本田技研工業の創業者として知られる故・本田宗一郎氏が、韓国と台湾について語っている本の一節を紹介します。
以下、点線で囲まれた部分は、邱 永漢, 渡部 昇一著アジア共円圏の時代からの引用です。
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 昔、本田宗一郎さんが私の家に来て食事をごいっしょしたことがありました。そのとき、「本田さんのところでは、外国に何軒、工場がありますか?」と尋ねたら、「三十五軒」とおっしゃたように記憶しています。そして、「その中で、一番うまくいっているところはどこですか?」と尋ねますと、「台湾」とお答えになり、「台湾に行くと、台湾の人がみんな、私に『こうやって自分たちが仕事をやれるのは、本田さんのお陰です』と言って、ものすごく丁重に扱うのです。ですから、胸に一物もっていても言い出せない」とおっしゃいました。この本田さんの言葉は、日本と台湾の関係を象徴しているように思います。

 ちなみに、一番具合の悪かったところはどこですかと、本田さんに尋ねましたら、「韓国」とおっしゃった。「どうしてですか?」と尋ねると、「向こうへ行って、オートバイを作るのを教えた。それで、一通りできるようになったら、「株を全部買いますから、帰ってくれ」と言われた。「どうしましょうか」と下のものが聞いてきたから、「そんなことを言われるところでやることはねえよ」と言って、金を返してもらった。その翌日に朴正煕が殺されたんだ」とおっしゃった。

 中略

韓国にも最初の頃は使命感を持って、日本の大企業も中小企業も、大勢行ったのです。多くは軌道に乗ってから裏切られて帰ってきました。台湾は逆に、99パーセントの人が満足している。

アジア共円圏の時代
アジア共円圏の時代、邱 永漢・渡部 昇一 著、 PHP研究所、1994/09

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 日本が統治していた台湾と韓国、日本の統治時代への見方は大きく違うそうです。台湾の歴史教科書では、日本の統治時代にインフラ整備が飛躍的に進み、現在の発展に繋がっていることを事を客観的に評価しているとか。その一方で、韓国は日本の統治時代を世界史上最も過酷な植民地支配だったと教えているそうです。実際には、朝鮮はインフラの整備によって人口が三倍に増えて、帝国大学を建設するなど、本土並みの教育水準へ引き上げるために膨大な税金が投入され、台湾よりも優遇されていました。

 一番最後の韓国へ進出した日本企業の話、どこかで聞いたことがあるような話です。現在、日本企業が進出しているあの中国です。魅力的な市場として日経新聞やNHKは、企業の対中投資を煽っていましたが、進出した日本企業は知的所有権の侵害や、工場での従業員の盗難、差別的に認めてもらえない役所の認可などに苦しみ、儲かっている所は少ないとか。以前、読売新聞の世論調査では、世界で良い影響を与えている国のトップに日本をあげていた国が33カ国中、31カ国だったとか。トップにならなかった国は、もちろん韓国と中国で、逆にもっとも好ましくない影響を与えている国のトップだったそうです。

 両国の共通点は何かというと、中華思想の国という点です。中華思想の観点から、日本が好ましくない影響を与えている国のトップという理由が明確に分かります。つまり、中華思想の中で、日本は本来中国や韓国に従うべき国なのですが、服従していないどころか世界第二位の経済大国です。豊臣秀吉の朝鮮出兵は、韓国では壬申倭乱といいます。乱とは、服従している民族が反乱を起こしたときに使う言葉です。つまり、韓国側の史観では、日本は従属すべき国なのです。

 こう考えると、ヤッパリ日本企業の対中投資も、いずれ韓国投資のようになってしまのでしょうかねぇ。日本は、もっと身近な親日国、台湾を見直した方がいいような気がします。

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