さていよいよドンク「仁瓶さんのパン・ド・ロデヴを愛する会」のスタートです。
ロデヴとは南仏モンペリエの近くにある町の名前であり、パン・ド・ロデヴpain de Lodeveは本来計量も成形もしない、多加水のパンなのだそう。
これを仁瓶さんの解釈で、限りなくおいしいパンに構築したものです。
主催者の松成さん（たまご社・社長）のご挨拶から。お客様は24名。東京からも新幹線で、仁瓶さんのロデヴのファンの方々が駆けつけています。
デモがスタートです。
手を出すのが憚られるくらいに、ふわっふわの生地が並んでいます。
じつはこれはお菓子用のオーヴン。フランスパンを焼くのに必要な蒸気がでないのです。
昨日たった1日だけの試作だけで、こんなに立派なロデヴを焼き上げてしまわれるとは！
仁瓶さんという方は、ほんとうに素晴らしい真の職人さんです。敬服の思いでいっぱいになります。
ほれぼれするような美しいロデブが焼き上がりました。みなさんもどんどん食が進みます。
それは軽やかで繊細で、深みがあって、衝撃的。噛みしめるごとにおいしさを感じます。他に感じたことのない食感と味わいのハーモニーです。1年半ぶりに再会できて、本当に幸せです。
リュスティックはもちろん今日も素晴らしいもの。
今回のおまけ、カルピス種のブリオッシュです。ふわふわ、しっとり、限りなくやさしいブリオッシュは、口に入れた途端ほろっととろけるよう。
名付けるなら、幸せの味するブリオッシュ。
じつは松成さんのご実家「江尻養鶏（岡山県）」のおいしい卵が使われています。
オレンジピールとオレンジの花の蜂蜜の入ったバージョンとともに、参加者のみなさんのお土産になりました。
フェルミエの本間さんもお越しくださり、しばらくぶりにお会いできてとてもうれしく思いました。
過酷な状況下、この上なくおいしいパン・ド・ロデヴを焼いてくださった仁瓶さん。大阪まで来て主催してくださった松成さん、そして参加してくださったたくさんのみなさまのおかげでとてもよい会となりました。本当にありがとうございました！