松枝悠希のABC

EpisodeⅡ
作品制作と日常のことなど


テーマ:
いつも使用している下地剤。

ミラクルプラサフって言うんです。ウレタン系のかなりしっかりした塗料です。

これを塗装して、研いて、塗装して…って繰り返してきれいな面を作っています。

この、ミラクルプラサフは硬化剤を入れて使用します。(主剤:硬化剤=5:1 の割合)

IMG_5491.JPG

今までは普通の硬化剤を使用していたのですが、今回はちょっと特殊な硬化剤を取り寄せました!

塗料の業者さんと話し合って調べてもらって取り寄せた硬化剤は、超弾性型硬化剤。
(主剤:硬化剤=4:1 の割合)

つまり、弾性を保ちながら硬化するとのこと。

粘りのある塗膜になるとのこと。どの程度はまだわからないけど…



今回、弾性型硬化剤を導入しようと考えたきっかけは、

IMG_5492.JPG

これです。

作品の額の四隅の状況です。髪の毛よりも細いですが、亀裂が入っているのです。


私は基本的に額も自分で作っています。

額の素材は木です。

木をL字型に加工して、45°にカットして、接着して、研いて、塗装して…といった工程で額にしています。いつもかなりきれいに仕上げています。

あ、もちろん塗装前にしっかりとウレタンで目止めもしています。

※目止めとは?木にウレタン系の塗料(主にクリア等)を染み込ませ、カチカチに固めること。この作業をすることによって、気温や湿度による木の膨張や収縮をおさえることができる。


この額の四隅の亀裂ですが、額の専門店さんや額の職人さんに相談しても、「これはね〜、しょうがないんだよね〜」と言われてしまいました。

額業界でもかなりやっかいな問題とのことです。解決策はないとのこと…

余談ですが、その時に私の作っている額を見てもらったら「しっかり作っているね!言うことないよ!」とお褒めの言葉もいただきました☆



そんな四隅の亀裂が入る原因としては、気温と湿度です。

目止めでいくら固めているとはいえ、物質なので多少の膨張収縮現象はおこります。

その現象に表面の塗料がついていけなくて亀裂になる。

全部が全部、亀裂が入るわけでもないのですが、気温と湿度管理ができていない状況だと亀裂が入りやすくなります。


この亀裂、私はどうしても許せなくて…

額を制作してストックしておいても、この亀裂が入ってしまうとまた塗装のやり直しになります。

展示であちこち回って、数年ぶりに戻ってきた作品も亀裂が入っていることがあり、その度に直したりしています。

もう亀裂とサヨナラしたい。

どんな気温、どんな湿度、何年経っても亀裂なんて入ってほしくない。

お客様のところにいっても、ずっとずっと綺麗なままでいて欲しい。

額業界の問題、ここでなんとかしちゃお!


ってことで、この硬化剤を購入したんです。


まだ使っていないですが、他にもちょっとやり方を変えてみようと思う箇所がでてきたので、これから試行錯誤していきます!!

常に向上心。

良い作品を!
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