●まず、今回の「魔界転生」はWOWWOWによると、そもそもは、山田風太郎の昭和39年から始めた「おぼろ忍法帖」というタイトルの新聞連載時代小説を昭和56年に深作欣二監督が映画化。このとき初めて「魔界転生」という題で、千葉真一が柳生十兵衛、沢田研二が天草四郎に扮した。

●平成15年には平山秀幸監督が同名で再度映画化、柳生十兵衛に佐藤浩市、天草四郎時貞に窪塚洋介が扮した。そのほかアニメやゲーム、劇場でも公演されている。

●今回は2006年9月19日(火)東京・新橋演舞場収録で、 出演/中村橋之助、成宮寛貴、藤谷美紀、馬渕英俚可、遠藤久美子、六平直政、山本亨、千葉哲也、升毅、西岡德馬 ほかとなっている。
■ 島原の乱が鎮圧され、天草四郎が亡くなって8年。柳生の里で暮らす十兵衛のもとに紀州から知らせが届く。紀州藩主徳川頼宣は魔物に憑かれている……。頼宣を救うべく紀州へと旅立つ十兵衛。その頃、紀州の隠れ屋敷では十兵衛の父・柳生但馬守が四郎から魔界への転生を促されていた。既に転生したのは荒木又右衛門、宮本武蔵、宝蔵院胤舜。四郎は魔界衆とともに幕府転覆を目論んでいたのだ。彼らと互角に斬り結ぶことができるのは柳生十兵衛ただ一人。十兵衛を仲間に引き入れようとする。

●中村橋之助は中村芝『習元』(しかん)の子で、4歳で初舞台、昭和55年に3代目中村橋之助を襲名。


(鑑賞後の感想)


●映画は沢田研二版、窪塚洋介版の両方を見たが、(こう書くように)天草四郎の怨念による転生に主眼が置かれたおどろおどろしい作品となっている。今回は、主役は橋之助の十兵衛に間違いない。裏をかかれるようなどんでん返しが何度もあるが、先手が打ってあるのを後から「ご覧ぜよ」という知恵者なのだ。おまけに武芸百般に優れし者。

魔界妖生の類をはねのける。

途中柳生衆の二人におとぼけあり、コメディタッチあり、宙乗りあり、とサービス満点。

さらにこれでもか、という立会い。

テレビ桟敷ならではの、橋之助十兵衛の眼帯紐から伝い落ちる汗のしずくまで見入ることが出来ました。

そういうことで、

年忘れはめでたしめでたしの活劇でした。


それではそういうことで。

よろしくどうぞ。

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