2009年02月15日

Winter/08/2009

テーマ:終わらない唄
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2009年02月14日

チチカット・フォーリーズ/Titicut Follies

テーマ:映画
true

 アメリカのドキュメンタリー監督フレデリック・ワイズマンのドキュメンタリー処女作品であり、完成から24年間マサチューセッツ最高裁判所により上映禁止処分にされていた曰くつきの作品。映画はマサチューセッツ州ブリジット・ウォーター矯正院の様子をドキュメントしている。製作は1967年。この施設は精神異常の犯罪者及び精神異常者をごたまぜに収容した施設(この時点でおかしい!)であるのだが、映画を見てもらえばわかると思うのだが、ほとんど刑務所に近い。精神異常というのは一体どこで正常か異常かを線引きするのが非常に難しいと思うのだけど、そこに法的に責任能力があるかどうか判断する事に対して、正当な理由と妥当な裁量を与えるのはさらに難しい。
 
 基本的人権は昔に比べて間違いなく大事にされてきているし、これから先どんどん基本的人権の範囲はふえていくのであろう。しかし過剰に拡大した基本的人権はやがてお互いぶつかり合い、やがて自らの主張が通ってしまう人達と通せない力の弱い人々とに分断されていく。昨今の日本の状況を見ているとやっぱりまだまだ日本人ってのは侍なんだなと、長い歴史の中培ってきた基本的人権に対する思想が根付いてる西欧とはまったく違うなと感じます。

 さてこの映画が制作されてた1967年当時、精神疾患と抱えた人達の、ブリジット・ウォーター矯正院での扱いとはというと、完全に人間性を否定されています。まるで動物を扱うようなものです、とても人間用の施設とは思えません。用を足すバケツだけ与えられたベッドも何もない独房に、裸で閉じ込められ、ひたすら足を踏みならす収容者。食事を取らなくなったからといって、鼻から胃へチューブを通し流動食を流し込まれる収容者。結局その後死亡してしまう。風呂に入れて収容者が風呂の汚れた水を上手い上手いと言いながら飲んでしまう収容者を、ただはやし立てからかってるだけの看守。ひげを剃ってあげるんだけどかなり適当で終わったら血だらけ。

 おそらくこの矯正院の職員達の頭の中には、収容者を人間として扱う考えなんて少しもなかったのだと思う。職員はみんなとても楽しそうに仕事をしています。映画でよく出てくるのが職員達の陽気な歌声。また映画と最初と最後は施設の学芸会のシーンが挿入されているのだけど、職員達はみんなとても楽しそう、反対に収容者はみんなうわの空。職員達の陽気さを見てると、これはひどいというより”そういうもんだったんだ”というのが正直な感想です、彼らの表情からはひとかけらも罪悪感が感じられない。矯正院は映画の撮影にはとても協力的であったようだし、また当時施設は大学生や高校生などの見学者を積極的に受け入れていた。実際映画が公開されると一般からの反響が非常に大きく、慌てて収容者のプライバシーを理由に上映差し止めにこぎ着けたのであろう。

 こうして見ると人権を定義するのはとても難しい、奴隷制度、人種差別など昔はもっとひどい事をやって来ているのが人間だし、現代でもひどい状況にいる人達もいる。一体どこまで改善されるのはわからないし、改善されずに残されてしまう可能性もある。誰もが皆というのは難しいかもしれないが、少しでも多くの人達が快適に暮らす事ができればいいな。

 

 
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2009年02月05日

Winter/07/2009

テーマ:終わらない唄
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2009年02月04日

つげ義春コレクション4 近所の景色、無能の人

テーマ:書評
true

 ちくま書房からつげ義春コレクションが発売されているのを知り思わず買ってしまいました。おそらくこのつげコレクションの中で最もどうしようもない話ばかりが詰まっているこの第4巻。芸術家気取りの売れないマンガ家がマンガを諦め、河原の石を売って暮らそうとする。もちろんそんな石が売れるわけもなく、妻から散々責められ途方に暮れる。そんなどうしようもない話でいっぱいです。妻が世の中から孤立して広い宇宙に3人だけみたいなんてセリフはまるで一家心中前のようなセリフです。こんなマンガの何が面白いのだろうか?何が魅力なのだろうか?はっきり言ってわかりません。読んでいると寂しくなってしまうけれども、逆にこんな世界が心地よかったりもする。何もかも効率優先、無駄徹底排除の世の中とは真逆の世界。

近所の景色,無能の人 (ちくま文庫 つ 14-4 つげ義春コレクション)/つげ 義春

¥798
Amazon.co.jp

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2009年02月02日

winter/06/2009

テーマ:終わらない唄
2009年02月01日

肉/Meat フレデリック・ワイズマン

テーマ:映画
true

 アメリカのドキュメンタリー監督、フレデリック・ワイズマンの作品です。彼のテーマはひたすらアメリカであり、とりわけアメリカのシステムについて、膨大な量の作品によって記録に残そうとしている。最初のドキュメンタリー作品である1966年の「チチカット・フォーリーズ」以来30数本のドキュメンタリー映画を作成しているが、ワイズマンの徹底して傍観者からの視点で制作された一貫したスタイルは、それらすべてが連作であり、あたかもひとつの作品のような印象を受ける。日本ではまったく知られていない存在ですが、アメリカでも知られているのだろうか分かりません。上映もPBSというNHKのような公共放送を通じて行なわれているので、決して金儲けだとか娯楽の為に制作しているわけではないという事がわかります。日本で見ることができるのは、まれに開催される映画祭でみるか、DVDを直接輸入するかしかありませんが、DVDは日本語字幕と吹き替えはありません。

 「肉」なのですが、アメリカの食文化の中心である食肉業者を取材した映画です。営業活動やら、労働者と経営側の交渉であるとか、日本からの視察団の様子だとか映し出されるわけですが、どうしても印象に残ってしまうのは、牧場の牛が商品である肉として加工されていく様子がきっちりと映しだされている部分だろう。眉間に電気ショックを受け、倒れた牛の足に鎖を引っかけると、ウインチで巻き上げ、逆さにつるしたまま皮を剥ぎ、頭を落とし、腹を裂き、内蔵を取り出していく。生きている牛が、焼くだけで美味しいごちそうになる商品になるまでの過程が、効率的で、システマティックなライン作業によって淡々を行なわれていきます。この映画が白黒でよかったとつくづく思うし、ロッキー・バルボアがトレーニングとしてサンドバッグ代わりにしていた状態になるとホッとします。生きている牛が殺されていく様子は、とても残酷であるが、これが現実として行なわれているし、この過程を踏まないと肉を食べることはできない。これを仕事としている人達もいる。映画が製作された1976年ではみんな白人ばかりだが、今ではメキシカンにとって代わっている。様々な犠牲があってこそ成り立っている事実を露にしていきます。牛の屠殺がほっとしていると羊の群れが映し出された時には、「またか!」とヒックリ返ってしまいましたが・・・。ワイズマンも残酷です。

 僕はこの映画を小さな映画館の特集上映でみたわけですが、チケットを買う時にこのあまりにストレートなタイトルを言うのがはばかれ躊躇していたのだが、受付の人が「肉でよろしいでしょうか?」と言ってくれたので助かりました。小さな映画館なので、受付近くで入れ替えまで待っていましたが、後からくる人達がためらいもなく「肉を大人一枚」、「肉で・・」、「肉をお願いします」と言っているのを聞いているのはちょっとした楽しみでありました。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。