肉食女子の草食投資

コツコツ投資の初心者です


テーマ:
6/3の夜は岩城 みずほさん主催のサムライズ勉強会に参加しました。
http://somerise.net/study_meeting/no24.html

山崎元氏の視点で語る『ウォール街のランダム・ウォーカー11版』
~個人が知るべきポイントを徹底解説~
と題しまして、経済評論家の山崎元氏にお話戴きました。

{D4C9A77F-97C8-421B-B9AC-507CA558082C}

事前に予習しようと、ウォール街のランダム・ウォーカー 第11版を購入しましたが、分厚さにめげて読了には至らず。
以前読んだことがあったので、今回は話題になりそうな章をつまみ食いのように読みました。
ちなみに、ウォール街のランダム・ウォーカー、家に3冊あります。コレクションしているわけではないですが。

今回のセミナー、なんと山崎元さんのレジメ42ページ付き!
真面目に読むと500ページ超のウォール街のランダム・ウォーカーの読破にチャレンジする根性が萎えている私でも、エッセンスが分かるようにまとまっていました。
大変ありがたいことです。

まずは、本の構成と、第10版との違い。
著者のプリンストン大学名誉教授バートン・マルキール氏は効率的市場仮説を支持し、行動ファイナンスには批判的で、第10版の第11章では「効率的市場理論に対する攻撃はなぜ的外れなのか」を述べていますが、第11版では第11章の内容を大きく書き変え、章のタイトルも「スマート・ベータは本当に役に立つか」になっています。
第12章は、第10版では原著にはあったものの翻訳では省略されていた「財産の健康管理のための10ヵ条」が第11版には入っています。この章はアメリカのケースですから、制度についてまるまる日本に当てはまるものではありません。

山崎さんは第11版におけるマルキール教授の立場の変化を、初版の1973年当時は最新理論だった効率的市場仮説により既存の金融ビジネスを批判する「攻め」から、行動ファイナンスの登場後は効率的市場仮説の「守り」に入ったと分析しています。

2時間弱の講座の中で全てを語るのは無理ですので、
(1)株式市場とバブルの歴史
(2)市場の効率性をどう理解するか
(3)個人の資産運用の正しい方法
の3つのテーマについて、辛口ながら的確なコメントを交えながら解説して戴きました。

(1)株式市場とバブルの歴史では、バブルの起こる条件を、
1.借金で過剰な投資を行う
2.金融が緩和されていて、借金が容易なのが必要条件
3.リスクを軽視するような仕掛け(日本のバブル時の土地神話やリスクを誤魔化す技術)が十分条件
と指摘、日本で1980年代後半から1990年代初にかけて起こったバブルについて解説しました。
日本のバブルについては、山崎さんが楽天証券で連載しているこちらのコラムに詳しいです。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/yamazaki/yamazaki_20130125.html

また、マーケットと経済の循環を時計の針に例えた「山崎式経済時計」の見方と、針の位置による投資対象、日本、米国、中国、欧州が今何時なのかのお話もありました。
山崎式経済時計については、こちらをご参照ください。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/fund/yamazaki/0262.html

(2)市場の効率性をどう理解するかでは、
1.アクティブ運用が市場平均に勝てない
2.迅速で正しい情報処理で正しい価格が実現
の2つの論点があるが、市場の効率性についての正しい定義は2であること。

そして、機関投資家、アマチュアの投資家の2つのグループがあり、どちらかあるいは両方が賢いか愚かであるケース毎に、市場の価格形成が正しいか間違っているかのケースで、アクティブ運用の成否を分析しました。

株価が正しければ、2つの投資家グループの頭脳がどうであれ、アクティブ運用にチャンスはなく、
株価が正しくない場合で、投資家の頭脳に差がなければ、手数料が高いアクティブ運用が市場平均に勝てないことがありうる
ということです。

第11版の第11章でマルキール教授は、スマートベータ運用をするETFを行動ファイナンスの産物と見做し、これが「時価総額加重のインデックスファンド」に勝っていないことをもって、市場は効率的だと主張しています。

(3)個人の資産運用の正しい方法
山崎さんはマルキール教授の個人資産運用法について、大筋は正しいと言っています。

つまり、
1.内外のインデックス・ファンドに投資
2.税制上の優遇を十分使う
3.コストに注意する

その上で、運用に対する考え方に幾つかの誤りや不適切な部分があることを指摘します。

指摘されたのは7カ所ありましたが、山崎さんが今までも主張していて印象に残ったのは、
1.投資期間によってリスクが縮小すると言うのは誤り
2.ドル・コスト平均法でリスクが低減すると言うのも概ね誤り
3.定期的なリバランスは不必要。必要になった時にやるべき
4.特定のニーズに対応する運用法などない
5.高齢者にはインカムゲイン中心の金融商品がよいと言うのは誤り。インカムゲイン(=分配金)に拘るとおかしな商品を選ぶ

休憩なしで1時間45分の熱い講義でした。
質疑応答のために残された時間はなく、質問は懇親会へ持ち越されたものと思われます。
懇親会に参加できなかったのは残念でした。

講師の山崎元さん、主催者の岩城みずほさん、ありがとうございました。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

ゆきにゃんさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。