今日から、「ラテンビート映画祭」が始まりました。
オープニング作品の「THE SKIN I LIVE IN」を観ました。
ストーリーは、
形成外科医のロベルトは、交通事故で大やけどを負った妻ベラを再生させるため、新種の皮膚の開発に乗り出す。ロベルトは、皮膚の研究にのめり込むうちに、生身の人間を実験台として使うことを決断。母親代わりのマリリアは、そんなロベルトに理解を示す。12年後、ロベルトは、強靭な皮膚の培養に成功するのだが…。
というお話です。
ストーリーは淡々と書いてありますが、想像のつかない、すごい展開をします。何度か、分岐点があるのですが、全て予想を裏切ってくれるんです。すごく真面目に話しは進んでいるのですが、笑ってしまうんですよねぇ。そんな事を、真顔で言わないでよぉ~!!みたいな・・・。
よく、アントニオ・バンデラスが、このマッド・サイエンティスト役をやってくれたよなぁ。彼がやっているからこそ、すごい現実感と、内容の裏切りの予想が出来ないんです。まさか、そんな事、ありえないっていう展開に進んでいく。面白いですよぉ。
とにかく、このアントニオ・バンデラス演じるロベルトは、不幸なんですよ。天才なのに、何故か、周りの人間に恵まれてなくて、死に瀕した重傷の妻を、その技術で再生させようとするんです。でもね、色々あるのよ。普通なら、色々悪い事して、自分の妻を生き返らせるじゃないですか。でもね、違うんだよなぁ。今、大切に守っている妻は、本当に彼の妻なのか、それとも・・・。おお~いって展開で、観ているこちらが、ツッコミを入れてしまいますよ。もー、皆さんに観せたいよぉ。
あまりにも面白い展開なので、どうしてもネタバレ出来ないんです。もー、本当は、すごい話したいんだけど、話しちゃうと面白くなくなるでしょ~。ありえないからっ!!この映画、まだ、日本公開決まってないようだけど、どうしてやらないの?こんなに面白いのに。今まで、観たことないような映画ですよ。映画の説明に、サイコかつアブノーマルなって書いてあるけど、本当にその通り。この監督の映画、他にも観てみたいなぁ。
つーか、この映画こそ、ハリウッドリメイクすればいいのに。この展開は、ハリウッドでは無いでしょ。これほど真面目に、ふざけてんのかっ!っていうような展開を見せてくれる、ありえない映画、ぜひ、リメイクして欲しいですね。
感動でした。本当に、面白かったです。ぜひぜひ、日本での公開を願っています。日本では、今まで、この展開は無いでしょ。もー、愛と復讐と、すごいドロドロした世界に、笑いが入ってくるから、マジで?って言っちゃうんですよ。すごく観て欲しい。この映画について、みんなで語り合いたいっ!!
超お薦めしたい映画でした。公開は決まっていないけど、配給がブロードメディア・スタジオ㈱と書いてあるので、やってくれることを願いましょう。このラテンビート映画祭、これから京都と横浜を回るので、もし、時間がある方は、ぜひ、観に行ってくださいね。
「ラテンビート映画祭」 http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/lbff2011/top.html