今朝の朝刊の広告欄。
ある雑誌の広告内の一文…。
「子供の幸福度NO.1のオランダから」
うわ~(´Д`)幸福度…
ちょっと背筋がうすら寒い。
知らない間に洗脳されてるよね。
気をつけなくてはね。
観にいってから何度も感想を書きかけたけれどまとまらず、でも一番気になる一場面。
観た方に聞きたい!










最後のシーンワタナベだけは羽織ったものを脱いでいましたよね。
それまではオレンジの上着を羽織っていたのに。
あれは何か意味があったのかな?
フォボスは赤、ダイモスは白に近いグレー。
時代によって変わる人々の色。
中世のベジタリアンは同じものを着ていてもグリーン。
服の色には意味がある?

だとしたらワタナベが最後に上着を脱いだわけは?
「大丈夫。それを食べても人間だ。」ということ?


人間であること、人として生きるということ。
私なりの見解はあるし、少し深めに考えればそこそこは掘り下げられる。
でも野田さんのこの舞台に編み込まれたメッセージはもっともっと深いところにある気がして掘る努力はするけれどある一点でいつも思考が拡散してしまい二兎も三兎も追っているうちに追いきれなくなる。
パンフレットを読んで、もしかしたら意識的に組み込んだメッセージではないのかもしれないなとも思ったけれども、意図的だったらやっぱりすごいわ野田さん。
そして深すぎるよ野田さん。
しっかり噛み砕く為に一週間くらいひとつ部屋に篭り壁に向かう時を持ちたいくらいだわ。
叶うならば野田さんの思考回路を一度覗いてみたいものです。
残念なのは松たか子ちゃんがいまだに咀嚼しきれていない表情で舞台に立っているように感じてしまったこと。
そして応援している有起哉さん。
もちろん全然悪くはないんだけれど、出番が少ないにしてももう少しこう…なんだかなあ。
もっと存在感を出してしまっていい役どころのような気がするのに。
良くも悪くも舞台の空気を一変させる力を持っている稀有な役者さんだと思うのだけれど…
有起哉さんについては期待が大きいだけについ辛口になってしまうな。


そうは言っても、結局これだけ書いてしまうほどこの舞台を楽しめた。それだけは事実だと思う。
同じ場所同じ環境同じ立場に長くいられない私。
気づけばだいたい周期は三年~四年。
自分で望んだわけでも何か大きな問題が起きるわけでもないけれど、子供の頃なら親の転勤、若い頃なら学校を卒業したりとかそういう当たり前のことだけど。
引っ越しも多かったからなんだか根無し草体質が板についちゃってる。
今の会社に勤めてもうじき丸三年。
今一生懸命なあることを初めてやっぱりもうじき丸三年。
今の生活は大好きだし、職場も居心地がいいし、動くつもりはさらさらないけれど…
なんだか余所からの力で動かされそうでものすごく恐い。
こういうのもトラウマっていうのかな。