あれから2年ー旦那の死①(→★)の続きです。

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重患者室に駆けつけると









ベッドに横たわった旦那は目をつぶっていた。



心臓?(肺?)の装置で心臓が無理やり動かされ
胸がドクンドクンとまるで息を吸っているかのように動いていた。








寝ているのかと思った。





寝ているだけであってほしかった。








「オッパ!起きて!」とオッパの顔を触るとハッとした。






氷のように冷たい。







こんなにも眠っているだけに見えるのに。










「オッパ起きてよ!!」





あまりにも信じられず


バッ!と被されたシーツをめくると




ゾッ!とした。






旦那の左側のお腹が激しい打撲で真っ青になり、大きく膨らんでいた。



内臓破裂。


心臓に血液を運ぶ動脈が切れ、



打つ術はもう何も無かったそうだった。









最期に私の名を呼んだらしかった。



どんなに痛かっただろう。










私が病院に到着した40分前には
もう帰らぬ人となっていたが、
今は装置で心臓を動かしていること、

(タクシーで医者と電話した時もう遅かったみたいだけど、たぶん私がちゃんと到着できるよう嘘をついていたみたい←てか脳じゃないし)



もうあなたが来たからこの装置を取って逝かせてあげなきゃいけないので
最後の別れの言葉を言ってください


と告げられた。






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続く




(旦那は今日も空の上をバイクで走っているのかな)