●プラスの注目、マイナスの注目、どちらを与えますか? | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

勉強だけできても意味はない!

学習のコツや勉強する意味を一緒に考えると共に

勇気づけでお子さんの健全な心も育ててあげませんか?

食事をする時に限って、ヒステリーを起こし、

皿を投げたり、椅子の上に立ちあがったりする

5才の子供のことで悩んでいるというお父さんが、

あるカウンセラーのもとに相談に行きました。


カウンセラーは、お父さんに聞きました。


「その子が暴れない時は、どうしてますか?」



「暴れない時は、そのままですけど」



「ということは、暴れている時だけ叱ってる

んですね?」



「そうです」



「暴れなかった時に、それを褒めてあげたことは

ありますか?



「別にそれは、褒めることではないですよね?」



「お父さんにとっては、それは、普通のことか

もしれないですけど、子どもにとっては、何か

理由があるはずです。是非、暴れなかった時に

『今日はおとなしく食べているね。お父さんも

嬉しいよ。こうして食べていると君も気持ち良

く食べれるだろう』って子供に言ってみたらど

うでしょう?」



お父さんは、このアドバイスを受け入れます。

それを実行したそうです。



すると子どもは、・・・・・

3ヶ月後、カウンセラーがそのお父さんにあって

話を聞くと、その子は暴れなくなったそうです。



参考図書

「一瞬で子どもが変わるイメージングブック」

ジョイ石井


さて、子どもは常に注目を必要としています。

お父さん、お母さんから注目してほしいと思って

いるのです。


しかし、自分の行動に対して注目を得られないと
相手にとって、マイナスと思える行動をしてでも
注目を得ようとします。


上記の子は、おとなしく食べていても注目を得ら
れないので、マイナスの行動をしてでも、お父さ
んの注目がほしかったんでしょうね。


騒がないでおとなしく食べていても、何の注目を

もらえない。だったら、少し騒いで、お父さんの

注目を得よう。その子は無意識のレベルで、そう

いう目的をもって、行動したに違いありません。



人は、どうしても出来ていないことやマイナス面

に注目してしまう傾向があります。

そしてマイナスの行動に注目しているとますます、
その行動を助長することにもなりかねません。


人は注目された行動が増えるからです。

もしかすると騒ぐ動作は、徐々にエスカレートし
ていたんじゃないかと思います。


このお父さんは、適切なアドバイスを得て、こと
なきを得ましたが、このような子どもの行動は、
もしかすると体罰など親子間の関係を悪くする方
向に向かわせてしまう可能性さえあり得ます。


子供というより人は皆、注目を必要としています。
だからこそ、何らかの形で、注目をしてあげる必
要があるようなんです。できればプラスの注目を!


もし、子どもの行動で、褒めることなどないと感
じているとしても、あえて探してみるのです。


虫眼鏡をもってきて、目立たない部分でもあえて
見るようにします。



例えば、朝起きて来る、歯を磨く、食事をする、
学校に行く、お風呂に入るなど日常のちょっと
したことにでも注目してあげるなら、子どもは
満足し、その行動を増やすことでしょう。


それによって、自分の存在自体を認められるよう
になり、物事を肯定的にとらえることもできるよ
うになるのだと思います。



ぜひぜひ、子どもさんのできている部分に注目

してあげてください。

そうすると・・・・・


アドラー心理学の基づいたスマイルという講座に
参加した時、多くのお母さんたちが、子どもが
よりいとおしくなった、とか子育てが楽になった

ということをおっしゃってました


さて、あなたは、


お子さんの、できていないところに注目しますか?

それとも、できているところに注目しますか?