2011・3・11 午後2時46分に発生した 東北・関東大震災


この地震が引き起こした巨大津波によって 

東京電力 福島第一・第二原子力発電所が施設の一部が破壊され事故を誘発した

実に、押し寄せた巨大津波の高さは 14mを越えていたことが判明している


第一原発のある大熊町、双葉町、第二原発のある富岡町、楢葉町、広野町

南相馬市、浪江町、飯舘村、葛尾村、田村市、川内村、いわき市の各市町村の一部は

避難及び、屋内退避の指示を受け 県外・県内の各避難所へと移動を余儀なくされた




少々、話は逸れるが…近世に於いて、地元の福島県は不遇の時代を過してきた土地である


…誰もが良く御存知であろう【明治維新】

このとき 最後まで徳川幕府に忠誠を誓い 戊辰戦争で壮絶な戦いをしたのは会津藩

そして 朝敵となった会津藩士達は青森(会津斗南藩)北海道(開拓)へと冷遇されつづけ

鶴ヶ城は無残な姿を晒したまま手を付けることが許されず

ずっと【逆賊】扱いで松平容保公の孫である勢津子妃が秩父宮妃となるまで名誉回復もされなかった

かの【靖国神社】…ここには国のために命を落として行った“英霊”たちが祀られているが

《会津出身の戦死者は祀られていない》



中央のそんな仕打ちにも耐えてきた我々が再びの惨禍に見舞われている


大地震・巨大津波・原発事故・風評被害…それに伴う農家の廃業






先日、叔父夫婦が娘達の様子を見に東京まで出かけてきた

早朝4時から並んで何とかガソリンを給油し行ったのだ


その時 叔父は大変憤慨し 

見知らぬ御夫人とその娘さんと思しき2人に説教をしてきたという


ファミ・レスで食事をしていると 隣の席の2人の会話が聞こえてきた

曰く『“福島”の原発の所為で停電で迷惑してる。“福島県民”が我慢すればいい』

娘達と食事をしていたにも関わらず 我慢しきれなくなった

『東京の電力を福島と新潟で作ってやってるのを知らずに使っているのか?』

『今、自分達の住む町から避難しなければならない人達はあなた達の身代わりだ』

『他人のために苦しんでいるのに追い討ちをかけるのか?』


その方達は本当に原発で作られた電力の行く先を知らなかったらしい


そして ラジオに投稿された心無い声


【都内に居る福島県人は胸に“福島”とつけて歩け】

 
聞いた瞬間に怒りが湧いた


そして地元の象徴的な山 “磐梯山”

この山麓にある別荘地で立ち入り規制がされている場所がある

【スクリーニング検査証明書を持たない者の立ち入りお断り】

県外資本の別荘地だが 大莫迦だ としか言いようがない

無知・無理解がもたらす苦しみにどこまで耐えなければならないのだ?





政府の発表の言葉の使い方・曖昧な対応 そんな物がかさなって

福島県のイメージは悪い物しかなくなってしまった

健康被害を引き起こす程野菜を食べるにはどれほど大量に食べなければならないのか


出荷停止の措置が出たせいで すでに廃業に追いやられている農家・酪農家が増え続けている

地元に在りながら 野菜が店頭から消えて手に入らない

中には この地震の被害に遭った避難所の方々に食べて貰おうと丹誠したのに

収穫した途端に規制が掛かり、出荷できなくなった方がいた

収穫した野菜に籠めた愛情・想い・汗…




報道のカメラの死角にある現実



注目されない場所にも被害は拡がっている

福島県産と云うだけで 返品・キャンセル が続いている



お願いします 正しい情報を届けてください






この未曾有の大災害から ちゃんと立ち直れるように


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