2005年01月30日

パッチギ!

テーマ:映画
 フォーククルセーダスのイムジン河は、放送禁止歌として長い間テレビでもラジオでも流されることはなかった。南北統一への願いを歌ったこの曲は、マスメディアで扱うには政治的すぎた。結局この歌が広く知れ渡ることはなく忘れられる事となる。それがこの映画では堂々と主題歌となっているし、何度も何度も歌われる。大友康平扮するラジオのディレクターは、放送禁止であることを知りながら、イムジン河を半ば強引に放送してしまう。在日朝鮮人を好きになった高校生がギター一本で何度も何度も歌ってみせる。この映画ではイムジン河を何度となく聞くことになる。

 監督が青春映画だと言っていた割にはこの映画が扱う問題は重すぎる。韓流ブームだろうが北朝鮮の核兵器だろうが、近くて遠い韓国と北朝鮮と日本の間には、もうどうしようもないほど根が深い問題が横たわっている。その根の深さはチェドキの葬式の場面で示されるのだが、このシーンから最後までは圧巻。康介がチェドキの叔父から叱責されるシーンでは、誰も何も言えなくなってしまう、ただその悲しさを思い知るのみだ。誰も解決の方法も正しい答えも持ち合わせていないのだから。

 時代は1968年。どんどん新しい物が生まれていた時代。日本もまだまだ若かった時代。貧しかったかもしれないけど、勢いのあった時代。そんな熱かった時代を舞台にしたこの映画も、その熱気を閉じ込めることに成功している。暴力的で、とんでもないエピソードがふんだんに盛り込まれて、生々しい場面も多いけれども、この熱気を感じて欲しい。出演している役者達みな最高の演技みせてくれます。
タイトル: パッチギ ! プレミアム・エディション
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2005年01月28日

Rob Crow 2005 01 26 @TOKUZO

テーマ:音楽
さすがに片鱗は見せてくれました、だけど片鱗が見えれば見えるほどpinbackが観たかったという想いは強くなる。pinback観たかった・・・。
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2005年01月24日

北の零年

テーマ:映画
超豪華俳優陣で制作費もゴージャスな映画「オーシャンズ12」が話題ですが、日本版オーシャンズ12ともいえるのがこの「北の零年」です。個性のある実力派俳優達が数多く出演する映画は、それを見る観客にとっては非常に楽しいものです。

 その中でも特に光っていたのが香川照之。非常に素晴らしい演技で強烈な印象を残してくれました。彼の役柄はとんでもない悪党なので彼が上手く演じれば演じる程、見ている者には不愉快さがどんどん増していく。おそらく観客のほとんどが、スクリーンの中で演じられる彼の悪党ぶりに強烈なストレスを感じていたことだと思う。最高だったのが部下が入れたお茶を飲んだ後、ボソッと「ぬるい」とつぶやき湯のみを叩き割るシーン。この瞬間、彼の好感度は急降下したことだろう。しかし彼はそんな事はまったく気にせず、俳優として突き進んで欲しい。

 豊悦やギバちゃん、その他多くの出演者もしっかりとした演技で、日本映画としては長い、3時間弱のこの映画を飽きないものにしている。しかし渡辺兼と吉永小百合が夫婦というのは無理があるような気が・・・。

  この映画を見ていて頭に浮かんだのが「待つ」という言葉です。映画の中の人々はひたすら待つんです。淡路から出航した船の中、目的地の北海道にたどり着くのを待つ、自分達のボスである殿様がやってくるのを待つ、長く厳しい冬が過ぎ去るのを待つ、出て行ったきり帰ってこない夫をひたすら待つ。携帯電話が普及して皆待ち合わせが下手になったとある人は言っているのだが、この時代には携帯電話はもちろん、電話も電報もない。いつまで待てばいいのか分からない中で待つのって、ものすごい苦痛なのに・・・。誰もが来ることを信じてひたすら待ち続ける。そうして辛抱して築きあげた生活の延長線上に、今の暮らしもあるのです。単純なんですけど、そんなことを頭の中に入れて映画を振り返ると、昔の人はうーん、偉かったんだなあって思ってしまいます。  
タイトル: 北の零年 特別限定版
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2005年01月12日

ベルリンフィルと子どもたち

テーマ:映画

ベルリンフィルと子供のダンサー達がコラボレーションする様子を追ったドキュメンタリーです。ベルリンフィルは世界トップレベルのオーケストラだが、子供たちは年齢、出身国や階級もバラバラでダンスの経験もほとんどない250人。その中には生活環境が厳しい子供たちも多く含まれている。レッスン中もてんでバラバラでギャ―ギャ―騒がしい子供達がどんどん真剣になっていき、最終的に立派なステージを作り上げる。

 僕は子供達の指導にあたった振付師ロイストンの指導と、この教育プロジェクトを立ち上げた芸術監督であり指揮者のサー・サイモン・ラトルの考え、そしてベルリンフィルの練習風景とその音楽に大変感動させられました。ダンスを通じて生きて行くこと、表現することの喜びを伝えようとするロイストン。なかなか練習に集中しない子供達に対して懸命に指導する彼の姿はとても感動的だった。厳しいけれども温かい目、本当にダンスを愛し、それを自分だけのものにしないで次の世代に伝えていこうという姿勢を感じる。教育とはこんな風に目先の利益だけでなく、人間全体のことを考えて行われるべきなんだろうなと考えさせられた。

 僕がこの映画を見た時は他のお客さんはおじ様おば様ばかりで最初は驚きました。ただこの映画がベルリンフィルをタイトルにつけているだけあってクラシックファンばかりなのだろうという事を考えると納得。クラシックを日常的に聞いたり、演奏会に行ったりする事はやはり一般の人には壁が厚い。ポップミュージックばかり親しんでいるダンサーの子供達も、ベルリンフィルの音楽は難解だとか自分の好みには合わないとか素直な意見を出している。

僕はいわゆるポップミュージックを好んで聞いているのだけど、クラシックに比べてより自由で一般的なはずのこのジャンルでも、ほとんどの人は日常的に絶対必要なものとしては考えてないと思う。ほんとうに軽く扱われていると思う。それはクラシックでもポップミュージックでも変わらないのだろう。サー・サイモン・ラトルは芸術の力を信じ、それをもっと世間一般に広めたいとの願いを込めこのプロジェクトに力を注ぎ成功を収めていると思う。こういう橋渡しの役目を持つものはもっともっと必要だし、それに対しては芸術家の方も観客の方もより真摯な態度で挑むべきだと思う。

このドキュメント・フィルムを通してだけれども、サー・サイモン・ラトルの指揮、ベルリンフィルの演奏、子供達のダンスどれも本当に素晴らしく感動的でした。音楽の力と、音楽を信じる人達の力を改めて感じることのできる映画です。

レントラックジャパン
ベルリン・フィルと子どもたち コレクターズ・エディション


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2005年01月12日

スーパーサイズミー

テーマ:映画

スーパーサイズミー  

  訴訟王国アメリカではマックの食べ過ぎでマックを訴えた女子高生がいたそうな。新聞などで、タバコ会社が訴えられ何10億の賠償金の支払いを命じられたりしているのを聞くと、アメリカはホント恐ろしいことになってるなと思います。さてマックを訴えた肥満に悩む女子高生はファーストフードの有害性を立証できず、裁判では負けてしまいます。このニュースをヒントに、ファーストフードの有害性を身を持って実証する様子をドキュメントした映画がスーパーサイズミーです。

 どんな食品でも一日三食食べつづければ体には悪いだろうと思うのだけけど・・・そこらへんはやりすぎかなとは思います。しかし映画の為とはいえ一日三食マックで一ヶ月過ごすなんて絶対やりたくない、映画の見ていて始めの頃は素直においしそうだなと思えるのだけど、段々気持ち悪くなってしまいました。空腹時に見る事はお勧めできません。それにしてもスーパーサイズのドリンクのカップの大きさ!まるでバケツ並でびっくり!

 何事も程々にという、監督の体を張ったメッセージですね。

タイトル: スーパーサイズ・ミー



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2005年01月12日

雲 息子への手紙

テーマ:映画

雲というドキュメンタリー映画を見ました。ひたすら雲が画面上に流されているだけのミニマルな映画を期待していたのだけど、それは裏切られました。ずいぶん雲以外の風景も映し出されていました。雲だけでは観客をひきつけるのは困難だと考えるのは当然だが、このテーマを選んだ時点でそれは覚悟して欲しかった。様々な種類の雲が楽しめると期待して見に行った僕のような人は、この映画には中途半端な印象をもってしまったのではないだろうか?映像とその流れに説得力がないとただの環境ビデオになってしまう。それにしても雲をドキュメントしようとは思い切った発想だと、映画を見終わった後でも感心します。

タイトル: Nuages 雲 息子への手紙
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