世界への扉も開いたソフトバンクのケータイ戦略
田中好伸(編集部)
2006/03/18 01:01

[ラウンドアップ] ADSL参入で日本のネットインフラ事情を大きく変えたソフトバンク。その同社が携帯電話に参入すると公言してから、日本の携帯電話業界は大きなうねりを見せてきた。その軌跡はボーダフォン買収という事実まで続いてきている。ソフトバンクがボーダフォンを買収するまでの激動をまとめた。

「3位のままでいるつもりはさらさらない」--孫氏が語る今後の携帯電話戦略 ・料金施策の失敗などで、シェアが低迷していたボーダフォン。ソフトバンクは傘下に収めることで、グループの強みを最大限に活用し、新たな魅力ある携帯電話事業者として生まれ変わらせる考えだ。
2006/03/18 00:42
ソフトバンクの債務格付け引き上げの方向で見直し--ムーディーズ ・米国信用格付け機関のムーディーズ・インベスターズ・サービスは、ソフトバンクの無担保長期債務格付けおよび発行体格付けを引き上げる方向で見直すと発表した。
2006/03/18 00:01
1.75兆円は高い?安い?--ソフトバンクがボーダフォンを買った真の狙い ・ソフトバンクがボーダフォン日本法人を買収することで英Vodafone Groupと合意した。ソフトバンクは2005年に携帯電話事業への新規参入を認められており、買収金額も決して安い額ではない。
2006/03/17 23:32
シスコ・システムズがつないだソフトバンクとボーダフォンの縁 ・ソフトバンクはいかにして英ボーダフォングループと交渉し、ボーダフォン日本法人を買収するに至ったのか。この交渉の経緯を、両社の代表が明らかにした。
2006/03/17 23:14
ソフトバンク、1.75兆円でボーダフォン日本法人を買収--ヤフーとも提携 ・ソフトバンクは3月17日、英携帯電話大手のVodafone Groupから国内第3位の携帯電話事業者であるボーダフォン日本法人を買収することで合意に達したと発表した。ボーダフォンブランドは変更する方針だ。
2006/03/17 17:45
ヤフーが大幅組織改編、モバイル事業とソーシャルネット事業を新設 ・ヤフーは4月1日付けで組織を改編すると発表した。新たにモバイル事業部、ソーシャルネット事業部、地域サービス事業部などを設立し、これらの分野に注力する。
2006/03/17 15:44
ボーダフォン日本法人に新たな買収提案--米投資会社が約1兆8000億円で ・英ボーダフォングループが、ソフトバンクとの間で日本法人の売却交渉を進めているが、これに対抗するかたちで米投資会社のグループが新たに買収提案をしたと欧米のメディアが伝えた。
2006/03/16 18:50
ラウンドアップ:ソフトバンクはケータイ市場も制覇できるか ・ソフトバンクがボーダフォン日本法人を買収することで英Vodafone Groupと交渉していることが明らかになった。ソフトバンクの携帯電話事業に対するこれまでの取り組みを振り返る。
2006/03/06 12:18
英ボーダフォン、日本法人をソフトバンクに売却へ--株式譲渡交渉を認める ・英ボーダフォングループは、日本法人であるボーダフォン株式会社の株式の過半数をソフトバンクに売却することで協議していることを認めた。これまでも一部で報道がなされてきたが、ボーダフォンが正式に認めるのは今回が初めて。
2006/03/04 11:11
「2006年度は正念場」--ボーダフォン、新サービスを一挙に披露 ・ボーダフォンは、2006年度の製品やサービスの展開計画について発表した。2006年度を「本格成長への正念場の年」と位置付け、第3世代携帯電話端末向けに複数の新サービスを展開する。
2006/02/28 21:03
ソフトバンクの業績回復は本物--携帯電話は「5年10年かけてじっくりと」 ・2006年3月期の上半期(4~9月)連結決算は、営業利益が4年半ぶりに黒字転換した。この一方で、新規参入が認められた携帯電話事業については慎重姿勢で、具体的な内容は企業秘密とされた。
2005/11/10 22:11
ソフトバンク、“無理せずに”通期で5年ぶり営業利益が数百億円に ・ソフトバンクは8月10日、2006年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表し、話しは経営方針やビジネスモデルなどの戦略変更にまでおよんだ。
2005/08/10 22:48
「垂直統合型の事業は限界」--ソフトバンク、携帯電話事業のオープン化を主張 ・携帯電話市場に新規参入しようとするソフトバンクは、現状の垂直統合型では限界があるとした。
2005/07/13 23:55
ボーダフォンも1.7GHz帯の実験局予備免許を取得--既存キャリアで初 ・ボーダフォンは、1.7GHz帯におけるW-CDMA方式を使った実証実験を行う。7月4日付で総務省から実験局予備免許を取得したことを受けたものだ。
2005/07/04 20:48
携帯電話の新規参入に総務省がお墨付き--1.7GHz帯は2社に割り当て ・総務省は携帯電話への新規参入を希望する企業に、周波数を割り当てる意向を表明した。ソフトバンクグループやイー・アクセスが新規参入を希望しており、2007年にも新規事業者によるサービスが始まる見込みだ。
2005/06/03 20:25
ボーダフォン副社長に元ソニー上席常務の野副氏が就任 ・ボーダフォンは、元ソニー上席常務の野副正行氏を9月5日付けで執行役副社長に迎えると発表した。野副氏はさらに、10月1日付けでコンシューマー事業統括本部長に就任する予定だ。
2005/08/01 19:48
ソフトバンク、ADSL事業が四半期で初利益--今期は5期ぶりに通期黒字化 ・ソフトバンクは先行投資が山場を超えて回収期に入り、2006年3月期には5期ぶりに利益が黒字化することを見込む。
2005/05/10 23:40
ボーダフォンも1.7GHz帯実験局免許を申請 ・ボーダフォンは4月28日、1.7GHz帯の実験局免許を総務省に申請したと発表した。同周波数帯の実験局免許申請はイー・アクセス、ソフトバンクグループのBBモバイルに次ぐ3社目となる。
2005/04/28 11:45
「日本や海外での経験、事例を積極的に活かす」--ボーダフォン会長 ・NTTドコモから移籍してほぼ1年経過したボーダフォンの代表執行役会長の津田志郎氏は、「WIRELESS JAPAN 2005」の初日に基調講演した。
2005/07/13 23:24
ソフトバンク、1.7GHz帯の実験局免許を取得 ・ソフトバンクグループで携帯電話事業を展開するBBモバイルは、総務省より1.7GHz帯の実験局本免許を取得した。
2005/04/28 16:38
ボーダフォン新社長、「社内体制を変革し、顧客中心の企業に変えていく」 ・ボーダフォンは、4月1日付けで代表取締役社長に就任したウィリアム・ティー・モロー氏の社長就任会見を都内で開催した。
2005/04/18 20:30
ソフトバンクの携帯電話会社、W-CDMAを実験へ--1.7GHz帯実験局予備免許を申請 ・ソフトバンクグループ傘下で携帯電話事業を担当するBBモバイルは、W-CDMA方式を利用した実験を行う計画だ。早ければ6月にも実験を行う。
2005/04/05 16:11
総務省、ソフトバンクBBの要請を却下--800MHz帯による携帯事業参入を認めず ・総務省は携帯電話用周波数である800MHz帯の再編問題に関して、ソフトバンクBBの要請を却下し、新規参入事業者への割り当てを行わない方針を正式に決定した。
2005/02/08 20:09
総務省検討会、ソフトバンクBBへの800MHz帯割り当ては見送りへ ・携帯電話用周波数の利用拡大に関する総務省の検討会が意見書案をまとめた。ソフトバンクBBが要求する800MHz帯の新規割り当ては見送られるようだ。
2005/02/03 19:14
NTTドコモからボーダフォンへ--新社長・津田志郎氏は新しい息吹となるか ・ボーダフォンホールディングスおよびボーダフォンは、元ドコモエンジニアリング代表取締役社長の津田志郎氏を2004年12月1日より新社長として迎えると発表した。
2004/08/17 10:12
携帯電話用の周波数は新規2社に割り当てか--総務省の検討会より ・総務省が「携帯電話用周波数の利用拡大に関する検討会」の第7回会合を開催。1.7GHz帯の割当方針を中心に、構成員が意見を交わした。
2005/01/25 17:15
ボーダフォン社長グリーン氏が辞任 ・ボーダフォン社長のグリーン氏が一身上の都合により23日辞任した。
2004/06/23 18:36
携帯電話の周波数問題、議論は平行線のまま ・総務省の検討会において、800MHz帯の再編と新規参入事業者への割り当てをめぐり、ソフトバンクBBとNTTドコモ、KDDIが激論を交わした。
2004/12/15 15:56
ソフトバンクBB、800MHz帯利用を求め免許申請 ・ソフトバンクBBは、携帯電話事業に参入するため、総務省に800MHz帯の無線局免許申請を行ったと発表した。
2004/12/06 15:37
携帯電話用の800MHz帯をめぐり、ソフトバンクBBと既存事業者が激論 ・800MHz帯を携帯電話に新規参入する企業に割り当てるべきかをめぐり、ソフトバンクBBとNTTドコモ、KDDIの意見が衝突した。
2004/11/25 17:45
ボーダフォンの2003年度決算は営業利益24%減、希望退職も600人実施へ ・ボーダフォンの2003年度決算は、第3世代携帯電話(3G)に対する投資がかさみ、営業利益、経常利益、当期純利益がいずれも大幅に減少した。
2004/05/25 21:02
ボーダフォンHDが上場廃止へ ・英ボーダフォン・グループPlcは、ボーダフォンホールディングス(HD)およびボーダフォンの株式買付を行う。これにより、ボーダフォンHDは上場廃止となる見込みだ。
2004/05/25 21:04
ソフトバンクBB、イー・アクセスの携帯事業投資額は数千億円規模に ・11月8日に行われた「携帯電話用周波数の利用拡大に関する検討会」では、新規参入を狙う各社の事業計画が明らかになった。
2004/11/08 19:53
新規周波数は誰のもの?--携帯電話用周波数の利用に関する研究会が開催 ・新たに携帯電話用に割り当てられる予定の周波数をめぐり、既存事業者と新規参入を狙う各社の要望が激突した。
2004/11/04 15:02
「100年でも戦う」:携帯電話への参入を目指すソフトバンクが行政訴訟 ・携帯電話事業への参入をめざすソフトバンクBBは、800MHz帯周波数割り当て方針案の実施差し止めと、新規割り当て方針案の策定と新規免許申請の受付を総務省に対して求める訴訟を起こしたことを明らかにした。
2004/10/13 22:23
「切手代より携帯電話代が多くの国民にとっては重要だ」と孫正義氏 ・ソフトバンクBB代表取締役社長兼CEOの孫正義氏は「郵政民営化には賛成。民が行う方が効率的になる」としたうえで、「首相に言いたいこと」を披露した。
2004/10/13 22:30
ソフトバンク孫社長、「800MHz帯を利用して携帯電話事業に参入する」 ・ソフトバンクが携帯電話事業への参入に向け、本格的に動き出した。 事業者に割り当てられる800MHz帯の周波数の割当を受け、携帯電話事業に参入する意向だという。
2004/09/06 17:50
ソフトバンクBB、TD-CDMA方式の実証実験を開始 ・ソフトバンクBBは、第3世代携帯電話規格の1つであるTD-CDMA方式の実証実験を24日より開始した。
2004/06/24 17:38
携帯電話業界に迫り来る巨大いん石、孫正義氏 ・順調に成長を続けているかに見える携帯電話業界だが、そこに巨大いん石が迫りつつあるという。NRIでは、そのいん石のひとつが孫正義氏だとして業界に警告を与える。
2004/06/01 09:40
「携帯電話はもっと安く、速くなる」--新規参入を狙う3社の取り組み ・携帯電話の料金下げ止まりを打破しようと、新たな高速低料金の通信サービスを提供しようとする企業がある。それはソフトバンクBB、マルチメディア総合研究所、イー・アクセスの3社だ。
2004/03/19 14:12
=========================================================================
ソフトバンクには本当に戦略はあるか?

1.ネットワークについて

 ボーダフォンはつながらない→第3世代携帯電話(3G)を中心にエリアカバー率を高めていく???

 買収に1兆3000億円の借り入れ、2000億円にも及ぶ有利子負債を引き受けたソフバン。

 買収後2.4兆円にも及ぶ有利子負債を抱え、エリアカバレージを上げていくためには、毎年数千億の設備投資が要求される。本当にけちな商人は継続的に投資、資金調達できるのか???


 バックボーンはソフトバンクの基幹ネットワークを使える→コスト削減が図れる???

 ソフバンのバックボーンを使うが、日本テレコムは使わないということは、日本テレコムによる売上げ減でコスト削減で相殺???


 ソフバンの固定とボーダフォンのケータイ融合→FMC(Fixed Mobile Convergence)が提供???

 日本テレコムの『おとくライン』とボーダフォンのケータイは融合できるのか???Yahoo!BBとVF3Gと融合できるのか???いまだソフバンと日本テレコムは組織的に融合できているのか???ボーダフォンにクビを切られてソフバンに入った人間とボーダフォンに残った人間で融合は出来るのか???


2.コンテンツについて

 ヤフーの強みを最大限に生かす???

 VF3G(W-CDMA)からインターネットは見れるのか???TVバンクから動画コンテンツは見れるのか?384kb/sの貧弱な回線で動画は見れるのか???HSDPA/HSUPAに投資する気はあるのか???WiMAX推進室をせっかく作ったのに解散するのか??

MOVIDA ENTERTAINMENTはゲームを配信できるのか???

グーグルは使えないのか???


3.営業体制について

 家電量販店へのチャネル、Yahoo! BBの販売代理店、Yahoo! JAPANを活用、スマートに販売?

 ボーダフォンショップ、2次代理店は使わないのか???


 ボーダフォンジャパンは代理店へのバックマージンを払わなくなった英ボーダフォンの政策判断による新規加入者獲得競争に敗れていったという過去を持つが、本当に加入者獲得競争に勝てるのか?ケータイ番号ポータビリティが今年11月から始まったら逃げられるのでは???


4.料金施策について

 「価格破壊」はやらない???

 1年前に『日本の価格は世界で最も高い』って、下げようって新聞広告までぶち上げたくせに、料金は下げないのか?? ソフバンのケータイマーケット参入に意義は何なのか???

 借金抱えてデフレスパイラルに入るのがようやく理解できたのか???


5.世界戦略について

 世界に5億人いるボーダフォンと提携???

 英ボーダフォンは米グーグルと手を組んだが、日本はヤフーと???

 ソフバンは今後、ボーダフォンというブランドを変更するらしいが、ソフバンで売れるか???

 ここのところライブドアにお株を奪われていたから、ソフバンをただブランドにしたいだけなのか???

 世界戦略は微塵も感じられない。。。



ブランド好き、大きいことが好きなソン様の思いつきに合わせて戦略を後付した感が否めない今回の買収。選択肢が残り1社の買収しかなかったし、新規事業者としてはやっていけないという判断、切り替えは正しいが、いつまで打ち出の小槌Yahoo!ブランドを使えるか。。。

MNP


AD

Samsung、8GバイトHDD携帯を発表

8GバイトHDDを搭載したSamsungのスマートフォン「SGH-i310」は、音楽再生機能を備えるほか、リムーバブルストレージとして使うこともできる。
2006年03月06日 12時58分 更新

 Samsung Electronicsは3月6日、世界初の8GバイトHDD搭載スマートフォンを発表した。

 この端末「SGH-i310」は音楽再生機能を備え、8GバイトのHDDには約2000曲を格納できる(1曲4Mバイトとした場合)。OSにはWindows Mobile 5.0を採用しており、これによりユーザーはプレイリスト、楽曲、ビデオをPCと同期させることができる。PCだけでなく、オンラインサービスから端末に直接音楽をダウンロードすることも可能だ。

 またこの端末はUSB 2.0とプラグ&プレイ機能により、リムーバブルストレージとして利用することもできる。さらに動画撮影もできるフラッシュ付き2メガピクセルカメラ、microSDカードスロット、ドキュメントビュワー、TV出力も備える。サイズは111.9×48.5×19.8ミリ、重さは120グラム。

 SamsungはこれまでにもHDD搭載の携帯電話を立ち上げている。2004年には世界初のHDD搭載携帯 を、昨年には3GバイトHDDを搭載した携帯電話 を発表した。

 SGH-i310は3月9日からドイツで開催されるCeBITで展示される。同製品は今年後半に欧州で発売される見通しだ。

AD

ヤフーが目指す「SNS以上」

ヤフーはSNSを、同社サービスのプラットフォームとして進化させる計画だ。純粋なコミュニケーションツールとして育ってきた「mixi」とは異なる方向を目指す。
2006年03月07日 10時56分 更新

 ヤフーはこのほど、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「Yahoo!360゜」(仮称)をオープンした(関連記事参照) 。機能は今のところ「mixi」とさほど変わらないが、今後は同社の別サービスと連携を進め、サービスプラットフォームに育てていく方針。純粋なコミュニケーションツールとして成長してきたmixiとは異なる方向を目指す。

画像 Yahoo!360°のユーザートップページ。デザインをテンプレートで変えられる点や、その時の気分を吹き出しに書き入れる「ひとこと」機能が好評という

 Yahoo!360°は、昨年3月にスタートした米Yahoo!の同名サービスの日本版という位置付け。昨夏ごろ開発に取りかかり、新生活で人間関係が広がる今春までのリリースを目指してきた。

 「コミュニケーションツールには国民性が色濃く出る」(同社メディア事業部ディレクション室の二宮鉄平さん)ため、米国版をベースにしつつ、国内SNSのデファクトスタンダードとなったmixiも意識しながら、日本独自のデザインや機能を取り入れた。

 日記やメッセージ送受信、「足あと」(アクセス履歴)、「Yahoo!メッセンジャー」のオンライン状況が分かる機能など、まずはコミュニケーションに必須の機能を装備。友人をタグで分類でき、タグごとに日記やプロフィールの公開範囲を決められる機能を備えたのも特徴だ。

 検索機能やコミュニティも近いうちに追加する予定。ユーザーの声を取り入れながら、機能の拡張や削減を柔軟に行っていく。

 個人向けサービスのプラットフォームを目指し、同社の他サービスと連携させる予定。アルバムやオークション、ショッピング、ブログ、メールなど、同社の約80サービスのうち「連携できないサービスはほとんどない」という。ただやみくもに連携させるのではなく、相性のいいものを厳選し、使いやすいサービスにしていく。ユーザーインタフェースも改良し、初心者を含めた多くのユーザーに使ってもらいたい考えだ。

 将来は、ブログや画像共有などCGM(コンシュマージェネレイティッドメディア)の情報を、各ユーザーに最適な形で見せてくれるメディアに育てたいという。「ネット上にCGM情報が増え、どれを見ていいか分からない状況になっている」と二宮さんは話し、SNSで友人の目を通した情報だけを得ることで、自分に必要な情報だけを効率よく収集できる仕組みにしたい考えだ。

 ユーザーの集め方は、「Yahoo!のメディアパワーを生かしてドーンと人を呼んでくる」という従来の手法とは異なる。SNSは知り合い同士のコミュニケーションが基本。少人数でも活発に使ってもらうことが拡大につながるため、まずは招待制を採用し、知り合い同士で参加してもらってコミュニケーションを活性化し、その上でISP会員などに開放してすそ野を広げる作戦だ。

 収益を得る方法は、まだ具体的には考えていないという。人が集まり、濃いコミュニケーションが行われる空間が構築できれば、収益は後から付いてくるという考えだ。

 オープン当初から「すごい勢いでユーザーが増えている」といい、注目度は高いようだ。しかし「独自の機能が少ないままだとユーザーが離れてしまう」とし、次々に新機能を追加していきたいという。

 ヤフーのSNSは、人間関係をベースにしつつ、さまざまなサービスを組み入れた新しいツールへの進化を目指す。「友人ネットワークにとどまらない、“SNSを超えたもの”にしたい」


======================================================================



AD
AT&T、ベルサウスを670億ドルで買収へ--全米最大の電話会社誕生
文:Marguerite Reardon(CNET News.com)
翻訳校正:坂和敏(編集部)
2006/03/06 08:28

[午前10時45分更新] 米通信会社のAT&Tは米国時間5日、同じく旧地域電話会社のBellSouthを670億ドル相当の株式交換で買収することを明らかにした。これにより、業界第2位のVerizon Communicationsを大きく引き離す大規模通信事業者が誕生することになる。

 現在のAT&Tは、地域電話会社のSBC Communicationsが昨年、長距離通信に特化していた旧AT&Tを買収して誕生(買収後に社名をAT&Tに変更)したもので、現在米西部および南西部を中心に13の州でサービスを提供している。

 米国第3位の地域電話会社であるBellSouthとの合併により、AT&Tは新たに南東部の9州を加え、合計22の州でサービスを提供することになる。合併後の新会社は約7000万人の顧客を抱え、年間売上は1300億ドル規模になると見られている。

 さらに、AT&Tは同社とBellSouthの合弁会社であるCingular Wirelessの経営権も完全に傘下に収めることになる。5400万人以上の契約者を持つCingular Wirelessは、全米最大級の携帯電話事業者と考えられているが、AT&Tは現在Cingularの60%を保有している。


======================================================================

このブログを書いた一発目の記事がSBCによるAT&Tの買収話。


あれから1年。VerizonがMCIを買収し、SprintがNEXTELを買収。


アメリカでは固定電話会社、携帯電話会社双方が壮絶な競争を繰り返し、ついには昔に戻ってしまった。

これからは携帯電話会社を中心に国際間の競争が始まる。


ヨーロッパでは既に隣国間では携帯電話会社が隣の国に進出して国境を越えたサービスを展開している。

IP化に伴う固定電話会社の収益減少は深刻で、携帯電話会社が固定電話会社を呑み込んでいく。


アジアでもまずは自国内の競争、それから中国を除く自由市場の国際間への競争へと展開していくだろう。


そして日本は3強時代。

3強のうち、足枷の無い会社は世界へ羽ばたけるか。。。世界一とかNo.1が好きな人だから。。。




ソフトバンク、ボーダフォン日本法人1.7―2兆円で全株取得へ

 ソフトバンクは英ボーダフォンから、国内携帯電話3位のボーダフォン日本法人の全株式を取得する方向で大筋合意した。買収額は1兆7000億―2兆円の見込みで、日本企業による買収としては過去最大級となる。買収によりソフトバンクは固定電話から携帯電話まで手がける売上高約2兆5000億円の総合通信会社となり、通信第2位のKDDIに匹敵する企業規模となる。

 ソフトバンクは2月末までに英ボーダフォンに買収を提案、4日までに受け入れの回答を受けた。週明けにもデューデリジェンス(資産査定)を始め、買収額の最終交渉に入る。英ボーダフォンはボーダフォン日本法人の株式を約98%保有しており、保有分をすべてソフトバンクが買い取る方向。機関投資家などが保有する残り約2%は取得しない。3月末までの最終合意を目指す。

[2006年3月4日/日本経済新聞 夕刊]

ソフトバンク、英ボーダフォンと業務提携へ

 ソフトバンクは英ボーダフォン日本法人を買収するのを機に、ボーダフォン本社と携帯電話やインターネット分野で業務提携することで基本合意に達した。協力関係を深め、相互に技術やノウハウを供与する。ソフトバンクが出資するポータル(玄関)サイト世界最大手の米ヤフーも参加。世界で5億人の加入者を持つボーダフォンとソフトバンク・ヤフー連合が組み、携帯電話での動画配信などの新事業の国際展開をめざす。

 両グループは「戦略的提携」と位置づけ、世界的に需要が拡大すると見られている携帯電話向けの動画配信技術の共同開発を柱にする見通し。日本で実績のあるソフトバンクの動画配信ノウハウを活用。課金システムやネット広告のビジネスモデルを提供する。携帯電話を使ったネットオークションや金融決済など新サービスの開発や共同運用も手掛ける。

[2006年3月5日 Nikkei Net]

通信、競争軸激減へ・ソフトバンク、ネット配信武器

 ソフトバンクによるボーダフォン日本法人の買収によって、1985年の自由化以来の通信再編は一段落し、NTT、KDDI、ソフトバンクの3グループによる総力戦が始まる。ソフトバンクは巨額買収のリスクを背負うことになるが、同社のコンテンツ(情報の内容)やサービスは巨人NTTにも脅威。競争の激化が料金引き下げや多彩なサービスの登場を促す可能性もある。

 「どんな手段であれ必ず携帯電話事業に参入する」。かねて孫正義社長が宣言していた通り、ソフトバンクは最短距離で携帯市場への進出を果たす。だが、2兆円規模の買収という乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負に課題も少なくない。

[2006年3月5日 Nikkei Net]

=======================================================================

ソフトバンクによるボーダフォン日本法人(旧J-Phone)買収は日本のみならず、英国、世界でもニュースになっているが、通信三国時代のいよいよ最終章に入ったことを示している。

(英ボーダフォンによる日本マーケットからの撤収といったほうが良いか?)

NTT法、独占禁止の監視による足枷を履いたNTTグループ、auが好調とはいえ固定系に苦戦するKDDI、ADSLのみが好調だが、携帯ではいまひとつ成長戦略を描ききれないソフトバンクグループ。

この三つ巴の競争に、固定通信の光化という流れ、新規参入事業者参入、携帯番号ポータビリティ(MNP)という携帯電話事業の競争激化、FMCという御旗の下での固定事業者と携帯事業者と融合の流れ、さらには配信事業と通信・放送の融合と流れ、新たな電子マネー事業、この中で3つのグループはどのようにして生き残り戦略を考えているのだろう。

1.固定通信の光化の流れ(コンシューマー+BBインフラ)

インターネットアクセスサービス、オンラインサービスの盛況に重要なBB加入者の急速な増加をもたらし、貢献してきたADSLがここにきて急減速してきている。No.1のNTT東西・フレッツADSLは最盛期で月間30万加入の増加あったものが、次年度は減少に転じるとの事業計画を発表している。ソフトバンク(Yahoo!BB DSL)も月間1万加入の増加しかなく、500万加入で停滞している。3位のイーアクセスも150万加入程度で停滞、4位のACCAはコンシューマーよりむしろビジネス向けにシフトしている。

一方の光アクセスサービスは、去年の倍増で合計加入者は2005年12月末で460万加入を超え、2006年3月末には500万加入を超えているだろう。2位の関西電力系K-Opticom、KDDIと提携を表明したTEPCO光、USENも力を入れているが、ソフトバンクあるいは新興のイーアクセス、ACCAは全く力を入れていないでNTT東西の独占がつづいている。

現在のBB加入者2300万加入(世帯数の50%加入率)は2006年末にはADSL約1500万、光は700~750万加入に到達し、CATVの350万も含め、BB加入者は2500-2600万加入に到達し、1/3を光が占めるようになり、鮮明に光にシフトしてきている。

こうなるとBBインフラの競争はますますNTT東西が独占していくことになる。これに対してKDDIやソフトバンク、イーアクセスの苦戦は必死である。ということは、携帯事業にこれから莫大な投資をつぎ込まなければならないソフトバンク、イーアクセスは稼ぎの中心に成長したADSL事業に早くも黄信号がともり、携帯事業へも大きく影響するだろう。ACCAはNTTコムとともに生き残りの道(ビジネスユーザ獲得?)を模索するしかないだろう。

その意味でもソフトバンクの選択肢としては自らが一から築き上げるより買収したほうが手っ取り早い道(あるいは唯一の選択肢?)だった。これでイーアクセスには携帯ローミングはドコモしか相手がいなくなった。

2.携帯通信の競争激化の流れ

通信ビジネスの中で唯一好調だった携帯電話事業、NTTドコモ、KDDI(au)、ボーダフォン(旧Jフォン)による寡占状態にあったマーケット、これが10数年ぶりの競争原理がもたらされた。新規参入によりソフトバンク、イーアクセス、IPモバイルに無線事業の免許が付与された。2006年後半、もしくは2007年からの本格参入に向けてマーケットが熱くなってきている。これに唯一PHSで生き残ったウィルコムを交え、激しい加入者獲得競争、価格競争が繰り広げられている。

既存3社はこれからの競争に備え、高速広帯域に向けた3Gへの投資、コンテンツビジネス確立に向けた高機能端末開発競争、これまでの3社間での競争により加入者は9000万加入(うち3Gは4000万超)を越えた。PHSの300万加入を加え、人口対加入率では70%を越え、次第に飽和化減少へ進みつつある。年間の増加率は250-300加入増であるから2006年、2007年には9500万程度になり、これに新規参入事業者を加えると1億超、80-90%の加入率となり、いよいよ飽和現象に拍車がかかり、ますますの加入者獲得のための価格低下競争が進んでいる。事実、PHS事業者ウィルコムは音声サービス定額制へ突入し、これにau、ドコモ、ボーダフォンがデータ(メール)定額制に突入してきている。

さらには2006年後半、2007年から本格的にMNPサービスが始まり、携帯番号はそのままで他のサービスのよい、あるいは端末のかっこいい携帯事業者へ移ることが可能になる。これにより現在苦戦を強いられているボーダフォンあるいはいくら好調とはいえドコモあるいはauも加入者引きとめ対策に投資を余儀なくされるだろう。

特に、ソフトバンクの参入はドコモ、KDDIに大きなインパクトを与え、あらゆる営業政策、マーケティング戦略を変えていくだろう。しかし、これは固定通信で起こったソフトバンク(Yahoo!BB)による価格低減、加入者増進をもたらすだろうか?自前で携帯への参入を描いていたソフトバンクは予想以上に投資がかかると見るや突如としてソン様は設備投資に慎重な姿勢を見せたが、ここに来て予想通りボーダフォンを手に入れたソフトバンクはADSLとは同じ道をたどり、Yahoo!(日本法人)あるいはTVバンク、あるいはVF本体に活路を見出すかもしれない。

こうなるとインフラ投資回収モデルのドコモやKDDI(au)には脅威だろう。これまでの通信料ARPUからコンテンツ回収ARPUに益々舵を切らざるを得なくなる。

さらにはその後ろにWiMAX vs HSDPA/HSUPAという3.5G間の争い、携帯のALL-IP化への投資も控えており、これまで以上に加速する技術の進展も頭痛の種である。

こうなると携帯インフラの競争はNTTドコモ、KDDI(au)やソフトバンク(ボーダフォン)の三つ巴へますます寡占化して行き、体力勝負となるだろう。、イーアクセス、IPモバイル、ウィルコムは苦戦し、3社への吸収・合併、売却というシナリオが描ける。

この点からもソフトバンクは生き残りのためにもボーダフォン買収が近道といえる。

3.FMCと固定・携帯事業者の融合

NTTグループの発表した事業計画では次世代NGNにはNTT地域会社が主体となるが、固定通信のことしか描かれていない。即ち、携帯インフラは以前ドコモが主体となる。つまり、FMCに向けたインフラは相変わらず、ドコモ、NTT持株・東西の縦割りのままで、サービスへの統合のシナリオが見て取れない。また、独占の足枷により再編論議再燃に繋がりかねないセンシティブな問題であり、掛け声はかけるが到着地点が読み取れないので時間稼ぎをするだけだろう。

一方のKDDIは唯一の固定・携帯事業を単独で提供しているため、オノデラシャチョーの掛け声のもと、ウルトラ3Gコンセプトにより邁進はしているかのように見える。しかしながら、固定電話での『メタルプラス』あるいは『光プラス』事業の失敗、東京電力/パワードコムの買収による効果・成長路線を描けていないため、掛け声倒れに終わるだろう。

そしてボーダフォンを手に入れたソフトバンク、こちらの固定通信事業・日本テレコム『おとくライン』も金食い虫状態でうまくいっていないが、旧知の仲であるJフォンとは意外とうまくいくかもしれない。データ系はADSLで成長が止まったYahoo!BBと最も3Gへの取り組みが遅れたボーダフォンの組み合わせで、必死こいてうまくいくかもしれない。3社の後発であるから。。

イーアクセスはADSL+WIMAXといった組み合わせで新たなチャレンジを仕掛けられるかもしれない。

4.配信事業と放送・通信の融合

USEN Gyaoの成功による配信事業への期待、あるいは携帯での着うたフルの成功、ここに来てiPODによる音楽配信の成功と映像配信への進出と、固定・携帯を問わず配信事業には関心が高まってきた。

NTTグループではドコモの楽天との提携、日テレとの提携、レゾナントによるgoo(ポータル)、子会社による4th mediaあるいはコムのOCNシアター、KDDIではEZWEB/着うたフル、ワンセグ対応あるいはマルチマッチングBB(ゲーム)、DION BB配信、ソフトバンクではBB!TVによるADSLでの配信経験、TVバンクの設立、Yahoo!(ポータル)、ガンホー(ゲーム)、そしてボーダフォン買収による携帯への映像配信提携と、3社とも既に配信事業による新たな収益モデル確立に向けて固定・携帯を問わず、試験、導入、提携とに向けてアクションを起こしている。

3社では携帯のドコモ、auの着うたでは先行・成功しているが、この分野はまだ模索状態にある。特にコンテンツ配信は著作権の問題が尾を引いており、政府主導の下著作権手続きの簡素化、IPによる地上波再放送の問題、コンテンツ世界戦略等々解決していくことにより、放送と通信の提携・融合あるいは放送事業の再編へと進むだろう。

この分野では有力なポータル、コンテンツ配信の経験からソフトバンクがリードしており、ボーダフォンとの提携により国内外を問わず携帯分野への展開を加速化させるだろう。NTT、KDDIにはコンテンツ側のプロ(グループ会社も含め)がいないので、この分野では提携を加速化させるべきだろうが、提携はうまくいかないケースが多い。専門会社の買収も含め、本気で考える必要があろう。

5.新しい電子マネービジネス等

ドコモやauの電子マネー化対応端末のスタートにより携帯事業の収益モデルの模索が始まっている。当面はJRとの提携や電子小銭入れ程度からのスタートであるが、これはSUICAやEdyが急速に成長したように一旦加入者数が指数関数的に加速するとますます仕組みが便利になっていき、携帯事業の新たな収益モデルとして確立されるかもしれない。

ボーダフォンはまだこの分野では遅れていたが、ソフトバンクによる買収で大きく変化していくだろう。

6.まとめ

ソフトバンクによるボーダフォン買収による影響をランダムに、思いつくままに書いた。予想が当たるかどうかは分からないが、ただ一ついえるのはADSLの参入時と同様、何をするか分からない(コンテンツや過去のビジネスモデル)人種が、通信しか知らないNTT、KDDIと本格競争ができる基盤を手に入れたということである。これにより、益々3社に寡占化されていき、価格競争により基本サービス価格が低減していくことも確実であり、ネットワークインフラとしてのマーケットが縮退していくことは確実である。

しかしながら、一方でパーソナルインフラで携帯端末をプラットフォームとするコンテンツ流通マーケットが拡大していくことも確実である。