった。


私と似てるなあ、と思うし、こういう性格というのは、直らないのかもしれないけど、自分自身で気をつけることで、少しは変われるかもしれない、と思ったのでした。

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発注問題

お店でお買い上げ際に商品を入れるお店のオリジナルの箱や袋を作る業者がある。

先日、箱の大、中、小のうち、が切れかけていたので、注文したら、小と中の間くらいの大きさのが届いた。無しよりましか、と思って、使っていたけど、後日、業者がたまたま来たので

「もう一回り小さいのがほしかったのだけど。」と見本をみせると

「わかった。再注文にしよう。」と商品番号をカタログを見ながら書いて行った。しばらくたって、箱が届いた。あけてみると、前回と同じ、大きめの箱。

「注文したのと、違うのだけど。もっと小さいのって言ったでしょう。」と電話すると

「これしかないんだ。最小のは来月にならないと入ってこない。とりあえず、使えるからいいかと思って。」という。

「これは、この前注文したばかりで、既にたくさんあるから、これだったらいらなかったのに。」「でも、もう作っちゃったし。小さいのと値段は同じだし。いずれ使うでしょう。」と。

「それだったら、作る前にどうするか、連絡してもらわないと。勝手に判断して送られて請求されても困ります。」と言ったのだけど、返品するわけにもいかず、私が支払うわけではないから、まあいいか、くらいにイタリア人的に割り切って考えないと、やってられない...

たいしたことでは、ないのだけど、すべてがこんな調子だったりするから。

寒さと暖房

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日本も寒いらしいですが、イタリアも寒いです。

ローマは日中は5C前後、朝晩は零下です。

北のほうは、記録の寒さらしく、山岳ではマイナス20-30度とか。

ロシア、東欧、またヨーロッパでも寒さによる死者が出ているとも。

なのに、イタリア政府は「ガスの温度設定を1度低めに、暖房時間を1時間短く」とのこと。(イタリアの暖房は大体、建物で共同で設定されるので、個人での調整ができないことが多い。)

なんでもロシアからのガス供給が足りないらしい。

1時間短くといっても、夜おそく、暖房の消えた部屋に帰るのも、つらい。

それより、日中の誰もいない時間に暖房が、がんがん、入っているほうが、よほどエネルギーの無駄だと思うのだけど。(しかも、暖房費は皆、同額)

romolo


先週の新聞によると、ロムルス(Romolo)とレムス(Remo)のおじいさんの墓がフォロ・ロマーノの地下から発見された!というのだ。ロムルスとレムスといえば、狼の乳を飲む像で有名なローマの象徴(セリエAのローマチームのマークにもなっている)、ローマの建国者、イタリア人で知らない人はいない有名人なのだけど、面白く説明されている塩野七生著「ローマ人の物語」より引用する。


ローマ人は昔から、紀元前753年にローマを建国したのはロムルスでありそのロムルスはトロイから逃れてきたアエネアスの子孫にあたると信じてきた。ところが、ギリシャ人からトロイの陥落は紀元前13世紀頃の出来事であると告げられたローマ人は、400年の空白を埋める必要に迫られた。.....適度に400年を消化した後に、伝説は1人の王女の登場を迎えた。

アルバロンガの王の娘であった彼女は、王の死後に王位を狙った叔父によって、神に仕える巫女にされていた。ところが、川のほとりでまどろんでいた王女に、マルスが一目惚れした。天から降りてきたマルスは、王女と愛を交わす。(王女が目覚めないうちにことが成ったというのだから、こういうのを神技と呼ぶのだろう。)双児が生まれた。ロムルスとレムスと名づけられた。

これを知った叔父の王は激怒した。王女は牢に入れられ、双児は籠に入れられて、テヴェレ河に流された。籠は河岸の繁みにひっかかり、付近を通りかかった狼が気づいた。幼な児2人に乳をふくませ、餓死から救ったのはこの母狼だった。狼の次に幼児たちを見つけ、帰って育てたのは羊飼いである。

ロムルスとレムスの兄弟は、成長するにつれてこの辺りの羊飼いたちのボスになっていった。抗争を重ねながら、勢力圏を広げ、自分たちの出生の秘密も知る。配下を引き連れた兄弟はアルバに攻め込んだ。戦いに勝ち、王を殺した。だが、共同の敵を倒した後、二人の関係が悪化した。双生児であるために、どちらが王になるかを決めにくいことが原因だった。それではと二人で分割統治することになったのだが、勢力圏の境界を示すためにロムルスが掘った溝を、レムスが飛び越えたため、争いは再発する。これは他者の権利の侵略行為であり、ローマ人の考えでは許されてよいことではなかった。ロムルスはレムスを殺した。

建設者ロムルスの名をとって名づけられたといわれるローマはこうして誕生した。紀元前753年4月のこととされている。

ロムルスとレムスを題材にした絵(ルーベンス)


彼らの祖父と思われる墓から発見されたのは、壷、動物の骨、ブロンズの武器のミニチュア...だそう。これって、すごーい、大ニュースじゃないの?と私は思ったのだけど、さほど大きくも取り上げられておらず、テレビのニュースにもなってなかった。遺跡の発見が日常化して、大きく取り上げるほどではないってこと?だとしたら、それはそれですごいことだな、と思うのだけど。

お騒がせしました

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何と、パスポートと滞在許可書、出てきました。

それも働いているお店の金庫の中から。

確かに、社長に見せる書類があって、パスポートケースをバッグから出した日があったのです。でも、私の私物を入れるところとか、レジ机の周りとか、心当たりのあるところは全部見たし、金庫に入れた記憶はないのに。

てっきりバスの中で盗まれたとばかり思っていたら.....

パスポートは再発行したのを受け取ったし、朝から役所に行くため早起きしたり、よく眠れなかったり、ここ数日の落着かない日々は何だったんだ...という感じです。もうちょっと前に気がついたらパスポート再発行しなくてすんだのですが。

何よりも、大騒ぎして、周りの皆に心配かけたし、こうしてブログにも書いてしまったので、読んでくれた皆様にも心配してもらって.....本当に穴があったら入りたい。

そそっかしくて、自分でも、頼りなくてしょうがありません。

いろいろ学んで我が身を振りかえるために起こった事件かも、と思うことにします。

でも、出てきて本当によかった。お騒がせしました。

聞いた盗難話

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パスポートの再発行に日本大使館に行ったとき、同じようにパスポート紛失で来ていた日本人観光客がいて....


ホテルでホテルマンになりすました男2人組が部屋に来て、「部屋やバスルームの説明をする。」というので、部屋に入れて、客2人ともバスルームに入って説明を聞いていたら、彼らが出て行ったとき、バッグごと盗まれていたとか。

被害もパスポートだけでなく、現金、クレジット4枚、その他....


よくある話らしいです。ホテルの人かどうか、の見極めは、簡単じゃないかもしれないけど、たとえホテルの人だとしても、信用して、目を離すのは禁物、ってことでしょう。


クロアチア人の友人Kちゃんに私の盗難話をしたら、「クロアチアの場合、大使館で発行してくれるのは半年分で、半年内に国に戻って、正式なパスポートを手に入れなくてはいけない。それも、大使館で発行されるのは、正式なパスポートの金額の2倍もして、罰金扱いなの。」だとか。

見た目はイタリア人と区別がつかないKちゃんも何度も盗難にあったことがある、というのだけど

「パスポートもあるし、財布だけでも3回。バチカン行きのバスに乗って、バッグのファスナーを開けられて、財布だけとって、ご丁寧にファスナー締めてあったのよ。一番最悪なのは、家に入られたとき。コンピューターとか、貴金属とか....あれはショックだった。」と。


何年イタリアにいても、全然、被害に会わない人もいるのですが、会う人はなに人に限らず、イタリア人でも、しょっちゅう会うみたいです。




また盗難にあって

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ずっと、読んでくれてるかたは「また!」と思われるかもしれないけど、また、盗難にあってしまった。(過去の盗難の話は「物騒な話」にあります。)

しかもパスポートと滞在許可書。パスポートケースを財布と間違えたのでしょう。

たぶん、混んでいたバスの中だと思うのだけど....ショックです。


で、警察に紛失盗難届けに行くと「身分証明」がないとできない、(それを無くしたと言ってるのに)とか「外国人事務所に行け」とか、「ここではやっていない」とか、「今日は当の者がいないので、明日来なさい。」とか(それもローマの外国人の大元、ジェノバ通りの警察で)...

日本大使館に連絡すると「紛失届」がないとポスポートの再発行はできない、というし。


友達に話すと、「ああ、そうですか。」っておとなしく引き下がるからいけないんだよ。「だから全部なくしたからないの!」って強く言い張らなきゃ。泣きまねでもするなり、「どうしようもない」ことを強調しないと。彼らには、どうでもいいことなんだから。と。


そんな、こんなで、あちこちタライまわしにされ、ようやく、テルミニ駅の近くの警察で紛失届けができました。泣きまねはしませんでしたが、あっけなく。パスポート無くす観光客のそういうトラブルに慣れているのか、日本語の用紙もあって。


それでパスポートの再発行に今日行ってきて、それができると、滞在許可書の再発行にまた行かなければいけなくて、これがまた、ただの更新でさえ面倒なのに、こんなことになる....頭が痛いところです。


でも、何とか落ち着いてきました。

バーゲン

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14日からローマではバーゲンが始まりました。

他の都市では先週から始まったりしているのだけど、一斉に始まるのです。

あるブランド店がちょっと早めにバーゲンを始めたのがばれて、罰金をとられたという話もあります。

でも、イタリアの店は元々在庫が少なくて、特にほしいものがないときに、いいな、と思うものが安くなってるとラッキーかな、という程度。

これがバーゲンになったら買おうかな、と思っていたジャケットがあって、見にいったら、価格の上に2倍の定価を書かれていて(ウィンドーの値札は手書きが普通)50%引きとなっていた。うーん、いんちきだー、もともとこの価格だったぞー、と思うと買う気も失せてしまった。

また、もとの値段を書いていないものも多いし、ディスカウントされているのか、前もってチェックしていないと怪しい。

一番いいのは、セールの1、2日前に言って「どうせ、もうすぐバーゲンでしょ、この価格から安くならないの?」と言うと、たいてい割引してくれる。すると、バーゲン始まって、商品がなくなる前に手にも入るし。

お金と時間があれば、そういうことも関係ないのだろうけど。