プランナーになってから5年がたちますが、
正直言って僕はアイデアがぽんぽんでる方ではありません。
とはいえ毎日毎日アイデアを出さなければいけない仕事だし、
それ相応のクオリティものを出し続けないと愛想をつかされます。

そんな状況もあって、常に「ブレークスルーに再現性を持たせること」を意識しています。
つまり、
「行き詰まっているときはこういう方法で考え直すと何か出る可能性がある」
という方法をいくつか持っています。
そのための方法をちょっと残しておこうかと。

ひとつは、「5W1Hを変えてみる」こと。
あまりによく聞くフレームなので聞き流されそうですが、本当によく考えます。

アイデアは「ベース部分」と「ジャンプ部分」に分かれます。
ベース部分は、誰もが知っている、説明不要なものを扱うこと。
そうすると一気に本論に入れてとても強い。
(さいきん桃太郎が流行っているのはそういうことだと思います)

誰もが知っている話をどう変えるとジャンプ幅がでかくなるか、
そのときに5W1Hを変えてみます。

たとえば桃太郎を題材にして、
・Who:桃を拾った人がおばあさんじゃなくてギャルだったら
    桃から生まれたのがアルパカだったら
・Where:桃が流れてきた川が冬の北海道でクマに刈られたら
     桃太郎が生まれた場所が大都会で、凄まじい受験戦争の場所だったら
・When:桃が流れてきたのが縄文時代でとにかく食べることに飢えていたら
的な。
よく知った題材をテーマにすると、変化部分がビビッドになってジャンプをしやすくなる。

なんてことを意識してるなーと新年一発目の宿題の中で思ったので書いてみた次第です。
今年もよろしくお願いします。