2005年09月13日

Dear フランキー

テーマ:映画

オランダ
 今は手紙を送ったり送られたりすることも少なくて、郵便で送られてくるものといえば、見た瞬間にゴミ箱行きが決定するダイレクト・メールや、できれば見ないでゴミ箱に捨ててしまいたい請求書くらいしかない。最後に手紙やポストカードをもらったのは一体いつだったろうか?
 この映画は手紙文化が死につつある中、父親から送られてくる手紙を楽しみに毎日暮らしている耳に障害をもつ少年のお話だ。父親が船乗りで、全世界中を駆け巡り、世界中から手紙を送ってくれる。現代においては一昔前のロマンチックな話のように思えてしまう。実は父親からの手紙は、実際には母親がせっせと父親のフリをして書いているのだけど、フランキーにとっては彼を支える手紙だし、そんなフランキーを一番近くで見ている母親には、騙していると分かっていても、手紙を止めることなど考えられなかったのだろう。
 映画はスコットランドとグラスゴーで主に撮影されたようですが、とても美しい風景を切り取っている。イギリスの風景というのはとても寒々しいのだけど、美しい。映画の内容と関係なく楽しめてしまう。

 逃げるように街から街へと引っ越しを続ける一家なのだが、その原因は、この映画では不在のフランキーの父親。家庭内暴力いわゆるDVによってフランキーの聴覚も、幸せな家庭生活も奪われてしまった。男にひどい目に逢わされた一家が求め、ほんの短い間だけでも手に入れたのは、偽物の優しい父親との生活だったというのがとても切ない。けれども女性監督らしく、力強く母子を描いている、ラストの少しばかりのいい事もさりげなく好感が持てる。dear,dear

ハピネット・ピクチャーズ
Dear フランキー コレクターズ・エディション
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2005年09月12日

皇帝ペンギン

テーマ:映画

fuji鉄塔
 冒頭のナレーションを聞いてから一気に冷めてしまいました。ああこの後の約1時間半どうしようと本気で悩みました。フレデリック・ワイズマンをはじめ真摯にドキュメントを作ろうと思うのなら、ナレーションは最低限、もしくはまったく無い方がいい。ただでさえ、作為なしにとった映像でも簡単に一方的な意味付けが可能なのが映像の世界です。極寒の世界に生きる皇帝ペンギン達の様子を淡々と写しつつ、自然の偉大さに緩やかに感動できればと期待していたのですが、ペンギン達を擬人化する事で、感動を作り出そうとするとってもフランス的な映画でした。一体何がフランス的かと聞かれたらとても困りますが、とても古典的な手法なのでそう感じたのかもしれません。やや子ども向けでもあるかも。

 「ディープ・ブルー」のような映画を期待していたがゆえに冒頭でくじかれた。しかし、実は、見て行くうちにナレーションがそれほど気にもならなくなった。それよりもペンギン達の厳しい暮らしに驚いたし、ペンギンという生物の不器用さが気になりはじめた。よちよち歩く姿はもちろん、南極に暮らしているのも関わらず、氷で滑って転ぶペンギン。果たしてきちんと適応できているのかできていないのか?不思議に思えてきます。卵を育てる為に真冬の吹雪の中3ヶ月も何も食べず、卵を温め続けたり、その間メスは食料を求めて海へ旅にでたりとともかく大変、大変。カンガルーやコアラみたいにおなかに袋でもあれば、もっと楽に卵を温められるだろうに、足の甲にのせて落とさないよう、慎重にあるく姿とか見ているととてもじれったくなります。進化の途中なのか。それともこれからも不器用に行きて行くのだろうか?生物の進化の過程ってのは不思議なものです。


ジェネオン エンタテインメント
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