2006年01月25日

もっこす元気な愛

テーマ:映画
ねはん

「もっこす」とはとてもという意味の方言なのでしょうか?ともかく映画を見ている限りもっこすパワフルなてっちゃんのドキュメンタリーです。てっちゃんは脳性マヒを患い両腕が不自由。両腕が不自由ですが足を器用につかって普段生活しています、ご飯を食べるのも、字を書くのも足を上手に使って行なう。
 映画が始まり、冒頭でてっちゃんのこれまでの暮らしがさらっと紹介されます。生まれつきの障害で4歳から施設で暮らし、養護学校の高等部を卒業する時に就職しようとしたが、どこにも雇ってもらえず、自分で障害者の作業所を作ってしまう。さらに障害や鬱病を患う昔からの友人たちが、一緒に助け合って暮らせるように、元気ホームという施設を作ったりともっこすパワフルだと驚いてしまった。そんなてっちゃんですが4年もつきあっている彼女がいて、そろそろ結婚したい。しかし彼女の母親が許してくれない。説得しようにも彼に会ってさえもくれない状況。そんな所から映画はスタートします。器用に足を使って映画を観る者を驚かせてくれるてっちゃんですが、さらに驚かせてくれる、車の免許を取るといいだします。僕の知り合いで長い時間車を運転して疲れてくると、めんどさいからという理由で足でハンドルを操る横着な人間がいるのですが、ほぼまっすぐな道路だとか、かるーいカーブでの話です。ものすごい足の親指が開いて無理矢理ハンドルをにぎっていますが、おそらく誰か飛び出してきたりしたらアウトでしょう。障害者用に車を改造する業者がいるんですね、映画で初めて知りました。そこに行っててっちゃんは車を購入し、自分に合うように改造してもらいます。そこから免許を取りに行こうというのですから、もっこす元気ですわ。 
 てっちゃんが免許を取りに行こうと決意したのは、車の利便性もありますが、結婚を認めてくれない彼女の母親に、自分の事を少しでも認めてもらいたいからという思いがあるからだという。最終的にてっちゃんは免許を取得します、映画なので苦労しつつもさらっと取れたかのような印象を受けますが、取るのに二年かかったようです。最初の時の警察へのお披露目では、警官に絶対無理だと散々言われていました、警察としては余計な仕事を増やしたくないのでしょうね。苦労に苦労を重ね、免許がとれて大喜びしていたてっちゃんは本当に嬉しそうだった。免許をとったてっちゃんは早速車でフェリーに乗って大阪の友人に合い、さらに障害者の大会に出席するため、高速に乗り東京に行くという。東京に住んでない人にとって東京の首都高ってものすごくハードルが高いと思うのですが、そこら辺りの事情を知らないのかどうか、ともかくてっちゃんは行ってしまいます。ここら辺りの行動力はすごいものがある。映画を見ていれば分かると思いますが彼の障害は両腕だけでない、首を動かすのにも苦労しているようで、いくらバックミラーやサイドミラーを余分につけたとしてもやっぱり死角は出来るはずで、見ていてとても恐ろしいのですが、結構飛ばしてました。結局東京の首都高で、合流時に思いっきりトラックと接触してしまって、サイドミラーが壊れ、後方確認がまったくできず、ヒヤヒヤしっぱなし。それで車を降りた後にポロっと「恐るべし首都高・・・」ってつぶやいてたのには、思わず笑ってしまいました。

 免許をとってから彼女の母親に結婚を認めてもらおうと何度も会おうとするのですが、結局それはかなわず二人は結論をだしてしまいます。なんでも彼女の母親は七十いくつかで正確には忘れましたがかなりの高齢、ちょっとつらいかもね。ともかく「もっこす元気な愛」というタイトルにまったくひけをとらない、もっこす元気なてっちゃんです。
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2006年01月22日

よろしく i pod

テーマ:音楽
モンスター

 自分の中ではiPodグッズもこれでひとまずおしまいだと思ってます。車載用のFMトランスミッター,
こいつとi podを繋げれば車のFMからi podが聴けるっていう代物です。i podが車で自由に聴けるようになれば、もう他に望む事はない。トヨタ自動車がGMを追い抜き、アスファルトが町中を覆いつくし、とんでもない山の中まで高速道路が繋がっている現代日本社会には、車は必需品。そしてすべての音楽好きにとってi pod とカーステレオのコラボなんて、考えただけで高騰しているガソリンなど気にせずに車に乗り込んでしまいそうだ。やっぱりイヤーホーン、ヘッドフォンじゃ本気で楽しめない。家のステレオにつなげてもいいけど、近所のことを考えると・・・。そんなわけで車の中での音楽リスニングってのは結構重要だと思う、郊外型ショッピング・センターが乱立し、外資系レコードショップが郊外にも出来始めたりして、町は駅中心の発展から道路中心のランダムな発展パターンになり、なにかと用事があれば車に乗らなければいけない。電車通勤なので車に乗るのが土、日のみって僕でさえもやっぱり週末になれば車に乗らなければ困る、そうすると、やはりipod とカーステレオはつなげたい。それで購入したのがモンスターケーブルのFMトランスミッター。いやあ失敗しました。結構高かったのに・・・やっぱFMトランスミッターは所詮FMトランスミッターです。確かに普通に聴くには音は良いかと思われる、ヴォリュームが大きくなければ全く問題ない。むしろ革命的にFMトランスミッターとしては音がいいのではないだろか?僕はオーディオ機器にはまったくこだわりませんが、大きな音で聴く事に慣れていて、鼓膜の細胞が結構破壊されている自分のような人間には満足できるものではない。ともかく普段聴いているような音量にすると、曲間のノイズがひどい、さらにエリオット・スミスやボブ・ディランなど隙間ばかりの曲もノイズが気になってしまう。ちょっと過信しすぎました、FMなんて使わずに直接車のオーディオにぶち込むしかないようです。バラ色のカーライフはお預けになってしまいました。
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2006年01月19日

ディア・ウェンディー

テーマ:映画
どじょう

 伏見ミリオン座完成記念試写会イチ早く見てきました。もうだいぶたってしまいましたが・・・去年の年末の話です。試写会開始ギリギリにミリオン座に辿り着いて、既に席は一杯。映画館ではなるべく前の方で見るのですが、最後列の席しか残っていなかった。招待券には立ち見になる可能性もありと書いてあって、招待なのに立ち見ではかなわんなと思っていましたが、到着してみると意外と人数の少ないことに驚いた。外れてもいいやと軽い気持ちで応募したのですが、結構ラッキーだったのかな。おすぎの悪口まみれのくだらないトークショウもそこそこに、ディアウェンディーが始まりました。おすぎのトークショウ後に休憩なしで映画が始まって、ちょっと不親切でしたね。

 ディア・ウェンディは銃に魅せられた少年達が、正義の名の元に集まり、自分たちだけの完全で正しいコミュニティーを作ろうとする。炭坑街で肉体労働者達のマッチョな考えが支配するなか、街からはみ出したフリークス達。日常生活で虐げられていた彼らが、武器を獲る事でそれを自分たちの力だと勘違いしてしまう。彼らは自分たちを馬鹿にしていた大人達や、社会を見返してやろうと挑戦するのだが、結局は自滅することになる。この映画の結末はそんなに劇的でもないし、あっと驚くような物でもなかった。でもとても悲しい最後だ。

  銃の元に集まる彼らだけど、その銃達はとても古くて骨董価値がありそうなくらい、かつてのクラフトマンシップが生きているような銃。始めは銃の美しさに魅了されるのだが、次第に銃の持つ力に惹かれてゆく、銃に魅せられてしまった彼らが行く末は、誰もが少し考えればわかる結末。彼らの結末はなんともいえない悲しさに満ちあふれている。銃をもってしまったことで訪れる最後。当たり前に銃があるアメリカ。この映画はそんなアメリカを描いたと言われていますが、こんな悲しい事が起きているアメリカってのは、ほんととんでもない国なんだなと思います。
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2006年01月15日

くるり@愛知県勤労会館

テーマ:音楽
yo-ma

 くるりを勤労会館でみました。8列目の通路側だしくるりのファンは女の子が多いので、ステージが見やすかった。選曲は新作の「NIKKI」中心に組み立てて、その間ばらの花やらワンダーフォーゲルやらを演るという感じでした。バンドとしてくるりがとてもいい状態にあるのがよくわかるようなライブでした。選曲が新作中心というのも自分たちが満足している証拠だし、演奏もバッチリ。思えばくるりも6枚目のアルバムを出すほどのキャリアを積んできているわけで、演奏がこなれてきてる。だからといって小さくまとまっているわけでもないし、聴いていて楽しかった。ロック仕様になった「ワンダーフォーゲル」を聴くと、このバンドが歩んできた道のりが思い起こされます。
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2006年01月05日

ジョージ・マイケル ~素顔の告白

テーマ:映画
空港シート

 例によって、名前は知っているのだけど、本人の歌やスタイルを知らないまま、ミュージシャンのドキュメンタリーというだけで見てしまいました。でもこれが結構面白かった。

 素顔のジョージ・マイケルと言われても、ほとんど彼の事を知りません。ワム!だった事も知りませんでしたので、新たに学習できてよかった。それにしてもワム!時代は80年代ど真ん中で今振り返ればかなり恥ずかしくなるような姿、見ている方が恥ずかしくなってしまう。ファッションは流行にサイクルがあるけれども、この時代のファッションは二度と流行ることはないだろうね。

 ワム!で人気を獲得し、解散後のソロ活動、数々の賞の獲得、世界各国での成功と、世界的人気を獲得したポップ・スター。そんな彼が恋人のとの死別、スキャンダル、イラク戦争における政府批判などを通じてポップスター街道を激しく浮き沈みながらサバイバルする姿は、まさに典型的ポップスター。彼の場合ゲイだという事が話を複雑にしてしまっているけど。マスコミへの対応がとてもへたくそに思えてきます。この映画の何が面白かったか、今になってみると良く分かりませんが、イラク戦争時における迷走ぶりや、ゲイであることや、街で破廉恥な行為に及んでいて逮捕されたこと、そんな事件から伺い知れる彼のナイーブさ。世界的ポップスターなんだけど、同時にものすごーく脆い所が、ちょっとした魅力なのだろうか?何せヴィジュアル的に受け付けられないし、彼の歌が流れても絶対聴かないだろうなって思ってしまうし、僕としても何が魅力はわかりかねます、でも映画は面白かった。
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2006年01月04日

ドラゴン~失われた龍の系譜

テーマ:映画

ホース

 ジャッキー・チェンが何人兄弟で、どこの国の生まれで、どんな風に映画スターになったとか、整形手術をしている事だとか彼に関する過去。そういった話はジャッキー好きで無い限り普通の人は知らない事だと思う。俳優としての全盛期が終わってるのもあるけど、中々報道されないし。特にマスコミ受けする話題でもないし。

 高校の時に歴史の授業で香港がイギリスの植民地で、近々中国に返還される(1997年)という話を聞いて、えらい驚いた覚えがあります。戦後の影すらまったく知らずに育った世代からしてみれば、未だに過去の強引な戦争で奪った植民地が残っていた事自体驚きだった。そんな過去の負の遺産が残っているなんて思いもしなかった、日本が平和に暮らしているように、悲惨な世界大戦の負の面はすべてキレイに片付いているのだと勘違いしてました。今にして思えば能天気すぎた。そんなわけで、このジャッキー・チェンの生い立ちに関するドキュメンタリーを見ると、子どもの頃にジャッキー・チェンの映画を熱狂しながら見ていた僕なんかは、とても複雑な気持ちになる。

 長い間ジャッキー・チェン自身が自分は一人っ子であると信じていた。ところが彼には兄が二人、姉が二人いて、ジャッキーの父親、母親は共に再婚だったという事実を知らされることになる。映画はジャッキーの知らない家族達の歴史、ジャッキーの祖父、父親の生きてきた歴史を紐といていく事でそれを明らかにしていくのだけど、それはそのまま中国が歩んできた歴史をたどる事になり、当然日本も関わってくることになる。「もはや戦後ではない」と経済白書の中で宣言したのが1956年(昭和31年)、それから今年で50年たち戦争で経験した事、経験させてしまった事、そこから学んだはずだった事まですっかり忘れてしまった日本は、再び再軍備の道を歩もうとしている。小泉の靖国参拝に反発する中国や、再軍備化の動きに敏感に反応するアジア諸国の反応が、日本人にとってはやたらと過剰な反応に思えたりするのは、そこに原因があるのだろう。

 日本人にとって終わったはずの戦後だが、それはただ目を向けていないだけだ。ジャッキーの父親は国民党員として活動して、その結果として、香港に逃れる。その過程で家族を大陸に置いてこなければならなかった。現在でも台湾と中国は敵対しているし、台湾は世界で正式に国として認められていないので、日本人みたいに気軽に海外旅行に行けやしない。ジャッキーの父親も離ればなれになった家族と一緒に住む事はできない。ジャッキー・チェンという有名人にまつわる事なので、やたらと取り上げられ映画にまでなってしまうのだが。中国や台湾、それに朝鮮半島には、きっとこんな話はごろごろ転がっているだろう、それにこれから先にも続いていくことになる。

 ジャッキーの父親がこの事実を話す気になったのは、母親の病気がきっかけだったという。それで時々病気になったジャッキーの母親と、看病するジャッキーの姿が映し出されます。思ってもいなかった家族の話を聞かされたジャッキー。彼の心の中を伺い知る事はできないが、優しく母親を看病するジャッキーの姿には心を打たれます。家族を思いやる心は人類共通なのに、世界中にこんな話が溢れている。


ハピネット・ピクチャーズ
失われた龍の系譜
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2006年01月03日

モンドヴィーノ

テーマ:映画

ドラム缶

 ワインにまつわるドキュメンタリーです。近頃ではソムリエなんて職業が持てはやされたりするくらい、ワインは日本の暮らしに定着しています。普段ワインを飲まないし、興味がない僕には、どんな話が展開されるのかまったく見当もつきませんでした。でもこんな所にまでグローバリゼーションが顔を出すとは夢にも思わなかった。もっとのんびりした映画かと思いきや、悪い意味で裏切られてしまいました。”誰かに話したくなるワインの話”と宣伝文句がついていたのですが、そんなどことなく能天気キャッチフレーズからはかけ離れたものでした。
 ここでもグロバーリゼーションの道を突き進むのはアメリカ企業です。モンダヴィ社というカリフォルニアにあるワインメーカー、世界中のワイナリーと契約し、ミッシェル・ロランという敏腕ワイン・コンサルタントの力を借り、何年もねかせる事なく、すぐに飲めて万人がおいしいと思えるようなワインを作り出すことに成功する。この業界には有名なワイン評論家ロバート・パーカーという人がいて、彼の評価が絶対でワインの値段にも大きな影響を与え、どのワイナリーもパーカーの好むようなワインを作ろうと目指す。味覚なんて曖昧な領域に評論家がいて、力を持つなんておかしな話だとは思いますが、そんな絶対的権威を持つパーカーの評価が、モンダウ゛ィ社のワインに対して高いものとなっている。なんと巧くできているのだろうか?すべてが巧妙に仕組まれているような感じがします。どこまで意図的に細工してあるかは分かりませんが、あまりに巧くできた話です。まあ巧くできているから成功しているのだろうけど。
 この話はまだワインだからいいかもしれない。ワインなんて贅沢品を楽しめるのは、世界の中でも裕福な国の人達だから。これが暮らしの基礎となるような製品だったら悲惨なことになるでしょう。
 ワインと言えばフランスですが、伝統的に食文化を大切にし、マクドナルドなんかもなかなか流行らない国の特産品であるワインに、アメリカ企業が乗り込むってのもすごく象徴的な話ですね。食は文化です。サプリメントやファストフード、TVディナーなんかでまともとは言えない食文化を築いたアメリカ。そんなアメリカ企業なんかにワインを奪われていいのだろうか?これも随分象徴的な話です。


東北新社
モンドヴィーノ
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