点字を感じてみる。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

先日子供が日本の教科書を読んでいて
教科書の一枚だけ厚紙のページを触っていました。



何?特別なページなの?と聞くと
なんと点字のページで、特別塗料でボコボコしていて
本当に点字を指で触って感じられるページでした!
 
 
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えー!
なんか点字を触ったのなんて久しぶりで感動しました。





娘は、あ、これってあの薬の箱にあるやつでしょ?
と言います。

そういえば、イタリアの薬の箱には必ず点字で
何の薬かわかるように名前が書いてあるんです。




点字って、目の見えない人が
どんな風に感じながら読んでいるか
実際触ってみないと解らないし
こういう体験できる教科書って素晴らしいと思いました。



他にもいろんな情報が載っていて
点字コピー機というものもあるようです。

 


こんな風に立体的に盛り上がってコピーされるようで
地図などが触ってわかる便利物。



でも仕組みがよく解らなかったので調べてみると


特殊なカプセルペーパーを使い
点字原稿などを立体形状にコピーできる機械で
立体化したい原稿を専用複写機でカプセルペーパーにコピーし
専用現像機に通し熱を加えることで
トナーの付いた部分が膨張し画像が浮き上がる仕組みだそうです。

 

 

 

こんな感じだそうですよ。


目が見えればパッとイメージが掴めるものも
「見る」という経験がなければ頭では解らないものです。
そのイメージを伝える大切な役割を果たしている優れものですね。

 

 

そして私達が見えているからといって

実際に触ってみないと解らないもの
食べて、噛んで味わってみないと解らないもの

経験してみないと解らない未知なものが

周りには沢山溢れているんだと感じさせてくれた

日本の国語の教科書にありがとう。