「恋は雨上がりのように」実写化の成功例だと思います。キャストもピッタリでした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「恋は雨上がりのように」を観てきました。

 

ストーリーは、

怪我で陸上の夢を絶たれた高校2年生の橘あきらは、偶然入ったファミレスの店長・近藤正己の優しさに触れたことをきっかけに、その店でアルバイトをはじめる。45歳の近藤はあきらより28歳も年上で子持ちのバツイチだったが、あきらは密かに近藤への恋心を募らせていく。ついに思いを抑えきれなくなったあきらは告白するが、近藤は彼女の真っ直ぐな気持ちを受け止めることができず・・・。

というお話です。

 

 

高校2年生の橘あきらは、高校で陸上部に入り、高校新記録をたたき出すなど目覚ましい成長を見せていたのですが、靭帯損傷をしてしまい、手術を受けて部活を休んでいます。このまま、もう、以前のような走りは出来ないだろうと思って、部活に出るのを辞めてしまいます。そして、ファミレスのようなところで、バイトを始めます。

 

根が真面目なあきらは、バイトも真面目に熟し、周りからは恐いと思われていました。ファミレスの店長は、45歳のバツイチ男。とても良い人であり、実は、あきらは気に入っています。しかし、ファミレスの他の社員は、店長を年寄で臭いオッサンと思っており、出世は出来無さそうなタイプと感じていました。

 

 

そんな店長とあきらは、年齢が17歳と45歳であり、年齢差が30歳近く離れていて、どう考えても、この恋が成就するとは思えないのですが、あきらは本気で店長の事が好きになって行き、とうとう告白をしてしまいます。しかし、店長は彼女の言葉を真に受けず、ただ、オッサンとして嫌われていないという事だと思ってしまい、それが恋愛とは思っていません。

 

 

あきらは店長への思いを募らせていくのですが、そんなあきらを友人のはるかは心配しており、このまま陸上を辞めてしまうのではないかと心配しています。あきらの怪我は、リハビリをすれば治る怪我なのですが、あきらは諦めてしまい、恋の方に重点を置き始めていることが、はるかには解ってきてしまいます。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、面白かったです。原作が面白いので、きっと面白くなると思っていたのですが、今回は、キャストも合っていて、良かったと思います。私は、あきらが、もう少し和風の女の子が良いかなぁと思っていたのですが、小松さんでピッタリでした。背が高くて、ニコリともしないあきらのキャラを上手く演じてくれていました。

 

店長は、もう少し静かそうでダンディな人物のイメージだったのですが、大泉さん、良く合っていました。イメージは演技で合わせていたようで、あきらとのやり取りも、本当に原作に合っていました。とても満足しました。

 

 

内容に関しては、若い子とオッサンのお話なのですが、この店長さん、出来るだけあきらと近づかないようにするんです。確かに、45歳のオッサンが、17歳の女子高生と付き合うなんてことになったら、直ぐに淫行だと騒がれて、警察に通報されそうですもんね。だけどあきらは、店長に本気になって欲しくて、かまって欲しくて、近くに居ようとするんです。恋する女性は強いですもんね。

 

陸上に向けていた情熱を、恋に向けてしまったあきらですが、本当は陸上がしたいんです。もちろん、恋も成就させたいけど、でも、陸上にも戻りたいんですよ。その彼女の心の動きが、良く描かれていて、良かったと思いました。

 

 

この映画、実写化の成功例の一つだと思いました。原作も凄く面白いのですが、実写映画も良く出来ていて、満足のいくものでした。主役の二人以外も、キャストはピッタリでしたもん。それに、陸上の描き方も良かったと思います。全体的にバランスが良いと思いました。

 

原作もキッチリ終わっているし、アニメも終わり、映画もダラダラせずに、きっちり閉めてあるので、観た後も、スッキリして気持ちが良いと思いますよ。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。これは、誰が観ても、気持ち良く観れるのではないかと思いました。友人でも、恋人でも、親子でも、誰と観ても、良い作品だと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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