携帯高速化、ドコモが先手 14メガ端末を来夏投入
Fuji Sankei Business i
2005/09/30 11:17

 NTTドコモ(東京都千代田区)は、データ通信速度が現行の第三世代携帯電話(3G)の「FOMA(フォーマ)」に比べ、理論上で約三十七倍となる最大毎秒約一四メガ(一メガは百万)ビットの高速サービスを二〇〇六年夏に都市部から開始する。“モバイルブロードバンド(高速大容量)”を売りに、〇七年に携帯電話への新規参入を計画するソフトバンク(同港区)などに対して先手を打つ戦略だ。

 ドコモの新サービスは現行の3Gをベースに「HSDPA」というデータ通信高速化技術を導入。基地局をそのまま活用しソフトのみを変更することで実現する。これに対応する新型携帯電話端末を、二-三機種投入する予定。パソコンに差し込むカード型のデータ通信端末と、通話もできる一般の携帯電話型の端末の双方となる。

 利用料金やサービスは未定だが、「大容量通信が可能なHSDPAならではのサービスを提供する」(石川國雄NTTドコモ副社長)方針だ。

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ドコモが新規参入3社と既存のコンペau、ボーダフォンに対抗すべく、携帯高速化の加速を宣言した。

といっても誰が高速化を望んでいるんだろう?今の携帯端末に。。新しい端末?双方向ビデオ携帯端末も成功していないのに?WLANも成功していないのに?

それよりも通話料金を下げる努力をすべきだ。。。。

それから通話品質・エリアを上げる努力をすべきだ。。。。

そんな無駄な投資をするのなら。。。

2GあるいはEDGE/2.5Gに比べ高速広帯域化を3G/W-CDMAで図ったはずなのに、音声の通話品質は何の効果があったのだろうか?技術者中心の会社なので、マーケットやエンドユーザが望みもしないことをやって何の意味があるのだろうか?

これから固定通信と同じように茨の道を歩んでいく。高速広帯域化→固定料金制→ARPUの低下→加入者頭打ち→収入減→バックボーンの増量への投資、アプリケーションサービス・コンテンツ配信への投資→加入者変化なし→ARPUも増えない→激しい価格競争→経営破たん・統合→売却・固定通信との再統合(これがほんとのFMC)→再びNTTへ(NTT再々再編)。。。。。

まさに負のスパイラル。。。。。