2006-03-05 21:12:47 テーマ:お仕事モード

糖尿病指導にて感じたこと ~受験を通じて~

本日、糖尿病療養指導士 認定試験受験してきました。
この資格については後日、合格してからもっと大声で言いたいと思います。
(ちょっと落ち込みモードですが・・・)

試験は午前2時間、午後2時間。問題は各75問の計150問で構成されています。
今後受ける人のために(来年の私にか?(爆))記しておきます。
午前中は病態が中心(テキストの前半2/3)。午後は療養指導(後半1/3)が中心となって、問題が作成されていました。
長文(症例問題)は各7~10問程度、ひもづけ問題(薬剤や検査値と、症状をそれぞれ結びつける問題、5こ)が各1問ずつありました。
にくたらしいのは、解答の半分以上が「2つ選べ」形式。「1つ選べ」がかなり少なかった。
2つとも当たっていないと○がもらえません。うーん。

私のペース配分は、およそ80分で終わり、あとのんびりと復習、再考、チェックして過ごす、みたいな感じでした。午前中のできが予想以上に良かったので油断したのか、後半の療養指導の、聞き慣れない分類が想定外に出題され、見事につまづいてへこんでいます(T_T)

その問題集と、試験問題を解きながら、ふと、いつもの指導や、今後の指導などについて思いを馳せたことを書きたいと思います。

試験問題そのものは、療養指導に携わる人が知っておいて損はないものばかり。

例えば
「インスリンは1ml何単位だ」
とか
「交換表のアボカドは表○に入れる」
とか
「運動強度はHRmax 40~60%が適正」
とか。
他、栄養士が抜群に弱い薬剤や、患者様との関わり方、チームアプローチやchake先生のブログでたくさん載っているエンパワーメント法などの常識もたくさん学べる。

ガイドラインを学ぶことは悪くないし、ガイドラインが無いと討論もできないから、必要だと思う。
だけど、こればかりに縛られてしまわないのか?と思わず不安になった。

というのは、試験問題から作った問題集の解答にあったこの文章。

「砂糖は原則禁止。人工甘味料を用いる」
「甘いものに慣れさせない」

糖尿病になったら食べられない、と患者様を追いつめる原因の文章じゃないのか?と思わず考え込んでしまった。
確かに控えることは必要なんだけど、この表現を、全国的に教えなきゃいけないのだろうか。
いつまで交換表、カロリー、と言い続けるのだろうか。
カロリーの内訳には炭水化物、蛋白質、脂質もあるのに!!

もし合格したら大きな声で、もっと患者さまに楽しく食事をしてもらえるような表現とその方法をみんなで考えよう!と言いたくなった。

また、これはまさに今日の試験問題で悩んだもの。
(記憶力欠落していますので、こんな感じ~と受け止めて下さい)

問題)外食について以下の文章から、誤っているものを2つ選びなさい。
1、外食は味が濃い
2、外食は脂質が多い
3、量が多い時は主食を残す
4、外食は野菜が多い
5、迷ったときは和定食を選ぶ

とりあえず4(※確か表現が違うと思いますが、とにかく違う!と誰が見てもはっきりわかるものでした)は間違っているのはわかったのだけど、後はどれよ??
もしかして3じゃあ・・・と思って、とりあえず3に○をつけた。

おかずによるが、主食を残すよりおかずを完食したほうが高脂肪、高塩分じゃないの?確かに血糖値にはおかず喰いのほうが低めにでるけど・・・。
しかもテキストにちゃっかりと5そのものの文章が載っているので、これは○とつけろ、といわんばかりになっている。天ぷら定食は和定食じゃ?トンカツやカツ丼だって和食じゃないの?

そして、こんなことを言われ続けても、外食産業はこの内容で成長しつづけているんですけど・・・

「糖尿病療養指導士は二次予防に努める」
と唱われていたけど、もう少し一次予防にも注力したほうがいいのではないだろうか。
ということで、これからの栄養士活動は一次予防も二次予防も欲張ろう、と改めて思いました。
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