2015年01月26日

パリ白熱教室 NHK Eテレ

テーマ:TV is sucks!


 パリ経済学校教授トマ・ピケティの著書「21世紀の資本」は世界的ベストセラーとなっており。日本では2014年12月に邦訳が発売され売れ行きも好調だ。2011年にアメリカのウォール街で経済政策の改善を求めデモが始まったように、近年になって先進国で富の不平等が問題となってきた。特にこの傾向はアメリアで最も顕著で、その水準は第一次世界大戦前を上回るという。資本主義経済下においては富が富を生み、所得の不平等は避けられないが、近年になって大きな問題になりつつあるのは、二つの世界大戦によって資産が浪費されることによって、不平等の拡大は抑えられてきたからだ。世界中を巻き込んだ大きな大戦後50年以上たち、本来の資本主義の特徴があらわになってきたのが近年の状況だというわけだ。ピケティは各国の納税記録などの膨大なデータを集めて分析する事によりその状況を明らかにし、累進課税制度を導入することで、富の不平等を是正するよう提案する。本書の価格は定価5,940円でページ数も約700ページに及びかなりハードだ。しかし幸いにもNHK Eテレで全6回の講義「パリ白熱教室」が用意された。この番組を見てみるだけでも、十分ではないだろうか?十分ではないかもしれないが重要なエッセンスを掴む事はできるだろう。この番組をみて興味が湧き、もっと詳しく知りたくなったら本書を購入すればいい。
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2015年01月25日

こころ旅 2015年春の旅 NHK BSプレミアム

テーマ:TV is sucks!
2014年の秋の旅の最終回では沖縄まで辿りついた火野正平。最後の回では俳優の仕事をもっとやりたいとつぶやいていたので、もうこころ旅は見れないかなぁと思っていました。違う人に変えてでもと想像しましたが、やはりこの番組は正平さんでないと成立しません。新年からは2012年の蔵出しスペシャルが放送されていて、懐かしくもこれが新しいシリーズではないことに少しの寂しさを感じていたところが、嬉しいお知らせが。こころ旅2015年の春の旅が決定です!今回は和歌山県から出発して北海道までのこころ旅。再び正平さんのこころ旅が見られるのが今から楽しみです。俳優としての正平さんにとっては残念かもしれませんが、こころ旅の正平さんを待ち望んでいる人が今やたくさんいます。正平さんはこころ旅でひとり芝居をしながら旅を続ければいい。シリーズ始まる前には直前スペシャルが放送されるので、これも楽しみです。
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2015年01月23日

6才のボクが大人になるまで/Boyhood

テーマ:映画


 アメリカで非常に評価が高く、ゴールデングローブ賞の3部門を獲得、またアカデミー賞作品賞候補にもなるなど話題の映画です。この映画の大きな特徴は6才の少年の成長を12年もの長い年月を掛けて撮影したという事だ。毎年3~4日撮影するのを12年続けるというリスクのある撮影だった。主人公のメイソン Jr、姉のサマンサ、母親のオリビアと、父親のメイソン・シニアの4人のキャストと一部のスタッフは毎年撮影に加わった。12年の歳月をかけて子供達はどんどん成長していき、両親はゆっくり年を取っていく様子が映画となっている。子供にとっての12年と大人にとっての12年は同じ12年でもその長さは全く異なっており、その二つの時間の流れがこの映画には流れているし、親と子供の異なる立場も描かれている。オーディションで選ばれた当時7才のエラー・コルトレーンに話題が集まりがちだが、この映画は少年が大人になる物語ではなく、親子の12年の物語なのだ。この家族の男が2人ともメイソンというのは偶然ではなく、2人のメイソンの物語なのだ(もちろんサマンサとオリビアの物語でもある)。

 監督が「スクール・オブ・ロック」のリチャード・リンクレーターという事で、2000年のヒット作コールドプレイの「Yellow」から始まり、シェリル・クロウの「Soak up the sun」,ヴァンパイヤ・ウィークエンドの「One(Blake’s got a new face)」,ヨ・ラ・テンゴの「I’ll be around、ウィルコの「Hate it here」,アーケード・ファイヤーの「Deep Blue」などたくさんの曲が使われている。日本ではあまりなじみのないウィルコやキャット・パワー、アーケド・ファイヤーなど、ここ10年くらいのU.Sインディーの成功を示すような選曲です。アニメのドラゴンボールやゲーム機など映画に登場する小道具は年代別に登場するので、音楽についても年代毎に選曲されているといるのだろうと予想します。監督の音楽への愛情を感じるのはビートルズの「ブラック・アルバム」だ。メイソン・シニアがジュニアの15才の誕生日に送ったこのアルバムはビートルズ解散後それぞれのソロ活動から選ばれたオリジナル・コンピレーションアルバムで、ビートルズの10作目のオリジナル・アルバム「The Beatles」(通称ホワイト・アルバム)を元ネタとしてきちんとジャケットまで作っている。ジュニアがポールがいいみたいな事をいうが、シニアはビートルズは4人そろってこそビートルズなんだとロックバンドの本質を熱く語っていました。

 メイソンシニアは最初に登場して来た頃はアラスカから帰って来たという設定で、働いているのかどうかはっきりしないフラフラした存在ですが、サマンサとジュニアには重要な存在であり続けます。母親のオリビアはシニアとは離婚してしまっていて、その後2度結婚と離婚を繰り返します。母親の最初の再婚相手は大学教授という地位にありながら昼間から酒を飲んでは暴力をふるう生粋のテキサス・カウボーイです。2度目の再婚相手もイラク戦争帰りのマッチョタイプで、酒好きで子供達からは反発を受けてしまう。テキサスを舞台としているこの映画は所々にアメリカの保守派の人達がでてきます。シニアが選挙キャンペーンでオバマを支持する旗をたてて回る直接的なエピソードもありました。映画には描かれていませんでしたが、サマンサはいわゆるできちゃった婚で、意図しない子供であったが、テキサスという保守的な州では中絶が難しいという事情もあったのかもしれない。またシニアの再婚相手は、バリバリの保守派の家庭の娘です。その両親の家へ子供達を連れて行った時に、義祖父母からのプレゼントが「聖書」と「家族に代々伝わる散弾銃」というのは敬虔なクリスチャンならではのエピソードです。
 熱心にオバマを支持していたシニアは、保守派の家庭の娘と再婚して保険会社で働くようになり、プレミアのついたスポーツカー(GTO)を売ったお金でファミリーカーを購入してすっかり現実的な大人になります。このGTOを売ったエピソードは2人のメイソンにとって重要なエピソードだ。ジュニアは子供の頃に約束した、「16才になったら車をあげる」という約束を覚えていて、抗議しますが、シニアはすっかりそんな約束は忘れていたようで、あやまることもなくごまかしてしまう。すっかり現実的になったシニアと大人と子供の間で揺れ動くジュニアが子供の頃からしっかりと心に刻んでいた約束がなかったことにされてしまう場面は、子供時代への決別の時となる。それはジュニアにとってもシニアにとってもだ。

 子供は親がどれだけ愛情を注いでくれるかを要求することによって親を試します。親は最初は懸命に子供の要求に答えようとしますが、子の要求には終わりがないため、親は要求に応える事ができなくなる。そうしてすべての要求が通らないことを学んだ子供は、親に頼ることをやめ自立しなければいけない事を発見する。そこで子は存在しないものを求める要求とは違う、自分の手に入れる事のできるという意味での欲望を持つようになるのだ。そうして欲望にそって生きて行く事に成る。やがて自分が親になった時には自分が経験したような思いをさせまいと自分の子供の要求に全て応えてあげようと思うが、終わりのない要求には答えらないとうことを自分が親になり知る事になるというのは、人間が何代にも渡って繰り返してきた事だ。そうしてまた違う世代がやってくるのだ。
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2015年01月03日

ドキュメント72時間 NHK総合

テーマ:映画


ドキュメント72時間 NHK総合
 「ドキュメント72時間」3日間72時間日本のどこかの街角で、そこに集まりに行き交う人々をドキュメントした番組です。撮影する場所は毎回異なっているのだけど、そんな場所があるんだと驚かされる事もよくある。「最北のバス停」では、日本最北端の宗谷岬のバス停で初日の出を見る為にキャンプしている人達がいました。雪が吹き荒れる獄寒の宗谷岬に集まるなんてすごい人達だ。「新宿二丁目の定食屋」「さすらいのシャケバイト」「大阪ミナミのアングラ長屋」と3週連続ディープ・スポットが続いた時はこの番組はこの先どうなるのだろうかと不安になりました。シャケバイトは放送直後にシャケバイトの人達が大麻で捕まるというタイムリーな話題を提供しました(放送された人達が逮捕されたか当事者かどうかは不明)。年末には今年放送した中から人気のあった回を9本一晩中放送するという豪快な企画もありました。

 撮影場所にスタッッフが72時間滞在して、そこに集まる人達に話を聞くというスタイルで番組は進行します。どんな人達が集まるかは撮影する場所に大きく依存します。「大病院の小さなコンビニ」では患者や、看病をする家族、仕事の合間に食料を買う医者。「新宿二丁目・深夜のおふくろの味」は取材NGの人達が多くて、スタッフは苦労していました。日本ではマイノリティの人達の街であるが、現実にここで生きている人達の人生があります。

 「どしゃ降りのガソリンスタンド」は、神奈川県にある24時間のガソリンスタンドが舞台で来る人たちに全く共通項がないように思える場所だ。ガソリンを買いに来たという事が唯一の共通項だろう。多くの人達がそれぞれの理由で、様々な場所へ向かう途中にガソリンを入れに来る。どこにでもいそうな普通の人達が向かう先は、これといって驚くような場所ではないが、簡単な人生を送っている人は中々いないという事は本当だろうか?どこにでもいそうな人達が、どこにでもありそうな事情を抱えているが、番組として放送される人達はやはりどこにでもある事情ではなくて、しんどそうな話もある。日常普通に暮らしていれば死は身近ではないが、実は身近に転がっているのだなと思わされる。72時間1カ所にとどまって撮影することで、平凡な生活から平凡でない生活へいとも簡単に壁を乗り越えてしまうのだと、それも日本中どこにでもある近所のすぐそこで起きるのだろうという事だ。
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2015年01月01日

リゴンドー vs 天笠 VS ロセル vs 田口/ 高山 vs 大平 VS 内山 vs ペレス

テーマ:TV is sucks!


 2014年の大晦日にボクシングの世界タイトルマッチが東京で3試合、大阪で2試合行われて、大きな話題となった。30日にも東京で3試合行われていて、日本におけるボクシング人気の黄金期と言われる状況となっている。大晦日、大阪でのイベントはTBSが18時から放送した。見逃すわけにはいかないため18時から番組を見ていたが、ボクシングはいっこうに始まらずバラエティ番組が永遠と続いた。内山達の試合は東京で行われテレビ東京が21時30分から放送する予定だった為、このままではかぶってしまうのでないかと懸念していたが、ようやく1試合目の井岡の試合が始まったのが20時30分。この試合は録画放送であった。試合が終わったのが21時過ぎ。井岡の試合に続いてリゴンドー vs 天笠の試合が生放送された。試合は判定まで行ってしまったので、21時30分からテレビ東京で放送されたロセル vs 田口の試合とバッティングしていた。同じ時間に違うテレビ局でボクシングが放送されるとはなんたる残念なことだ。ボクシングを見たい人はどっちを見れば良いのだろうか?一体何の為の世界タイトルマッチ祭りなのだろうか?家には録画機が一台しか無いため外出する用事があれば片方の試合は諦めなければいけない。

 ギジェルモ・リゴンドーは消極的なファイト・スタイルで人気はないが、オリンピックで金メダルを2度も獲得したテクニックは抜群である、全階級を通じて最強といわれるパウンド・フォー・パウンドにおいても評価は高い。対して天笠は世界的なキャリアは無いが、リゴンドーから2度ダウンを奪うという善戦を見せた。田口も2階級王者となった井上尚弥と日本タイトルマッチを判定まで戦って敗れたスピードとファイトスピリッツに溢れたボクサーだ。田口は積極的に戦って世界タイトルマッチを奪取する素晴らしい試合だった。この素晴らしい試合が同時に放送されるというボクシングファンにとって最悪の事態が起きた。

 TBSではリゴンドーと天笠の試合後は再びバラエティ番組に戻った。テレビ東京は放送時間が21時30分から23時30分だった。テレビ東京はここ数年、年末にボクシング中継をしているが、毎回録画放送の為ネットのニュース等で先に結果を見てしまわないように気をつけたい。結果の分かったボクシングほど面白くないものはない。今回は録画放送された2時間の放送枠の中で田口、河野の試合は判定だった。放送時間枠もあり田口の試合は10、11ラウンドがカットされ、河野の防衛戦はいきなり6Rから始まった。既に5ラウンドを戦った河野とヒメネスが映ったのは残念な瞬間だった。1から5ラウンドまでどちらが有利なのか?ダウンがあったのか全く説明もない為、そのままよく状況がつかめないまま最終ラウンドのゴングが鳴った、結果はドローというこれまた中途半端な結果だった。

 内山の試合は22時50分過ぎに始まり、TBSで高山 vs 大平の試合が23時過ぎに始まった。ここでも同じ時間に違うテレビ局でボクシングが放送されるという悲劇が起きた。内山は盤石な戦いぶりで気合い溢れるタフなチャレンジャーをストップした。高山と大平の試合はカットされなかったが、逆にインターバルをカットして放送していたため、試合内容同様ガチャガチャとした落ち着きのない内容でじっくり楽しめなかった。

 日本ではボクシングは人気があるスポーツではない。オリンピックで金メダルを取った村田の知名度は圧倒的であるが、内山、井上ではまだまだ一般的な知名度では一段落劣る。一部人気のあるボクサー以外では世界タイトルマッチでも放送されない事もある。だから今回のようにまとめて試合が組まれるということになっている。セット販売しないと売れないのだ。日本タイトルマッチもかつては放送されていたが、今ではまれでボクシング放送自体でいえば圧倒的に数は減っている。そんな中でボクシング放送で対決があるというのは放送する側の意図が全く理解できない。こんなところでつぶし合いをしても、結果として共倒れになるだけだ。格闘技放送が同じように年末につぶし合いをして、あっという間に消えてしまったことを思い出さずにはいられない。黄金期は同時に衰退の始まりということなのだろうか。
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