村長の気まぐれ開拓日記です。


今日は村マドに代わって村づくりの報告です。

先日の土日に恒例の「村づくり交流」が行われました。

この村づくりは、村民と一般参加者との交流と体験の二日間として、「雪ふる里村」の未来を創る為の様々な企画で続けられています。今回の体験は「雪国の草木染め」です。


十日町は友禅の着物産地として知られていますが、最近は不況・少子化・着物離れなどで友禅の代表的な振袖が一時代の勢いを失っています。その中で静かなブームを保っているのが、織物(紬・絣)や草木染めです。


今回はN師匠による、雪国らしい植物での初歩的な「草木染め」の体験です。

材料は越後杉の皮と葛の葉を使いました。


雪ふる里村・スタッフ日記
雪国特有の根曲がり杉。


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繁殖力の強い葛。

それぞれの皮と葉を予め採取してガスコンロと鍋で煮込み、染め材として使います。

どんな色に染まるか楽しみです。


布はさらし木綿と絹を使い、さらし木綿は色を吸収し易いように一度豆乳に浸して乾かします。


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左が豆乳を薄めたもの。

右は染めた色を留める媒染剤。


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天気も良好、豆乳を浸したさらし木綿が気持良さそうです。

次は、乾いたさらし木綿に絞りの柄をつけます。



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輪ゴムを使って初歩的な絞り染めの体験です。

簡単な道具で思わぬ効果と個性がでるんです。



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形振りかまわず、作業に没頭しています。

絞り作業が済んだら、いよいよ始めての草木染め体験です。



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師匠のN君、いつもと違ってチョウ真面目です。

さすがはその道のプロ!

手際よく最初の杉皮の液に浸し、軽くつまむように何度か浸します。



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そしてすぐ、先ほどの媒染剤に浸します。

この作業を繰り返すことで色が深くなって味が出てきます。



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自分で気に入った色加減で、いよいよ糸抜き(ゴム抜き)です。


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どんな染め上がりになっているか、一番緊張と期待が広がります。

どうです、この真面目そうな?顔。


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心配を吹き飛ばす見事な出来栄え。

絞りの柄も、杉皮の色合いも優しくて、本人もすっかりご満悦です。


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後は天日で乾燥させれば完成です。

それぞれの味とセンスで2作目に期待が掛かります。


その前に、前日の作業と朝の散策の写真を忘れてしまいました。

前日は農園の夏物の片付けと冬期用の収納小屋造り、朝は栗拾いを楽しみました。

その栗を使って、お昼は栗ご飯で初物を味わいました。


この時期にしては残暑が厳しく、食後はゆっくりタイムとなりました。


午後は葛の葉と絹を使っての「草木染め」です。

木綿より高級な絹ですが、絞りも染めも要領を得たから大丈夫。

葛の葉一色(浅黄色)で何回も染める人、最初の杉皮(薄茶)とのボカシに挑戦する人。

どんどん楽しみと期待が広がっていきます。

そしてこの最高傑作。


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来年はコンテストでも…  とか。

今度は実用的な物に…  とか。

これは、雪ふる里村の恒例体験や特産品づくりに…  とか。

夢は膨らみます。


これもみんなN師匠のお蔭です。

そして皆さん、お疲れ様でした。


「雪ふる里村」の”村づくり”はこうして味を深めていきます。

それぞれの個性で一つ一つ村の魅力づくりに取り組む村民。

その魅力を体験できる参加者。

そんな交流と体験の村、そして、『百年の館』でありたいと思っています。

それではまた。












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