3 skypephone

 ルクセンブルグのスカイプ・テクノロジーズと英国の携帯電話事業者「3(スリー)」は2007年10月29日(現地時間),スカイプのクライアント機能を搭載した3G携帯電話「3 Skypephone」を発表した(写真)。「3」の携帯電話ネットワークを通して,スカイプ・クライアントをインストールしたパソコンや携帯電話,PDAなどを使うユーザーとの間で無料通話ができる。また,インスタント・メッセージも利用できる。「3」はHWL(Hutchison Whampoa)グループの携帯電話事業者。

 利用料金は月額49.99ポンド(10月30日のレートで1万1700円程度)。11月2日より出荷を開始する。2007年内にはオーストリア,オーストラリア,デンマーク,香港,イタリア,アイルランド,マカオ,スウェーデンなどでも利用できるようになる予定。
 
 3 Skypephoneは,中心にSkypeボタンを持ち,これを押すことで,Skypeのサービスを起動可能。NTTドコモのiモード・ボタンやソフトバンクモバイルのY!ボタンのような感覚で利用できる。なお,Skypeのアプリケーションは,米クアルコム社のアプリケーション・プラットフォーム「BREW」上に構築されているという。

 3 SkypephoneはSkype機能以外に,Java実行環境,2メガ・ピクセルのカメラ,Webブラウザ,Bluetooth,176×220ドットの2インチ液晶を搭載する。



(中道 理=日経コミュニケーション  [2007/10/30]

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英3 (H3G UK)は香港ハッチソン・ワンポワが出資する新興の3G携帯事業者で、過去にNTTドコモがiモードの提携、事業拡大のために出資して失敗した会社だ。英国内ではボーダフォン、テレフォニカO2、オレンジとの競争も激しく、あまり成功は収めていない。イタリアやオーストリア、その他欧州にも進出しているが、3Gの膨大な投資、導入の遅れ等々によりあまり芳しい評判は聞かれない。


一方のSkypeもeBayに買収されて期待はされたものの、当初注目されていたほどの成長も見せておらず、評価損を計上し、CEOは更迭された。


その両者が起死回生に出たのかどうかはわからないが、無料携帯電話サービスとしては期待が持てる。ただし、50ポンド弱(日本円で12,000円程度)だと、ちょっと高すぎる感じがする。3Gのカバレージがあれば、使いやすさと、リーチャビリティさえあれば、日本でも使える気がする。


日本ではイー・モバイルがJAHJAHと組んで携帯VoIPサービスを提供する発表がなされているが、既存の3社は通話時間で稼ぐビジネスモデルを追求しており、期待できないので、ウィルコムに期待したい。

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